mimi's world * HOPE and DESIRE

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Myth. BLUE BELL for Act.10 * Back Stage - BEFORE - 


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Continued from Back Stage Act.9 * 2......................



俺にも、2度目だって思える様な、キスを・・・・





「 ねぇ、どうする?

このまま・・・

俺の部屋に

・・・泊まっていく? 」






外のガヤガヤは一向に収まる事無くて

寝たふりをしようと、ライトを落とし・・・

タブレットの画面の光が、彼女と自分を照らして

耳元に囁いた時にそっと触れた、彼女の頬に・・・

シャワーを浴びて来たばかりの香りを感じて

思い出す・・・





このまま唇を重ねて・・・・




Myth.BLUE BELL for Act 10 - Back Stage
* BEFORE *


Myth. BLUE BELL - Act.9 Back Stage 2









        いや・・・





       ・・・ダメだろう




“ いや ” と思いなおした自分が考えたのは


“ 嫌 ” と、言葉が返して欲しいと思っていた事。



彼女に触れる時は、気持ちがお互いに伴っていて欲しいと、前々から思っていたはず。
その場に流される事無く・・・


“ 好き ”


この感情に一人で流されるのでも無く・・・


“ 好き ”


そう彼女が自分に言ってくれるまでは・・・




( ・・・絶対にダメ ・・・だろう・・・)

それに、ここはロケで来ている場所であり、仕事の一環の場。
しっかり自分の心に戒められる様に・・・

・・・成った。


なので・・・


急に部屋全体を暗く落としたから、タブレットの画面が急に眩しく感じて、目を瞬時に瞑っていた。

ぱっと目を開けたら、彼女も目を瞑っていたので、タブレットをベッドサイドに置いて布団の中に一緒に包まった。



暗い中で・・・


眼は眩しさから逃れたけれど、目の中に光が残ったまま。
ぱちぱちしていたその時に・・・


「 ふふっ。兄さんの癖・・・」


彼女は自分にセツカを憑け様と、それに俺にもカインを憑けて欲しいとおぼしき言葉に・・・



( じゃぁ、役を憑けて・・・何度でも。 )

こちらのチョイスをしたのかどうか・・・・


( それは、イカンのではないか? )

だったら、彼女を戻すしかない。と思い立ち・・・


「 あぁ・・ ここでは
 ・・兄さんじゃないから・・・」


そう言うしかないだろう。

だって、今・・・

実は、フッと自分が戻ってきていた。どうも、自分を見失っていたらしい。


( 俺ってテンパると何をし出すか、分からないな・・・。 )

自分でも勝手に一人で走り出す自分には、役の様に囚われてしまう事だって事・・・
自分で気付き始めてからは、いろんな感情を抑える様に努力して、自分自身が腕を組んで抱きしめたりしない様に、自分が勝手に行動してしまうのを抑える様に努力・・・

 ・・・してきたつもり。


さて、今は・・・

布団に包まったのも、外に彼女の声が漏れない様にと、自分が一人で喋っているおかしな奴と思われたくも無かった為だった。

布団の中なら聞こえないかと思って、話しかけた。


「 ねぇ、本当に、どうする? 」


「 あれ? 敦賀さん? 」


「 そうだよ、兄さんだと言ってないし。 」


そう、君の先輩。敦賀さん。と真っ暗な布団の中で普通に会話を始めた。
まぁ・・少し様子をみてから・・・がいいんじゃない?と、本当にどうやって部屋に帰したもんかと考えていた。


( 本当に、自分の部屋で一夜を明かしては、絶対にダメだろう・・・)

そう考えていた。
眼が慣れたので、布団をそっとめくり顔を出して、ふぅ・・と静かに息を吐いた。

俺の部屋のドアの、本当に直ぐ前だろう・・・

隣の部屋の前に収まり切れないほどの人数の声が、ガヤガヤ聞こえていた。


_____ そうなんですよ~・・・
   
_____ そうそう。だろ?俺、見てないけど・・・


この2人の声には、自分達の役に一番近い俳優の二人である事と、主役級の役をしている俳優だから、はっきりと言葉を発する発声練習され尽している声が、よ~く通って聞こえていた。


何の話だろう?

そう思って悪いと思うけれど、聞き耳を立てていた。
・・・というか、声が通るので勝手に耳に届いていた。


_____ 京子さんって・・・


その声にドキッとしたのか、真横の彼女が急に止まって布団から顔を出した。


_____ なんか、もう決めている人が居るらしいですよ。

_____ えっ!そうなの? 誰? 敦賀君?


ザワザワが一旦シン・・と、そんなトピックに成るかと思ったけれど、全然そんな事は気にしない・・・
・・・めいっぱいの酔っ払い。

そんな酔っ払いばかりの話に、あちらこちらで ど~でもいい事を話している様に、ドアの外で話し声が続いていた。

布団をバッと俺にも被せ、布団の中に彼女に押し込められると、彼女が話し出した。


「 今の話、何の事でしょう? 」


なにか、心当たりがあるかと聞いてきた。なので・・・


「 あぁ、あれじゃない?
  Act.6の鈴音。蒼い世界に・・・いや・・・
  青紫の色を見ていると思い出す。って、そう
  自分で話し出した、休憩中の事じゃないかな? 」


共演俳優の憧れている俳優がクーであり、クーが自分の先生で父さんであるとも言い、それに・・・

“ いつか、本当の父さんになる時 ”

『 その時は、その時。その人だと・・・子供の頃からの夢・・・・』

彼女のその言葉に

そうだね・・・
って、自分も思い返した、子供の頃の事。

子供の頃、彼女が自分に言ってくれた シンデレラの靴を持って迎えに来てくれるという夢。

シンデレラの御伽噺は、王子様が迎えに来てお姫様にしてくれる、もちろん比喩としての例え
“ シンデレラ・ストーリー ”と使われるほど、世界中の女の子が憧れるお姫様だろうと思う。

王子が迎えに行くのは、自分の花嫁で・・・

自分の妃を決める為のパーティで出会った姫への一目惚れだから、パーティに来ている姫君達は全員が、我が妃に成る為に気合を入れて来ていると王子は存じているので、この人と結婚したい。と王子が決めればそれでよし。

・・・・って、そんな、いいな~ぁ なんて思うのは、選り取りみどりと云うパートに男子の心も実はくすぐる、男の子にとっても好きな物語かもしれない。


一生懸命努力すれば、いつか素敵な王子様が迎えに来てくれる。

そんな女の子の結婚前の努力も・・・

たくさんの女の子に我先にと慕われる様に成りたいと努力をする。

そんな男の子の結婚前の努力も・・・


・・・どっちにとっても、とてもいいかもしれない。
人生やる気をくれる物語だな。と思った事もあった俺だった。


男の子だって読むその物語は、キョーコちゃんの大好きな御伽噺なんだと、子供の頃に話してくれた言葉の中に見つけた事。

それを思い出していた自分は・・・



「 そうか・・・
  もう、誰と結婚したいか・・・
  ・・・決めているんだ。 」


廊下で村雨が貴島に話している会話には、今さっき自分が言った

“ 好きになってもいいのなら、夕日の中に思い出した人を、忘れられますか? ”

その質問に、きちんと純潔を守りなさい。と自分も過去戒めた事を思い出して・・・
彼女から、あの~~・・・と小さな声が聞こえてきたら

いやいや忘れないで下さいな。と思うのと
敦賀さんを裏切れないよね。と久遠だった時に言った事の2点を含め・・・


さぁ・・・どうする?

さぁ、最上さん?どうする?


コーンを裏切るか、敦賀さんを裏切るか


・・・その2択。

心の中で、一つ一つカウントする様に指を立てると、俺にとってどっちでもいいよ。と思えるピースに思わず顔がほころんでしまいそうだった。


監督にあの時言われた・・・

“ 男慣れしてない。矯正して。 ”

はい、了解です。と心の中でピースした事の様だと思っていた。


“ えっ!そうなの!? 誰? 敦賀君? ”

( 貴島くんが言った言葉に そう思っていたのかと確信も得られたし・・・)


貴島くんも既にそう考えているとは思えど、こちらは・・・

好きに成った女性に男が居ようが居るまいが気にしな~い。だって俺の方に向かせればいいんでしょう?

・・・といった考えの方。



真っ暗な布団の中。自分の表情が・・・


敦賀さんらしく、寂しげに言っている様だとも

思わず にま~っと、10歳のクオン君の様にほくそ笑んでいるかとも



見えないからどっちでもいい・・・


でも・・・・・


( ・・・暑い。 )



2人の体温が近すぎて暑いのか

このシチュエーションに暑くなってしまったのか

ジョギングして熱いシャワーを浴びた後だから暑いのか

どーでもいいけど、暑かった。


彼女にガバッと掛けられた布団の端を奪い、バサッと布団から顔を出すほか・・・

きちんとベッドメイクされたホテルの部屋。
シーツがマットレスの下に、足元から、端から、角から、横まで・・・ピシッ、ピシッ、ピシッ、キュッっと、ピッチリコと挟まれていて、足を出そうにも2人の重みでなかなかシーツが抜けずモゴモゴしていた。


「 ねぇ。暑くない? 」


俺にとっては、敦賀さんを選んでも久遠を裏切らなくても、どちらでもいい選択だったから、勝手に話を変えた自分に、彼女が返す言葉無くいた事も気に成らなかった。


暑い・・・


汗がツツッと背中を伝っても、Tシャツを脱ぐわけにもいかず・・・

脱いだら逆に勘違いされてしまいそうだと考えた。


脱いでそのまま・・・

その勢いで・・・




(・・・とは、気持ちが伴わないシチュエーションだし。 )

どうしても、そうなる時は、きちんと愛している事を伝えたいし、愛し合っているという証拠でそうなりたいと、恋をしてしまった自分が初めて、女の子と寝る時。というシチュエーションを改めて考え出した事。

もしも、彼女とそうなる時は・・・

コーンでいたい。

初めて唇を重ねた時もそうだったから・・・

勢いと衝動でキスをしたのは、彼女にとって2度目だと感じさせたくて

彼女のファーストキスの相手が、思い出の妖精とのキスで・・・

御伽噺から出て来る様に・・・ それに

チャーミング王子が、ガラスの靴の持ち主のシンデレラを探した様に

彼女が持っている蒼い石の持ち主を探してくれる事が

自分のシンデレラ・ストーリーだと思いながら・・・

心が変わった瞬間の夕日の中を思い出して・・・・・・




( はい。今は、絶対にダメです。 )


心と頭の中に、悪魔と神が行ったり来たり、やはり正確なジャッジを与えたもうた神が、ただ今は勝ちましましましましまして・・・・・・

( よしよし。俺、偉い。) 
 
とな・・・

同じホテルの部屋で過ごした日々の修行の結果が現れていて、社長にやられた感も否めないくもないが、制御できる自分は布団の中から上半身だけ抜け出した。


ふ~~~・・・


( 暑かった・・・。)

静かに息を吐きながらTシャツをパタパタしていると、彼女もムクッと上半身を起こしてヘッドボードに寄りかかった。


し――っ・・・


人さし指を彼女の唇に当てて、反対の手でベッドサイドに置いてあったタブレットを取り上げた。

画面を点けて、どこでもいいからタイプを始めた。


“ 絶対に声を出さないでね ”


見た目をユニセックスに変えられても、声はどうしても女の子の声。
いくら悪魔の家族大集合の笑い声が出来ても、もともと女の子の声。
彼女もLME養成所できちんと、発声・発音レッスンを受けた俳優だし、聞き覚えのある声だと気付きやすいただ今廊下で噂されている意中の人である事も含め・・・


“ しばらく、Act.10でも見ておく? ”


台本を取りにも行けず、暗い中では読めないし、発声もしたくない。

なかなか帰らない酔っ払いに時間を稼ぎたいと思ったから、同じベッドサイドに置きっぱなしだった、 前にお茶のお稽古の時にも使っていた、iPod。
そのイヤホンだけを取りあげて、タブレットに繋いだ。

片方だけを自分の耳に、もう片方を彼女の耳に着けて

既にもう撮り終わっていた、このロケ現場ではない撮影シーン・・・

Act.10で入れられる貴島くんとのシーンを見せようと、Act.10 剣・怜とタイトルの付けられた箇所をタップした。

傍にあったiPodを取り上げて、タイプだけして見せる。


“ Act.10 他のシーンは、鈴音と剣のシーンだけ
同じActの中の影像を見ておいた方が、いいかと思って ”


画面の明るさに彼女の顔を見る事が出来ていて、うん。と頷いた彼女に微笑んだ。



しばらく2人で、剣と怜のシーンを見ていた。

反対の耳から聞こえる外のガヤガヤ。
徐々に減っていると思えていた。でも・・・


_____ 演技指導なんでしょうか?


その村雨の声に、なになに?と聞き返す貴島の声は、俺の部屋のドアに寄りかかっているんじゃないかと思えるほど近いものだった。


_____ 内緒ですよ。


そう村雨の声が聞こえても、こちらのドア側に向いているのか、こちらに聞こえていた。


_____ オレが演技中、顔を寄せたら避けたから、監督が敦賀さんに頼んだんですけど
 
んで、んで・・・


_____ 休憩に成った時、二人仲良く顔を寄せて話してまして・・・

あぁ、そう。ま、前からだな・・・それって・・・


_____ えっ、そうなんすか? でも・・・

でも、ってなに?


_____ あのですね・・・ ふっと京子さんの唇に息を掛けて、自分の控え室にと手を繋いで

ほ~~・・・ ま、いいんじゃない?監督から頼まれたわけだし


_____ その後グイッと頭を抱き寄せたら、京子さんも・・寄り・・そって・・・・・・・あれ?・・・・・・

ふ~ん。で、 ・・・あれって?続きは・・?・・



きっと村雨は思い出したと思う、衣装こそ違えど 二人ともカインとセツカと同じ見た目の背丈。
な~んか覚えのある2人の大きさに雰囲気に、なにがしか思い出しつつ話が止まったのだろう。



_____ じゃぁ、部屋で話す?


そう貴島の声がドアから離れながら、聞こえてきてた。けれど・・・




すぅ・・・すぅ・・・


( あれ? いつの間に・・・? )

見ている途中で胸に頭を寄せてきたと思ったら、体重を掛けられていたけれど、自然と何も考える事無く腕を回して髪を撫でていた自分自身の行動にも、全く気付かず・・・

いつの間にか最上さんは、俺の胸に寄りかかったまま、寝息を立ててしまっていた。


( 女の子の体重って、心地いいんだよな・・・)

好きな女の子とお互いに素肌も身体も重ね預ける行為に、お互いの体重を感じても、重いなんて思った事は一度も無くて、むしろ心地いいとさえ感じる。

彼女を起こすのも可哀そうだと思い、このまま腕の中で寝かせてあげてもいい と思ったけれど、


「 おやすみ 」


寄せられていた頭に静かに声を掛けながら、そのままそっと枕に頭を乗せ変えてあげた。


監督の言っていた・・・

男慣れ・・・
ね・・・・


まぁ、異性だと思われていないのかの不安はありつつ、俺にだけはそれでも懐いているのか・・・
胸の中で体温を感じでゴロゴロ言いながら寝てしまう、鈴ちゃんの様に寝てしまった彼女の頭を撫でて見詰めていた。


もう少し経ったら・・・


起こしてあげよう と、思いながら

・・・でも


もう少しだけ・・・


そうも思いながら、彼女のサラサラの髪を撫でていて 

・・・そして


広いベッドの半分にそっと離したはずだけど、Tシャツの脇をぎゅっと掴まれていて離れられなかった。

その手をTシャツから離そうと一本ずつそっと開いていたら、自分から手を離し、そのままTシャツの代わりに手を握られてしまった。


( まぁ手なら、腕を伸ばせば少し離れることが出来るし・・・)

力の抜けて ふわっとした握り方の彼女の手に


誰かの体温を感じながら眠りにつく事を、したことが無いのかも・・・


父親も知らなくて、母親からも与えられなくて、愛を求めていた小さな頃、自分に話してくれた事を思い出して、握られた手を握り返した。

たぶん彼女が誰かの温もりを感じて寝てしまった事があるとしたら、自分の思い出の中にある


・・・膝枕


体重を掛けられた今の自分と同じ様に、無意識に俺の髪をそっと撫で続けて、その手触りに いい子ねと あやされた様に、胸の中からモヤモヤしたものが薄れて行って、寝ていた・・・あの陽だまりのポカポカした車の中。

彼女の寝顔を見るのも、何度目だろう。



ずっとこうやって蒼い石を握り締めてくれて、蒼い石を握りながら寝てしまった事もあったのだろうか。

もし、そうだったら・・・

ずっと子供の頃から傍にいたよと、早く言いたくて



蒼い石を貸してくれた時の様に、握り合った手に ちゅっとキスをし

唇を手に付けたまま、静かに瞼を閉じたら・・・・

いろいろな思い出と想いが、蒼い魔法に輝いて蘇える

そのまま走馬灯の様に流れる思い出に・・・・


自分もウトウトしてきて. . . _________








膝枕の思い出と

誕生日のプレゼント


彼女は、自分でこの枕を使って

今・・・

・・・どんな夢を見ているのだろう



彼女の夢の中に自分が居たとしたら・・・




どちらの・・・



じぶん・・・



なんだろう . . . . . . .








意識が薄れてゆく感覚の中に、握った手に力が抜けたら


ぎゅっと握られて、ぎゅっと一度握り返しても


手に力が入らなくて・・・


廊下の声も意識が薄れゆく為なのか、それとも部屋に入ったのだろうか


わからないままに . . . . . . ________ 









Act 10 BackStage - OTHER SIDE


* OTHER SIDE * 


................................ COMING SOON









こちらは、読みたい方 または、読んでないよ。という方どうぞ



Act 6 Back Stage 5 by mimi ™From far away beyond beautiful sea.

Myth. BLUE BELL - Act 6 * Back Stage.5



Myth. BLUE BELL - Act 6 Back Stage 6 By mimi ™From far away beyond beautiful sea.

Myth. BLUE BELL - Act 6 * Back Stage.6






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