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Myth. BLUE BELL - Act 9. Back Stage. 1 - 


Myth. BLUE BELL – Act. 9 Back Stage.1






______ カット


「 蓮も京子ちゃんも、モニターチェック、よろしく~! 」



「 はい。 」
「 はい。 」


カットがかかった瞬間に、フッと戻された俺だった。



Tweet from . . . Ren's Sgnature © mimi's world ™ 美しい海の彼・方より




Myth. BLUE BELL - Act. 9 © by mimi ™ From far away beyond beautiful sea.'Myth. BULE BELL'


Myth. BLUE BELL - Act. 9 -

Ater the dark night as of Luner Eclipse shooting


瞬感 』 

Scene * 森の中の屋敷


case * 敦賀蓮 & 京子 in the Last Scene








正面の椅子に座った最上さん・・いや、鈴音。

怪しく微笑み始めたと思ったら、部屋中にこだまする程の高らかな声で笑い声を上げた時、最上さんの声なんだけれど、最上さんの声でない声が混じっていた様に聞こえてきていた。

キャッキャとはしゃぐ嬉しい子供の様な高い声や、くすくすと静かにおっとり微笑む少女の声と、グワッハ、ハ、、、みたいな闇の中から聞こえて来そうな低っく~い声に、さらにうふ・ふ・ふ・・と最上さんの声が混じっていて、なんだろ・・・?と、本気で固まっていた自分だった。

どこから声を出したんだ?と思いつつも、まぁ、そんな妙な怪奇現象、普段から起こせる最上さんならでは。緒方監督も安南監督に、近衛監督に到っても、このダークな彼女を見抜いているのだろう・・・

ここに居る新開監督も、別に・・・

複数人の声が合成された様なただ1人の笑い声、そんな彼女の合成する必要ない特技の様な怪奇な笑いに驚いている事もなく飄々と、モニターを見詰めていた。


「 最上さん、お疲れ。 」


声を掛けながら傍に寄り、手を出すと・・・


_____ にゃん。

最上さんのお膝の上できちんと丸まっていた鈴ちゃんが、お返事と俺の差し出した手の中にピョンと跳ねて入ってきた。


「 ふふっ。鈴ちゃんも、お疲れ様。 」


頭を反対の手でナデナデしてあげると、ずり~~っと胸に頭を擦り付けて、ゴロゴロ言い始めていた。

頭を撫でていた手を最上さんに差し出して、どうぞ。と言えば・・・


「 お疲れ様です。敦賀さん。 」


手を乗せて立ち上がり、鈴ちゃんお疲れ様でした。とナデナデしている最上さんの声は、普通の声に成っていた。

どこから、あんな声出してるの?と聞きながら、鈴ちゃんを抱いたままモニターの置いてある、狭そうなイメージで撮られているけれど、実は大広間の様に広っろ~い部屋の半分向こう側に寄っていった。


_____ 鈴音・・・

_____ ・・・ れいは、ここに・・・

_____ どこ?・・・


正面を向いたまま瞬きする事無く、動けなくなった剣。
その剣を見ているのだろう・・・ 大きな満月だけが顔を覗かせている窓を背に影に成っている黒い人影。

その人影は、どこ・・ と剣が言った瞬間一瞬その頭を俯かせたと思ったら、上を向きながら急に笑い出した。


_____ キャァ・・グワッ、うふ・ハハ、フ・・くすっ、キャッキャ・・
      フフ・・キャ・ギャハー、うふふ、くすっ・・ガハ・ふ・クスクス・・
    ・・うふふふ・ふ・・・・


剣はその鈴音を凝視したまま

窓から溢れてくる 蒼く暗く、そして白く輝く月の光にその表情を浮かばせて

月の光に共鳴する様に・・・

その凝視した瞳を、蒼く燻された銀色に輝かせて・・・

何かを思い出しているような表情を浮かべていた。

一瞬ふるっと背筋が震えたのか、それに反応した様にその右手がピクッと一度だけ動いたが、自分の意志でそれ以上動かす事はその頭になかったのだろう___________



「 あぁ、蓮、ここ。後でアフレコね。 」


モニターを見詰めながら、監督が指した自分の表情。

そうだな、貴島の台詞を思い出すところだ。と台本を思い出していた。
貴島のAct 4での、令 れいの漢字の台詞が、こんな・・・・

_____ キャァ・・グワッ、うふ・ハハ、フ・・くすっ、キャッキャ・・ギャフ
      フフ・・キャ・ギャハー、うふ、グヮ・ふ、くすっ・・ガハ・・クスクス・


( こんな・・・・・)

こんな、悪魔の家族大集合みたいな雄叫びバラエティ揃っています。

・・・んな感じに、重ねられるのか?との疑問。

よく発声練習をしているだろう、貴島先輩の聡明で甘い声は、一言一言しっかり発音されて台詞がいつも聞きやすい。だから、返しも上手く出来るのだけれど・・・と自分でも思う程。
透明感溢れるその声に、モザイク掛かった少年A君のインタビューの様な機械的声に悪魔の声が入るのか? と、想像してみても・・・



( 想像できない・・・。)



最上さんの音声重ねなくてもOKがでた、この笑いに耳を占領されていた。

モニターをじーーっと見詰めたままの最上さんを、ちらっと見ると・・・自分の事より・・・


「 敦賀さん。瞳の色が綺麗~! 」


・・・と、パチパチ手を叩きながら、俺の事しか言ってなかった。



“ 蒼く白く輝く瞳の中は、月の影を写す。”


これを・・・


「 そうそう、どうしようかな・・・・
  アフレコの影像・・・」


監督の脚本をパラパラしながらその編集を思い浮かべる言葉に、このシーンはそれではOKで、今日の撮影はもう終了ですね。と確信を得ていた。


( よかった。帰れる。 )

モニター端に写っている、現時刻。思ったよりも1時間ぐらい早かった。


「 この色、綺麗に出たな~・・・ ね。京子ちゃんもそう思わない? 」

「 はいっ、そう思い・ま・・す・・・・」


結局脚本はそっちのけで、最上さんに俺の表情が映ったままの画面を指差して、今監督の頭の中のみあるのだろう、そのイメージを話し始めていた。


「 この色はね~、剣と怜が2人で料亭に行ったところのシーンの中の
  杯にりんどうの花を入れた時に写る、杯の中の色。 それに・・・
  黒い漆に反射する、白く輝く反射の影が、この月夜のイメージで・・・
  そうそう、鐸杜のギャラリーでの白銀と蒼いガラスや、切子の色と同じ。

  ・・・・ なんだけど ・・・・・・・・・・・・ _______________________________ . . . . . . .



指をモニターに指したまま、ピタッと止まってしまった監督。
最上さんもそう思いますといった語尾が消え逝く様だったのに気が付いていたけれど、そのままモニターを凝視していた自分・・・


ポン と手の平を丸めた脚本で叩いた監督に、何か閃いたんだろう。


________ チリ・チリ・チリ・チリ・・・

「 まぁ、いいや。今じゃないな、もう少し先・・・」


ボソっと言ったその言葉を聞きながら、腕の中では鈴ちゃんがブルブル首を振ってあくびをした。
ふっと自分が戻された腕の中の鈴ちゃんの行動。


「 どうした? ・・・蓮? 」


監督に声を掛けられて、モニターを凝視したままだった俺は・・・



これならまだ・・・

・・・大丈夫・・・


自分にそう言い聞かせる様に、一度目を瞑り誰にも気付かれない様に、フッと短く息を吐いた。
目を開けながら、監督を挟んだその横の最上さんを見ると、彼女も自分の方を同時に向いた。

でも微笑んでもなくて、ただ顔を見詰められていた。


自分が考えている事を見透かされないように、ん?と微笑むと、彼女は眉間に皺を寄せて怪訝な顔をした。・・・と、思ったら・・・ハッとして お疲れ様、敦賀さん。と急に微笑み出していた。



「 まぁ、いいや。後々にそれは撮影するとして
  じゃぁ、今日は早いけど、終了。お疲れさま。 」


監督の声を聞いた、周りにいるスタッフが拍手しつつ、お疲れ~撤収~。と声を掛け出した。
衣装さんが最上さんの方に寄って来て、着物の彼女を先に連れて行ったので、まだ傍にいた監督に声を掛けた。


「 監督・・・今までの撮影影像、見せて貰えませんか? 」


ん?どれ?何か取り直したいシーンでもあった?と聞かれつつ、今までモニターチェックで自分が見た限り、そう思う事はなかったから大丈夫と・・・

全てのモニターの中の自分を思い返していた ________



緑の森の中の撮影に、屋敷の中の影像も・・・

何かに反映される様に、自分の瞳が翠に映っている事はなかった。
それに、自分の本当の瞳の色を知っているのは、最上さんだけ・・・

だから、もし彼女が何かに気付いて重ねていたとしても、問題という問題ではないと・・・

自分の本当の気持ちを彼女に明かせば良いだけ。



でも見たかったのは・・・



村雨と貴島との撮影の中。


村雨との・・・
紅葉の森の中


それに・・・


貴島との・・・
夕日のバルコニー



村雨と撮った紅葉の黄昏時の森の中に、貴島と撮った淦い夕焼けのバルコニーでの撮影。


この2つが、もしも・・・





カインヒールが俺と知る、京子だけが気付いた事だろう。

赤い瞳の俺がそこに居たら黒い衣装を着ていなくても、あれ?と気付く人は居るかも知れない。

それに・・・

京子と撮った月食の暗闇。

黒の世界の中・・・燃える墨の色を光らせた自分が、もしもそこに居たら・・・

監督にだけは言わなければ成らないかもと、考えていた。

夕日や炎が燃えるような色ではなく、どす黒い血の色に血走った様に見せる為に瞳全体をカバーする大き目のコンタクトを入れていたと、自分が着けていたコンタクトを思い返していた。


「 自分もですが、できれば・・・
 貴島くんと村雨くんの山の中の撮影も見せて下さい。 」


いいぞ。何かのイメージ作りか?と聞かれて、はい。と答えた。


「 じゃぁ、帰りのロケバスの中で、タブレット渡して・・・」


傍に居たカメラワークさんと影像編集さんに指図をしてくれた監督に、鈴を胸の中から床に下ろした。
そのまま監督たちが話し始めたので、無言でお辞儀をして自分の楽屋に成っている部屋に行った。







________ 帰りのバスの中で・・・・


受け取ったタブレットを、もちろん唯一知っている最上さんと、一番後ろの席で並んで見ていた。

社さんは猫ちゃんのトレーナーさんと一緒に座ってもらって、誰からも見えない様に二人で前の席の背もたれに隠れる様にコソコソしていた。


・・・二人で寄り添う様に

ざっと見て・・・




「 どう? 」


小声で耳元に囁くと、ん~~~・・・としか言ってくれない。

持っていたポーチの中からメモ帳とペンを取り出し、最上さんが書きだしたのは


  “ バスの中で暗いので
  明るい所でもう一度確かめたい。”


ペンとそのメモ用紙を受け取って、さらさらと書いた。


  “ そうだよね。
  俺もそう思っていた。 ”


ON Air用に色が足される事も考えたら、どうなのだろう。

そう考えながら、撮影されたそのままの影像を見ていた自分たち。
もう一度、持っていたペンで書き足した・・・



  “ そっと、俺の部屋に来て。 ”



コクン。と頷いた最上さん。


でも、きっとその意味は・・・

その他の撮影の中に映っていた風景が気に成っているのだとも、自分も気が付いた俺達二人の全く映っていなかったシーンの中にあった事も含めて、光ったままのタブレットの画面を今は閉じておいた。

窓際に座っていた俺は、真っ暗な夜の風景を見ていた。





最上さんと過ごした夕日の中の自分。



彼女しか見ていないそのプライベートの自分も、貴島や村雨の影像の様にきっと・・・

彼女が見たそのままは・・・・・



でも翠の瞳が映した夕日の色を想像して、敦賀蓮としての瞳の色が映し出した色が違うと・・・

自分の心の中だけに言い聞かせていた。



影像の中の蒼い瞳の俺に彼女が反応した事は、実際に彼女だけが見ていた色が違ったのかとも・・・



・・・想像して __________











Myth. BULE BELL - Act.9 - Back Stage.2


Myth. BLUE BELL - Act.9 Back Stage. 2 by mimi*美海





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