mimi's world * HOPE and DESIRE

_______ BE-lie-VE * be-LIE ve * believe...the SHAMs for heart healing * mimi's world-7 _______

Valentine ... x x x x  

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BY mimi's world - 7* HOPE and DESIRE

FROM mimi's world - 1 * DEEP SEA
FROM mimi's world - 2 * WHITE NIGHT
FROM mimi's world - 3 * POLAR NIGHT
FROM mimi's world - 4 * BLACK SKY
FROM the DOOR* - mimi's SALOON from far away beyond beautyful sea


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「 お疲れさま。 」


スタジオを後にして外に出ると・・・

・・・冷たい風が吹いた。この季節の冷たい空気は とても澄んでいて、上を見上げると降って来そうなほどの、たくさんの瞬く星が綺麗だといつも思う。


______ ピッ


車のドアを開けて、エンジンを掛け少し経ったらヒーターをつけようと思っていた。
両手をこすり合わせて、両手を口元に・・・

・・・はーぁ、っと、両手に息を吹きかけて、目を瞑ると思い出す。

目を開けて窓の外を見上げると、新月に近い今日の夜空に浮ぶ・・・たくさんの星の煌めき。
星の光に棘を思わせる・・・

・・・自分の心に存在していた、いろいろな想いが蘇る。



今日は・・・

特別なのかもしれない。



エンジンの温度が上がったのを確認すると、ヒーターをつけた。シートウォーマーのスイッチに手を伸ばし・・・ 思わず微笑んでしまう。

(ふふ。・・・助手席側も、つけとこう。)

右手を伸ばし、シートが温かく成ってゆくのを感じて、その手を握り締めた。

自分の夢の中に感じた・・・バラの棘

自分の右手に浮ぶ血は、苦しくなるほど切なかった心の中に負った傷の現われだったとは、自分でも思う。

白いバラは、何色にも変えられるけれど・・・

・・・色づいたバラは・・・

元に戻せない。 __________________




スタジオのある建物のドアから、光が漏れて・・・

その光の中から出てきた人を・・・今日は・・・待っていた。


少し離れたここから遠目で見ても、はぁーっと両手に息を吹きかけたのが見える。
寒く冷え込んだ空気の中に見えた・・・

・・・白い・・・君の吐息。


両手を胸の前で握り合わせて、きょろきょろ探していたけれど、直ぐに気付いて駆け寄ってきた。

ドアを開けて外に出て、手を振りながら近づいて・・・

その右手を伸ばせば、左手を自然に差し出してぎゅっと握ってくれる。
右手を温めていたのは、君の為に。冷たい君の手を包み込んで、握り返したら感じる。


お互いが感じた傷を負った手。だから・・・

・・・お互いの心の中まで癒し合える様な、この瞬間を待っていた。


自然に自分の両手に吹きかけた、白い息。
白い何色にも変わるバラの・・・恋の吐息は、“ 私は貴方に相応しい” と、・・・“ 約束を守る。”



二人の間の約束は・・・


敦賀さん・・・


最上さん・・・





・・・両手を包み合い、お互いに・・・


白い吐息を、ふーっと掛け合うと・・・


二人で見詰め合い・・・

・・・微笑み合い


その上に重ねた両手で、もっと・・・強く包んだら・・・

・・・二人は手を開く事無く

お互いに心で感じる・ ・ ・ ・




________ 今・・・何色・・・?




二人の心の中の傷を癒しあう為には、それぞれが・・・

自分で感じる・・・

・・・その手の中の、魔法の色


心で感じた今の色が・・・

・・・自分の、隠れた気持ちだと思えるから・・・


君の手の中の色も・・・

自分の手の中の色も・・・


・・・お互いに言い合わなくて


二人のそれぞれの心の中に秘めたまま・・・の・・・約束・・・



白いバラの純真な愛は・・・

・・・これから

赤いバラの真実の愛に・・・

・・・気付いたから


蒼い魔法の・・・変わらぬ愛で・・・

二人の心の傷が・・・

・・・埋まるといい


お互いがきっと・・・

知らないまま過ごしたあの日・・・

それぞれが意味を隠して・・・

・・・そっと、自分だけの秘密にしておいた・・・心の中




_______ 敦賀さん ・・・



「 ん? なぁに・・・」



_______ 最上さん ・・・



「 はい・・・ なんでしょう・・・」




星が降ってきそうに、瞬き輝く・・・

・・・新月に程近い、暗い夜



何も言わなくても、お互いが感じている・・・心の中の・・・

・・・色は・・・


同じであって欲しいと望むのも・・・

・・・二人の間では、解り合えるほど感じる想い




苦しくて、息が出来ないほどに・・・

切なくて、息を忘れるほどに・・・


・・・そして

愛しくて、涙を吸い取ってもらいたいほどに・・・


・・・両手に包んだお互いの魔法・・・



_______ でもね ・・・



二人ともが・・・心に刺さった棘の様なこの痛みを・・・感じていた事・・・


二人の間の、お互いが言葉に成らない・・・

・・・この想いを・・・当分 秘密と約束するまでも無く、暗黙の了解 

それほどに、お互いを解り合えるといい. . . _____________


君に触れる事が許される、その瞬間に・・・ドロドロとした汚い感情でいたくない

_____ 何より、自分のそんなエゴイズムで君を混乱させるのは、あまりに可哀そうで・・・



あの日・・・


君がカフェテリアから持ってきた・・・ワインゼリーと同じ色のスプーン。
その色は・・・


・ ・ ・ロゼカラー



スプーンを上に向けて、その左手で測ってたのは・・・なぜ・・・?


あの時は全く知る由も無かった謎の行動に、自分が選んでしまったバラの色。

きっと、君の頭の中で想像した事は、楽屋で貰ったワインゼリーのバラの花が二つと・・・

・・・その蕾をイメージしてくれていたんだよね。



“ 二つの咲いたバラの花、一つの蕾。”



この花言葉の意味に、当分秘密にしたかったのは・・・

・・・君からの・・・

君の人生の中で拒み続けてきた事へ、心を開いてくれたと思った・・・

・・・君からの・・・

赤いバラの、心からの真実の愛は、当分秘密にしたいと云う事だった・・・?



それに・・・
気付かないフリをして、赤で埋まったグラスから・・・


・・・一口 . . . _____________


「 美味しいね・・・どんどんいける・・・コレ。 」


君からの気持ちとして受け取って、“ ツルンで安直 ”に、受け取ってもいいのかなと思い始めたあの時・・・


・・・自分の心も開かされていたと、思った。


人を愛してはいけないと、心に決めて生きてきたはずだったから、自分の心に戒める様に言い聞かせて働かせた、学習能力。

でも・・・


_______ 私が美味しいと思うものは、・・・子供味だと思って・・・



その言葉に・・・


はっとした。



君が秘密にしたいと思っているならば、その気持ちも受け入れてあげたいと云う思いに、赤いバラの意味を綺麗に受け入れてあげたいと思い始めた事も・・・


赤いバラには・・・

咲いた花の・・・どうか、私を射止めて・・・

と・・・

君が加えたスプーンの蕾の・・・ 貴方に尽くします・・・


・・・その意味がある事を知っているよ。



だからね、赤いバラと白いバラが半分ずつなった様に見えた時に思った。

赤と白の二つのバラが合わさると、“ 温かい心で、和合します ”の意味に・・・

“ 希望ありだよ、貴方の幸運を祈ります ”のバラの葉にもある意味に・・・


______. . . ここで . . . もしかしたら、俺は、“ 特別 ”待遇なのかもしれない・・・
なんて、思うのは. . ._________


自分に揺るがない自信が欲しかったから、そう思ったからこそ・・・その言葉が頭をよぎった。


だから・・・君の気持ちが嬉しくて、君の気持ちを全部受け入れた時に残った・・・

透明になったクリスタルのバラ・・・


ガラスのバラなのに、何故・・・クリスタルと言ったのかに、気が付かなかったの・・・?

その意味に、たくさん込めた自分の気持ちだったんだけどな。

君が当分、秘密にしたいと思っている、想いだろうと・・・



白いバラの・・・

“ 約束を守る ” と・・・ 

“ 自分は、貴方に相応しい” に・・・

ガラスのように壊れやすく、簡単に割れてしまう様な気持ちでは無い事を、伝えたくて・・・

・・・透明になったクリスタルのバラには、クリスタルの・・・浄化・・・

自分の閉じた心を、開かされた瞬間だった。



だから、本当は・・・
口の中に残ったこの味を、一緒に味わって欲しかったんだけどな. . . ______


唇を重ねるのを躊躇ったのは、自分が言ってしまった事だから、どうしても出来なかった。
一瞬湧いた自分の欲・・・でもね、君がとても純粋なままの・・・

・・・子供の時の変わらない笑顔を俺に向けたから



ドロドロとした感情のままの俺を、君の中で、ただ一度の間違いにして欲しくなかった。


それほど、君に恋をしていたと・・・気が付かされた時だった。



_______ だって、だって、この器のこの状態っ・・・


クイーンローザ・・・みたいでしょ ――― ・・・!? 

だから私っ、敦賀さんにゼリー贈るなら、絶対コレ―――って・・・!!




そう言った君・・・



ここで. . . _________



アイツ・・・不破と同じ様に、俺にも・・・君は同じ様に話しかけてくれたよね。


それが・・・

・・・すごく嬉しくて




それに、クイーンローザはね・・・

悲しみの涙を吸って、咲いた・・・


深い悲しみの涙を、たくさん吸い取って、一つの喜びを産み出した凛と美しい大輪の・・・



・・・ピンクのバラ



他の何にも変えられない、自分の気持ちを贈ったつもりだった。

君に返されない様に仕組んだつもりで、どうしても受け取って欲しかった自分の気持ち。

・・・この恋の誓いを

二人の両手で包んで・・・

感じ合いたいと、その・・・ピンクの魔法に、願いを込めて 



蒼い魔法は、子供の頃の自分の涙と、君のたくさんの涙とを吸い取ってきて

その二人の悲しみの涙から・・・

新しく生まれて欲しい・・・

・ ・・二人の、ピンクの魔法・・・恋を誓い・・・愛が始まる様に


嬉しいのに切なくて・・・

楽しいのに辛くて・・・

幸せなのに苦しくて・・・


愛を知るとはこんなにも・・・心から痛みを感じ、棘が刺さって抜けない様な自らを自らで傷つけるかの様で、それでも、それでも・・・


止め処なく溢れ続け、苦しくて心に溜まった涙が溢れそうになる・・・

この涙が溢れたら、きっと・・・君が魔法で吸い取って、また・・・

凛と美しく大きな一つの愛が始まって欲しいと、願わずにはいられないから。



君が・・・

うんん・・・俺が・・・


君の心からも溢れそうな涙を・・・吸い取ってあげたい. . . _________


そう・・・
いつでも・・・

そして、いつか・・・


二人で、凛と美しく咲き誇る様な・・・大きな愛が始まると心からの涙と共に

・・・願わずにいられない


包み合った両手を引き寄せて・・・

この腕の中で、甘い時間で君を包んで・・・

二人ともが心を開いて許し合いながら、育てていく為に必要なのは・・・


・・・涙


もっと、もっと、もっと、苦しいほどに心を痛める様に、恋を感じ合って

心の底から止め処なく涙が溢れ続ける様な、純粋な心で

純粋な白がピンクに色づき始めたら、元にはもう戻れない・・・

もっと、もっと、もっと、恋のピンクが深まって、君がくれた赤になるまで

心の底から止め処なく溢れ続ける涙は、いずれ・・・

・・・枯れてひび割れた心の底を潤しながら、自分を見詰められる程に満たされ、自分を映し出す鏡の様な泉に成って、その泉の水をたくさん吸って大きく育つ一輪の・・・

ピンクのバラ・・・

・・・愛の始まりが・・・凛と美しく、涙の畔に咲きますように



_______ 私が美味しいと思うものでは、子供味だと・・・思って・・・



君が自分に合わせて、大人になろうと努力していたのを感じて

・・・いつでも、大人にしてあげる


ワインに浸けたままで、一晩を過ごし、新しい朝に二人で見たのは・・・

・・・真っ赤に染まった、バラだった


でもね・・・

大人の恋ほど、切なくて辛くて苦しいものだと、心の底から湧き出る涙と共に感じたのは、

・・・お互いに・・だったかも知れないね

二人の育てる気持ちは、まだ、これから


もっと・・・

もっと・・・

もっと・・・


心が締め付けられるほどの、切なさに目を瞑り・・・

息が出来ないほどの、苦しさに耐えて・・・

痛みを感じるほどの、辛さに涙が溢れて・・・


・・・でも、その涙が愛しくて、終わりの無い繰り返しが生み出す、本気の愛を


両手を包んで思う

ずっと、居よう・・・一緒に.・・・一緒に居たらきっと・・・


・・・この手がくれる勇気がもっと湧いて


そして・・・ ______________


二人の間の約束は・・・

当分、秘密の思いを兼ねて。



「 さむっ。」


そう言った君の両手に、はーっと息を吹きかけて・・・でも白い息は、少しだけで直ぐに見えなくなって消えた。

二人で見詰め合うと、心の中が温かくなってゆくのを感じる。


「 はいはい、じゃぁ早く入って。 」


ドアを開けて、温めておいた車の中に君を連れて行く。

座ったのを確認して、ドアを閉めて空を見上げたら・・・綺麗な星が、自分達を見ていてくれる。

今夜は、心に刺さる様な苦しい感情ではなくて・・・

仄かに温かい、ふわふわの浮き立つような夜になるといいな・・・と、見上げた星に願う。



_______ バタン ・・・


コポコポ・・・


「 今日のご飯、何? 」


ドアを閉めて、シートベルトを伸ばし下を向いたまま話しかけたら、その助手席の方から漂う、リンゴのような爽やかな香り・・・


「 はい、どうぞ。敦賀さん。 」


目の前に差し出されたのは、湯気の立つ水筒のフタ・・・
・・・中を覗くと、薄いオレンジ色のお茶が入っている。


「 お疲れさまです。
・・・お食事の前に、一息・・・入れませんか? 」


(ん・・・?)

自分が言いたかった誘い文句に驚いた。まぁ、確かにCMで全国放送されているのだから、彼女が知ってても、別に可笑しくは無い事で・・・


「 温まりますよ。 」


両手でそれを受け取って、微笑みながら香りと共に一口飲んだ。
くすっ。思わず笑みがこぼれる・・・


・・・カモミール・ティ


(メルヘン好きの彼女が見る夢の中には、いつも・・・この花を降らせる妖精がいるんだよな。)



_____________ バレンタインデーから始まった、新しい思い出。


二人の新しい気持ちの始まりに、思う。

二人のこれからが、どうか・・・何色にも染まりながら始まったけれど、凛と美しく咲き誇る様なものに成ってくれるとの想いを寄せて微笑んだ。


二人の恋が始まった、この日。二人の恋の誕生日の・・・


バレンタインデー xxxx

2月14日の、誕生花・・・ カミツレ

薄いオレンジ色の、カモミール・ティ。この花の仄かな爽やかな香りにも、想いを寄せて微笑む。

この花の意味にも期待を寄せて _______________


カミツレ、カモミール・・・ “ 親交を、深めたい・・・”



「 ありがとう・・・」

頬にキスでお返しすると、外の空気で冷たくなっていたと唇から感じた。だから・・・

そのまま唇にちゅっとすると・・・

・・・顔から火が出そうになるほど、熱くなる事もね、もう・・・知ってるから。


二人の関係は・・・

世間には、当分 秘密・・・


・・・二人の間の、約束だよ _______________


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TB: --
mimi's world from Ren Tsuruga and Chuehonn Hizuri
Love Letter from RT and CH

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