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To be my Grace - OTHER WORLD. IXXX 

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映画公開の挨拶に・・・


キャストと共に向かっていた ___________





自分の横には、京子が居て・・・

二人並び、手を繋いで会場入りした。



並べられた椅子に座り、目の前に並ぶたくさんの記者たちにカメラを向けられて
切られるシャッター音と焚かれるフラッシュの中、その光景を見詰め続けていた。



_____ それでは、皆様お席に着きました所で、近衛監督より映画の発表をさせていただきます。



アナウンスが入ると、近衛監督がマイクを手に取り挨拶を始めた。


「 皆様本日は、この会見前に見ていただきました試写の通り・・・ 
  此処に座っているキャストは、幻の人物ではありません。 
  
“ 死の世界に復活を ”

  このテーマで描いたものと云う事ですが・・・
 ・・・まずは、こちらの映画に出演して下さった、
 キャストの紹介をしながら、映画の説明をと思います。 」



近衛監督がアナウンスの方に目線を送り頷くと、アナウンスが入った。


_____ まずは、主役キャスト2人の前に、友情出演して下さったキャストのご紹介です。


アナウンスの言葉に、お~。とも、ほ~。っとも、友情出演と云う事でざわついた。
その微かなざわめきの中、無言で近衛監督が貴島と琴南さん、上杉君に手を向けると3人は立ち上がった。


「 今回の映画主演の方々に、秘密を打ち明け 守り抜いてくださる方をご紹介頂きました。 」


近衛監督の挨拶の中に3人がお辞儀をすると、3人とも、俺と京子の手を繋いだまま座っている姿に微笑んでくれた。


「 貴島秀人さん。主演の敦賀君に紹介頂いた時、
 自分のイメージしていた俳優そのもので・・・・・ ____


監督が話し続ける中、以前からドラマやCMなどでよく一緒にされる事の多い俺達は、顔を見合わせて微笑んだ。





話は、この映画クランクアップの日に戻る ______________ ・・・









________ カチッ


『 カット・・・』



カットの声が掛かり、最後のシーン撮影本番が終わった時だった。

出演していたキャスト達と、無言のままモニターチェックに向う。
無言だったのは、もちろん・・・

今のでクランクアップか、撮り直しか、分からないからいつも最後のOKがでるまでこの瞬間だけは、出演者もスタッフも、お疲れ様と声を掛け合わないで緊張している。

並んでモニターを睨みつつ、自分の演技に支障が無かったかのチェックには余念が無いとは・・・

隣で見ていた京子と貴島君と、3人で顔を見合わせて皆微笑んでいた事だった。


『 どぉ? 無念・・・残ってる? 』


そう軽く肩を叩きながら言ってくれる貴島君には・・・


『 いや、やり残したとしたら・・・ 』


そこまで言ってみると・・・


『 ・・・ フッ。 分かってるよ。 』


背中を見えないところでパンチされて・・・


『 お互い様。 だろ・・・? 』


俺も貴島君の耳元に寄り、そして背中を叩いた。

その傍で、モニターを見続けていた京子。自分の最後の演技がどんな物だったか、隣で見ている監督・・・
に、どうですか?と意見を求めていた。


_____ 『 じゃぁ、以上で・・・ 』


監督のその言葉と共に、最後のシーンの撮影も済み、ただ今クランクアップを迎えた映画だった。
モニター周りに居る大勢のキャスト達も、その中心にいる俺達も、もちろんスタッフの皆さんも全員で


『 お疲れ様でした 』


この言葉をそれぞれ あちらこちらに向けながら拍手をしつつ、全員が緊張が解れた様に笑顔に成る。
周りに居るスタッフ達にマネージャー、そして監督・・・

この全員がモニター前に居て・・・

それぞれ花束を受け取って、お疲れ様でした。ともう一度挨拶を交し合った。



“ To be my Grace ”

心の中に優しい存在で居て欲しい


その監督の願いは・・・

この映画を見て観客の心が変わってくれるといいと・・・監督が期待を込めて・・・
そして、話題作として



・・・もう一度 ___________





そう・・・





________ もう一度・・・





お疲れ様~と花束を貰いながら、横にいた京子に声を掛けた。けれど・・・

本当にこうなったらいいかも。と思いつつ・・・

できちゃった結婚はどうなんだろうとも思いつつ・・・




『 授かり婚、ってやつだろ?最近じゃ・・・ 』


まぁ、よくあることだよな。って貴島くんと話しながらスタジオを出ていた。
その横にいる京子とは、この映画の中で・・・

それには周りに居たキャストの中の一人も、まぁ、良くある事だな。ってそちらは、経験者なのだろう。

思いっきりの既婚者である。

その俳優さんと微笑みながらは、間に挟んだ最上さんの上からウインクされたので、ウインクで返した。

そっか・・・

自分から役が抜け切らなかった事にしたら、この横に歩く花束を抱えた彼女は、一体・・・

どう対応してくれるのかな・・・


・・・そんな事を想い描いていた。


『 キョーコ、お疲れさま。 』
『 京子ちゃん、お疲れ様。 』
『 じゃぁ、お疲れ様、後で迎えに行く。 』


『 皆さん、大変お疲れ様でした。 』


お疲れ・・・最後の人が声を掛けると、ちょ~どのタイミングでキンコーンとエレベーターが着いた。
彼女の楽屋が違う階だった為、エレベーターの前で別れると、男だけでぞれぞれの楽屋に向かう途中、話し出したのは・・・


『 いや~・・・疲れたわ~・・・』


だって初め敦賀君から紹介としてオファーをもらった時、驚いたのなんのって。それにこの撮影自体が秘密に包まれてないといけないと言われて、毎回スタジオ入りする時、ドキドキしてたぞっ。と貴島くんが言った一言からだった。


『 俺も・・・
 ・・そんなに、行動が早いヤツだと思ってなかった。 』


そう言ったもう一人のキャスト。
こちら側はとある理由でのオファーを、近衛監督自身が入れた事から、始まっていた。
あぁ~!俺もそう思った。そうそう、あれさ・・・ 貴島くんが話し出してワイワイしながら楽屋に向かっていた。
 


そう、もう一度・・・






もう一度・・・

・・・復活 を _________





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To be my Grace - OTHER WORLD. XXX
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