mimi's world * HOPE and DESIRE

_______ BE-lie-VE * be-LIE ve * believe...the SHAMs for heart healing * mimi's world-7 _______


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To be my Grace * UNDER WORLDS

― THE GOD for A GODDESS ―

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そして、ここにもう一人・・・・

それよりも3時間ほど後の事だった。










_____ ふん、ふふん、ふ~ん~~♪




スーパー鼻歌も出る。今日のオレ。

このオレ様は、当たり前の様に、トップチャートを総なめの為、

レイノに会ってもなんとも思わねぇ。 そんな日々。


いろいろな事が万事順調でスーパー・ハッピーな生番だった、今日の収録。

その収録終わり。忙しかった今日もこれで仕事は終わりだった。

なので・・・



________  バタン。


祥子さんはメシ屋の個室を予約に行ったので、楽しみにしていたライブ中継では見れなかったキョーコとアイツ。敦賀のヤローの映画プレビュー会見を見たくても、見れないで居たオレ様がやっと腰を吸えて見れる時間がやってきた。

さっき・・・

収録後、レイノがなんかヘンな事、言ってきやがるから、ちょ~~気に成っていた。


“ 最近、お前。 キョーコに会ったか? ”


その後・・・ちょ~気に成ったのは・・・


“ 1年ぐらい、会ってないんじゃないか? ”



・・・。んなことねぇよ。


と、言い返したが・・・

実際問題キョーコのヤツ電話にもでねぇし、映画の撮影だって事は知ってたけど・・。

でも、なんでレイノのヤツが、一年。って分かったのかが、気に成っていた。


( まっ。 この映画撮影は10ヶ月とかかかるって聞いたしな。 )

ウンウン。と一人納得。んで、ついでに・・・


この、トップを走るオレ様も・・・それに乗ってやろ~ってんだから、感謝しろよ。

この映画の続きが出来ると多分、まだその頃はクランクアップしていない今から数ヶ月前に、すでに立候補してやった。もちろん・・・

キョーコの為。

このビッグなオレの名前も利用しろってんだ。


( まっ・・・ゴージャスター・・・も、いるけどな・・・。)

ゴージャスターのビッグなヤツが、主役なんだから・・・

当たり前だと思っていた・・・さっき。小耳に挟んだ待ち時間。


リハが終わったその直後、その他の出演者は衣装にもう着替えてリハーサルをしていたから、以外にだらっとしていたけれど、忙しいオレはリハにも滑り込みセ~フだった為、
まだ衣装に着替えても無いし、メイクもまだだった。

直ぐにメイク室に向おうと思って出たスタジオ。

スタジオの外廊下でたむろって話しているヤツラが見ていたスマフォ。

なにやら・・・みんな・・・とりあえず全員が・・・


_____ おぉぉぉぉぉ~~~~!


とか、


_____ きゃぁぁぁあ~~~~!


とか、


_____ えぇぇぇええっ~~~!


とか・・・・?



( 何? ナニ? なに? )


自分のスマフォは祥子さんに預けていて、ちょっと気になるモンでも見たいけど、


「 祥子さ~ん、携帯出して~ 」


と手を出しても、ええっっとぉ・・・あっ!そうそう! ちょっと出てくるから、貴方はきちんと衣装に着替えて来なさい。それで、楽屋に呼びに行くから・・・

・・・絶対に楽屋から出るな。


( ・・んな感じ・・・。 )

それにはアイツとキョーコの映画プレビューを見せない様だとは思っていた。
だって、廊下でさっきのオドロキと共に、メイク室に急ぐオレの後ろで微かに聞こえた


“ スゲ~っ! 絶対、話題作、決定じゃん !! ”


・・・って言葉。


( そら、そうだろ。ゴージャスターが出てんだから。 )

トップにこの世界では君臨する、パーフェクト絶対音感の・・・

音楽の神だぞ、オレ。

そのオレ様にたてつく事が出来るのは、ゴージャスターの俳優の神だけ。


それには、ゴージャスターをライバルだと思える自分が実は、何がしか誇らしい。

そんなライバル自慢もしてやりてぇけど、ライバルであるアイツにも・・・

俺のライバルで居る限り、絶対ゼッタイ、ぜっってーに活躍してトップで居て欲しいと
密かに違う方向で応援したりしてみたり。

それに、京子が一流になってくんねぇと・・・


この業界のトップには、もれなく それに見合ったいい女が付いて来る。


( うん、ソレ。 )

キョーコをいい女優に仕立て上げてくんねぇと、オレ様からは今の所たいしてどうにも出来ない俳優としての地位。もれなくオレに付いて来るほど、いい女にみせろよ。と、
エールを送りたくもあり・・・

オレのネーム・バリューも貸してやる。次回作には ゼヒ!っっっと、ぎゃんと乗り込んでやった。

オレ様とアイツ。

この二人が名前を出したら、絶対! アイツに興味のねぇ・・・
アイドル追っかけ命!のファンまでも食いついてきてくれると思っている。


(・・・ってか、アイツに興味にねぇヤツなんて居るんか?この世に? )

そんな事まで思うけれど、や~~っとウェブがやって来た。ず~っとグルグル待ちだった。


_____ ・・・本番が終わったらね。 

それまで祥子さんは、その言葉通り自分の鞄にオレのスマフォを入れて、ぎゅっと奪われないように持っていたのは、スリ対策・・・じゃぁ、無い様にもみえた、・・・けど

本番終わったぞ~。と楽屋に着いて手を出したら、じゃぁ・・・と言って出してはくれたものの、オレから目を離さずにじーっと見ているもんだから、着替える。と言って追い出した。

祥子さん、メシ~。と言って電話を祥子さんが出した隙に、廊下でやって。と押し出しの白星だった。

祥子さんの、本番後なら・・の雰囲気が、仕方ないってのと、言い出すのを躊躇っていたのには、どんな理由が在ったのかは、映画の中にキスシーンやら、それ以上が入っているからだと思ってはいる。それは、女優にとって必要だと・・・まぁまぁ思える。

ゴージャスターがどんな事を してやったりしているのかの確認もしたかった。



グルグル終わり、直ぐに綺麗な音楽が流れて来ていた。


( ・・・なるほど、電子音とシンセサイザー、それにハープ。 )

声に至っては、歌詞は無し。

賛美歌の様な、少年合唱団の美声のような、でも、ビブラートが掛かっているソプラノと掛かっていないソプラノ同士。・・・女の声だなこれは。
・・・そんな事まで聞き分けられるオレ。
その後の違うのは電子音の重なりに、ピアノ。バスが心音みたいだ・・・。

( フンフン、ふんふん・・・♪ フムフム、なるほろな。 )

ブツっと最後、テレビを消した様な小さな音が入っていて、ザーって砂嵐の音が最後1拍だけ入っている。和音がピアノとシンセ1オクターブ違いで、1音ずつそれに半拍子ずれてる。この辺は普通の奴には聞き分けられねぇ、いや・・・聞こえない。

その聞こえない音が無意識に脳の中に残る事は、オレ様だって判る事。


( む~~ん。 ・・・このイメージだと、以外に難しい。 )

ギャンとビュンと勢いよく立候補したまではいいが、イメージに合うものが創れるのか。

そんなまだ何も返事も貰っていない内から、心配していた。


ひとまずの、自分が気になっていた音楽は、目を瞑って集中して聴いたので・・・

その音楽の中に聞こえてきた、台詞やナレーションの数々。実は画面は見てなかった。

そちらの言葉の数々に気になったパートも盛りだくさんの、とうとう来たか。この時が。と、画面をじーっと見ながらReplay した。


ハープとシンセと電子音が、どんな影像なのか楽しみだった。


自分の想像は・・・


ナレーションどおり、満天に輝く星と月の夜空が、無限に広がっている感じ。

でも・・・違う・・・



________ クリノンや・・・

のっけからホログラム。その透けるホログラムの手がザーザーって・・・
消えかけて点いて、消えかけて点いて・・・震えている様に見える伸ばした先に


居た・・・


オレのキョーコ ________



キョーコの瞑った目に涙。その涙の中に星が瞬いているけれど、その色が不思議な海の様な蒼いエメラルドグリーン。深い蒼でも浅いエメラルドグリーン。
その頬を伝うゆっくりと流れる涙の筋が・・・金色に変わったら、ブツって、テレビみたいにホログラムが消えた。

( はっ! )

目を開けて凛としたキョーコ。瞳の色が、その始めの涙の色で・・・拭い飛んだ涙は
・・・金色に輝いていた。


「 おぉぉ~~!」


思わずの出だし。綺麗なキョーコがもう、そこに居て・・・


_____ アレキサンドリアの海の色は・・・

そのナレーション。めっちゃ気に成っていた。なるほど、キョーコ・・・


( オレのPrisoner の時の天使みたい。 )

その開けた瞳と、流していた涙を・・PV撮影と重なって思い出すと・・・

キョーコが子供の頃に泣いていた姿を思い出していた _________ ・・・



ただ、子供の頃のキョーコがどんどん重なってきて、ずーっとずーっと見ていた。


_____ このまま自分の心の中に、永遠に居て・・・
    自分の中で、この想いが決して無くならないと・・・


_____ 私の心にも・・・貴方が永遠に居る事を・・・ 



( やべぇ・・・)

思わず驚きの大量の薔薇の花びらが空間中に漂っていて、それは、この二人が・・・
止まっていた時を動かした。んだろう・・・って・・・

赤は・・・ 緋色に、紅薔薇の色で・・・

藍は・・・ 蒼く闇が月と共鳴して光り出した時・・・

金色の幻の二人が、満天の星の空を、歩き出すと創って行く。


凄い綺麗な影像と、この二人の雰囲気に呑まれていて・・・
この二人がキスをしても何とも思わなかった。ただ、この二人が永遠を誓った瞬間が
動き出したのだと思って・・・ただ、見入っていた。


そして、二人の重なった体の上に写った星が・・・

唯一周りに何もなく、蒼く染められた月の共鳴の光が闇の中を照らしていて
二人が動く度に、二人の上にだけ星が何色にも色を変えて瞬いている。

その一瞬だけの画からアイツの身体を滑り落ちる金色の汗と、その瞳の中に・・・
瞬く空にキョーコが映っている様で・・・

その瞳を閉じて溢れたキョーコの涙が・・・
オレに向けられていた、悲しい涙じゃないって、気がついた。

いくら撮影だと言われても、俺の前で流した涙も撮影で、憎しみが全く無い
心から・・嬉しいとその涙が言っている様で、思わず胸の奥に深く息を吸っていて、
目を瞑ってゆっくりと息を胸の奥から吐いてた。



_____ アアァ――― !


叫んだ声にビクッと驚いて目を開けた時、息を止めて見てしまった。
初めて聞いた・・・いつもすかしているヤツが、ドラマの中でも今まで色男の役は皆
こんな荒々しいヤツではなくて、もっと女が興味があるだけの幻想の女の為の男像で

逞しくて男っぽくて荘厳で、・・・ヤバシ。
男も惚れる様な現実にも憧れる男だと・・・

翠の瞳に、緋色や紅薔薇を映し出した時、それは血の色でアイツの中に煮えたぎるものなのかと、赤って色と、緑って色は、全く反対の色だとその時気付いて・・・


荘厳で勇気があって自信が其処に見えて、誰にも触れさせないと威厳がある・・・

その赤と・・・

優しくて麗しくて温かくて癒されて、心から愛していると感情が溢れている・・・

この緑の・・・

二つの色はアイツが纏っていたもので、瞳の色や背景の色のせいじゃないって気付いた。
アイツが回りに創り出すオーラの色の様な見えないものなのに、それを感じるのは心なんだろうと・・・ 瞬きして見ても実際に色が変わっているわけではなかった。


_____ お前の最後を・・・ 

_____ 俺の此処にも・・・ 


赤く男二人が染まっていた。威厳の緋色と挑戦の橙みたいな、二人が似ているようで
実はまったく似ていないのに・・・

最後に見詰め合って閉じた同じ 翠色の瞳の中には

優しく愛しい様な感情が、全く同じだって思えて・・・

男って本当はこうあるべきなのかと・・・ 思いながら・・・

思わず両手を握り締めて見入ってしまっていた。

いつもみたくマネキン化したアイツじゃなくて、すごく人間らしい感情が生きているのに、こいつの役はすでに死んでいる役。

死に切れなかった・・・って想いが生きている、二種類の表情を持った似た二人の・・・
でもこの二人は全然似ていないって、反対のものもなんだか分かる様で・・・

神と崇められるほど慕われた男には女神が希望を与えてくれて、それを羨み妬む者にも向ける愛情がそこにはあって、それが女神が神に求める愛なのかと。

この男二人が忘れられなくて、ただずっと見ていただけのキョーコ。


“ いい男にはもれなくいい女が付いてくる。”


それって、そうなんだけど・・・ちょっと違う。
女神も神も二人ともが同じ心を持っていたから、お互いを瞬時に・・・

その素直な心で・・・

お互いが感じていただけなんだって・・・いい女にも もれなく最高の男が付くって事で、最高のもの同士が元々出逢った時から感じ合ったのは、お互いの素直な心だったのかもなと、思っていた。

そう、その最高の“ もの ” って。

者かもしれないし、もの、いわゆる心みたく見えねぇもんか。

まっ、それぞれ自分の国の為。でももしかしたら、そっちの方が二人にとって重要。


( ん~~・・・でもねぇのか・・・・)


違う事を考えて、ただ見ていただけのキョーコ。一つ全く違った事に、瞬きして見直した。


さっき金色に輝いていた髪は、今は黒で・・・
そう思った時、思い出せばアイツの髪も暗いのに、パツ金に見えた時があって・・・

ふと気付いたのは・・・


闇の中に光った金色・・・多分、闇の中に見出した希望をお互いに求めていたのかと

金色に見えた時は、優しくて美しくて純真なシーンで

光に光を当て合いお互いの力で輝きだす様な、お互いがお互いを必要としているのは

そこに見えた、希望の光なんじゃないかと・・・


「 ふ―・・・ 」

思わず画面から目を離して、深く溜息を付いていた。



_____ その手を伸ばして・・・愛しい人に捕まえて欲しいと願う

   その高く永久に永遠に果ての無い闇の天空を・・・貴方も目を開いて・・・

   目を瞑ると・・・きっと見えてくる・・・

   溢れ出した涙に想いをのせて、その空を見詰めて貴方の想いが彼らの元へ・・・

   届くと、願ったら・・・きっと・・・





いつの間にか目を瞑っていたその瞼の中に見えた・・・

・・・下から見詰めるだけのオレの想像。ここ地上から見える星空の情景。

キョーコが足を踏み入れた神聖な影像は、もっと手の届かない、見えない世界の空の果て。

その上のまた上の方から、地上の蒼い星、地球に目が向けられていると感じた

最初・・・違ったと瞬時に思った

暗闇と蒼い空間と、金色の・・・一筋の希望の光に包まれた、幻想。



もしあの星に手を伸ばし見詰めた空から・・・

キョーコが、オレの心の中に下りてくるなら・・・

いつでもオレは、受け止めてやるぜ。



・・・と思っていたらしい。

気が付けば・・・腕を伸ばして受け入れ体勢万全、しかも目を瞑って空を見ていた。


( いや、見えねぇ。 だって瞑っているから。 )

そのウラハラなナレーションに飲み込まれたまま、しからば邪念だらけのオレって事か?
とそんな事まで思っていた。


「 フッ・・・ 」


なんかよく分からない感情に囚われていて、もっと見たいと衝動に駆られた。それ・・・

アイツと、キョーコを着飾らせた貴島ってヤツ。

キョーコよりも男のアイツラの方に気が向いていて、この二人がもっと見たいと思っていた。綺麗な幻想の中に見えた現実にも実在する様な男で、相反する感情に区切りを付けたみたいな・・・自分でコントロールしている様な・・・

そうあるべきなんだって思っていた。


でも・・・


そんな、祥子さんが隠すようなモンでもねぇし、ええぇ~っ!とか、おぉぉ~!っとか、
全く驚くようなもんじゃなかった。しーん・・として、息を飲むか吐くだけで、雄叫びを上げたのは、映画の中のアイツラの方だった。

それには、オレ・・・
立候補した手前、そんな感情が篭る様な映画の曲作り・・・ちょっと思っていたより
遥かに・・・無理なのかと思ってしまった。

その事を祥子さんは言いたかったのかと思ったけれど、驚くってか、無言に成ってしまった自分。そんなに驚く事か?と、一年会って無いだろ。って言ったレイノも・・・


(・・・なんでだろ? )

意味が分からないまま、そういや見たかった会見を見ようと思った。
関連動画がたくさん並んでいて、今日のライブ中継だった映画公開前オフィシャルサイト。グルグル待ちを覚悟していたら、す~ぐに来た。よし、なんかついてる。

( 神は俺にも微笑むに違いない。 いや、女神。 いやどっちでもいい。 )

おっ!ラッキーってな具合に見始めたソレ。



_________  R・R・・R・R・・R・・・♪


( ビクッ! )


「 はぁ!? 誰だよ、こんな時に! 」


急に自分の着音Prisonerが掛かって ドキッとした。
スマフォ。 ・・・電話なので、もちろん電話が繋がるわけ。
急に影像がストップして着信画面に変わって、しかも神に対抗する悪魔の音楽が流れて、自分で創ったにもかかわらず、悪魔め~っと、ムッカ~っとしながら電話に出た。

着信者、 非表示。

だいたいこの世界のヤツは非表示が多いから、なんも思わず、思わず出た。ってか早く終わらせたい!


_____ もしも・・し・・

「 もしもしっ! 」


_____ はぁ? なんで急に怒るわけ? アンタ。

「 はぁっ? キョーコか? 」


_____ そうよ、久々にこっちから電話掛けてやったのに。


・・・。

「 ・・・なんだよ、何の用だよ。 今、電話が必要だった・・ん・・」


向こう側で誰かと話し出した微かに聞こえている音に耳を澄ましていた。
なんかザワザワしている中に・・・あぁ!あと一つじゃん!って声が聞こえて・・・
でもそれ、占い師メリエト。キョーコのキュララの相棒の声。
そうなの~、この後がなかなか来なくて、電話を・・・そんなキョーコ達の会話に、打ち上げみたいのしているんじゃね?と思う。


_____ きゃぁ~! ビンゴ !!


ギクッ!

(・・・なんか当たったらしい。 )

キョーコが叫んだ声に驚いたら、きゃぁ~キョーコ、おめでと~!って相棒が言ってる。


_____ もう一回掛け直すから。じゃね。

プツ。


勝手に掛けて寄こして、勝手に切られた。

電話をじーっと見て・・・
ムッカーっとしながら画面を戻せば・・・ハイ出た・・・グルグル・・待ち。


( いい気分でいたのに・・・)

しかも両手を伸ばして・・・下りて来い!と呼んでいたのに、本当に下りてきやがった。現実は・・・


星空の光る暗い窓辺では・・・画面が光りすぎて ちょっと見辛い。


さっきの暗めの影像だと ちょ~どだったけど、明るい会見場画面が目に痛かった。
まだグルグルしているスマフォを置いて着替え始めたら、ドアをノックする音。


「 尚。着替えた~? 」


祥子さんが呼んでいる声が聞こえて、あぁぁ~~!と声を上げたら、画面の中で叫んでいるアイツの姿が思い浮かんで・・・

それでは、イカンと・・・

手にスマフォを取り上げるとグルグルしていた画面が写って、そこに写る並んだ二人。

その姿は、映画の中で・・・


( 暗い闇の中で、希望の光を見つけた後の様。 )


二人並んで座っている影像は、京子がオレのPVで天使を演じてくれたままの様で
その横のアイツも・・・光っていた。いや、オーラが輝いている。
・・・金髪は関係ねぇ。と、見た目だけに惑わされてはイカンのだなと思い直す。


( ふっ・・・希望ね・・・)


おそるおそるドアを開けた祥子さんに微笑みかけた。


「 あら? 見て無いの? じゃ、ご飯の後にしなさい。 」


そう言われて画面を消し、よく分からないまま祥子さんが差し出した手に、気がかりなことが出来て思わずスマフォを乗せていた。


「 祥子さん、オレ・・・主題歌、できないかも・・・」


その言葉に祥子さんは微笑んで、まっ!まだまだ時間が1年はあるからね。と言って・・・


「 自分が自分を探したら・・・うんん。

  自分で希望は創るもの。

  自分を輝かせるのは、自分なのよ。 」



その言葉に、素直に・・・そうかも。と思って楽屋を出た。

祥子さんの、がんばれ~!ってエールが、なにがしか必要以上に聞こえた…________






・・・って、なんで必要以上だったのか。




家に帰って、WI-FI でさくっと点いたタブレット画面。

スマフォに着信者非表示で残された留守電メッセージを、聞きながら見ていた時だった。

それはキョーコじゃなくて、アイツからの留守電メッセージ。


_____ 今度、キョーコの育ての親である君の両親のところにも挨拶に・・・


( なにそれ? )


丁寧に長く続く、落ち着いた声のアイツのメッセージを聞きながら・・・

監督の映画説明の場面を見続けていた。



_____ ・・・国民の裏切られたという思いは過ちで、二人は無実であったと・・・
    彼らが闇の中に、そのまま心を残している。

   真実の心と真実の心が繋がっていると・・・



( なんだ? 河原って? )

アイツのメッセージは、京都の河原に行こうと思っているって言ってても・・・


ま、映画の中で天の河を挟んでいた様な二人。あの河原は綺麗に天の河が見えるほど満天の星空が輝いて、目を瞑ってその空に手を伸ばしたらいい・・・


そう思いながらも・・・

なんで行きたいのか全く意味のわからないまま、映画公開会見の画面を見ていた。





UNDER WORLDS - THE GODS for A GODDESS .II
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mimi's world from Ren Tsuruga and Chuehonn Hizuri
Love Letter from RT and CH

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