mimi's world * HOPE and DESIRE

_______ BE-lie-VE * be-LIE ve * believe...the SHAMs for heart healing * mimi's world-7 _______

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Myth. BLUE BELL - Back Stage  
*AN-OTHER room * 


Case 
蓮 & キョーコ


Another Room Back Stage







伸ばしていた手に、触れる感覚があった。




なんだか、温かい・・・


・・・なんだろう . . . ___________




ぎゅっと抱きしめたら、ふわふわと柔らかい感触が頬に触れる。


スゥ・・・ ―――


瞼を閉じたまま、深く息を吸い込んだら・・・・・


優しい香りが仄かにした。



伸ばしていた手に触れていた温かい感触も、ぎゅっと握り・・・

引き寄せようと腕に力が入って . . . _____________



________ ボソボソ あははっ ボソ んでさ・・・ボソ ボソ ボソ・・・


耳に届いた小声は・・・


・・・なんだろう . . . _____________







・・・はっ!



目が覚めた。




ん? あれ・・・?


・・・だったな。


急に思い出した。
そういえば夕べ、最上さんが部屋に帰れなくて、待っている間タブレットでAct 10の撮り終わっていたシーンを見ていたら、そのまま・・・

寝ちゃったんだった。

目を開けたら、手を繋いだままの最上さんは、俺の横でスースー言って寝ている。が・・・

妙にニコニコしていた。



「 うふふっ・・・」


小さく笑いながら、繋いだままの手に・・・
ふにふに って、緩っる~く指が動く度に、俺の手を握ってまた力が抜ける。


「 くすっ・・・」


その寝顔を見て微笑んだ。


手を離そうか・・・

 ・・・どうしよう。 


時々握られる、ふにふに の感触に、以外に癖になる気持ちよさ。

う~ん・・と考えて、そのままにしばらくしておこうと、手を伸ばしたままにして
反対の腕が、ダウンの枕をぎゅぅ~っと抱きしめていたので、こちらをポイッと離し胸の下に押し込んで、うつ伏せになった。

ベッドサイドライトを点けたら、起きちゃうかも。と思ったので、置いて寝ちゃったタブレットを取り上げて時間を見た。


はぁぁ・・・


あくびも声を出すことなく、そ~っと そぉ~っとしながら、ベッドの中で今日の撮影のイメージ作りをしていた・・・
ん・・だけど・・・・・


そうだ・・・


( 分かんない言葉が、台詞の中に有りました・・・。)

“ テンテコ舞い ”てな程じゃないけど、自分のお茶のお師匠様に聞かねば、分からない事だった。

そのお師匠様は・・・・



す~・・・す~・・・・・~・・・~・・・~


( めっちめちゃ熟睡中・・・。)


ふにふに・・って時々指先に入る力に微笑んで、その指を絡めてみたら、指の間から手の甲をフニフニ押されて、
こちらもフニフニしてみる。


「 うふふ・・・ 」


なんだか笑っているのは、くすぐったいのだろうか?

           ______ うん、それで・・・


いや・・・


「 あん・・だめ・・・」

           ______ いいよ。続けて・・・


「 ・・・・。 」


( いや・・ ダメはこちらの台詞だろう・・・。)

廊下に聞こえるボソボソ声が、村雨とエキストラのあんちゃん達。
何人か、Tragic Markerに出ていた人たちも居て、どうもその時の話を廊下でしている。

その中に、貴島の声も相槌で混ざっていた。


( なるほど・・・ 貴島くんが居るって事は、もう少し話して帰るだろう。 )

それにしても、最上さんのこの声が、聞こえなくてよかった ってなのと、ライトを点けなくてよかった と思っていた。

起きる予定時間まで、まだまだ早かった。

一緒に・・・ 寝る。ってのもいいけど・・・

寝ちゃった方が、意識が無くてモッタイない。
ふにふにしながら、起きている方がちょっと楽しかったりした。

           _____ いや、特に・・・

タブレットを見てイメージ作りするよりも・・・

横の本物。

役者じゃない時の彼女を見ている方が、奇想天外な鈴音のイメージが湧きそうで面白かった。

というのも・・・
タブレットに繋いでいる耳から離したイヤホンから、自分の撮影済みの声が微かに流れていた。


           _____ パチッ・・・
  
どうでもいいけど、聞こえた自分の声、Act 10の台詞が、横に寝ているリアル最上さんと息があってて、面白かった。



・・・ぅふ・・っ・・



「 好き・・・ 」



ぎゅっと両手で急に握られて、今の寝言に、その前のなんだかワカラン吐息の微笑みに・・・

ドキッ として、じっと見ていた。


           _______ 答えか・・・


自分の台詞も・・・何の答えだったか?と思い出せない、もう撮り終わったそのシーン。

よくわかんないけど、自分の台詞の声に、拍手したいほど合っていた。


なるほど・・・

“ 好き ”が答えだったら、誰が好きなの?

・・・やっぱり、久遠? それとも、敦賀さん? それとも・・・


だ~ぁれか、違う・・後ろの正面の人・・・

っていったら、不破が頭の中に浮かんでいた。一人でムッと自分の想像の中にイラッとする。
両手で自分の手をぎゅっとフニフニ、ぎゅっとフニフニ、ペチペチまで軽くされて・・・

一体、誰と何を、夢の中で・・・ “ 好き ” と言うほどしているのか・・・

先ほどの、甘い声に思いつくのは、好きな人と “ 寝ている ”

・・・でも、全く違う意味の男女関係での、お肌のお付き合いの、寝る。

ぎゅっと、フニフニと、ペチペチ・・・ 




一体何を・・・



・・・しているのだろう . . . _________




(・・・な~んて、ドラマ調、アフレコにしてみたりした。)


『 あん・・・ダメ・・・ 』 に、『 好き 』 で・・・ フニフニ・・・? 

どーも、誰かと肌をってか、身体を重ねている想像しか出来ない・・・ 俺ってやっぱ、男だな。と思っていた。

純潔を守り抜くと俺と約束したのだし、ファーストキスが久遠なんだから、久遠の俺と寝たわけじゃないのは、確かな事。


( えっ! もう、すでに・・・知ってるの??? )

・・・ってか、教えられたの?誰に?誰と?When ? and With who? also....... Where ??? 

考えが纏まらない疑問だらけに・・・俺の中の久遠心が疑問になっていて・・・
じーっと見詰めていたら・・・


「 あのね・・・ 」


と聞こえて・・・ 

廊下のボソボソに、聞こえてしまわない様に・・・


________ バサッ・・・

布団を掛けた。

タブレットから微かに流れていた、Return with Honorの曲が・・・

ドラマ調に盛り上げている・・・



ニギニギ & フニフニ ぎゅっ。



「 そうしたら・・
  ・・・こうして こうして
  両手で・・・捏ねる・・・ 」


( コネル・・・ですか? )



何を捏ねているのだろう・・・


           _____ ・・・分からない事が・・・


             また・・・


             この胸を焦がす ________ ・・・




なんて、どうでもいいけど、見ているアフレコに効果音に盛り上がる。


「 ・・・うふふっ
  楽しみ・・・クスクス・・・」



( 鈴音っぽい・・・。)

その悪戯そうな笑みの声が、なんか楽しんでいるらしいと判断して、

           _______ はい。どうぞ。

自分の台詞も、最上さんにその楽しみを勧めていた。


「 今夜のごはんは・・・ 
  うふっ・・・大好き・・」


           _______ ・・ん? ありがとう。


自分の台詞も、めちゃめちゃ合ってて、面白い・・・。

でも、ピンと来た。




なるほど・・・・

・・・ごはんね。



ハンバーグを作っていたか・・・・




捏ねるに フニフニ、ぎゅっと ぺチ。 両手で捏ねたらハンバーグ・・・
・・・になると、自分の肉だねにされていた片手の感覚が、ハンバーグだよ!と訴えていた。




________ あなた・・・ ようせいさん?


ふっ・・と、頭の中にツインテールのキョーコちゃんが思い浮かんでいた。

暑かった夏の日・・・

太陽の香りが、キョーコちゃんを包んでいた。


ひんやりとした深い森を抜けて、涼しげな河原を見つけて、川の水しぶきがキラキラ輝きながら流れていくのを見ていた。

出遭った時・・・

自分の方が、君の方こそ・・・


“ 小さな妖精が、魔法を掛けに来てくれた ” 


そう驚いていたんだよ ___________ . . .




平たい石ばかり拾い集めて・・・

自分のお誕生日の事を話してくれた。


大好きなものに囲まれてみたいと思っていたのだろうか・・・

キョーコちゃんにとって、大好きなハンバーグも、年に一回だけのお誕生日も
同じぐらい大好きなんだと思った。


要らない子 なんかじゃないよ・・・・


君の泣き場所に座っていた自分を見て、笑顔に変えられて・・・


嬉しかったよ。




子供の頃を思い出していて、ハンバーグとお誕生日は同じぐらい大好きなんだと感じて


産まれて来なければよかった・・・・  なんて・・・


自分が生まれた日を楽しみにしている程、本当は・・・

生れてきてよかったと、君の心が想っているって・・・ 言いたかった。




無意識に、こちらを向いたまま寝ている頬に掛かる髪を、そっと指先で耳に掛け頭を優しく撫でていた。


________ ハンバーグ国王様☆


無邪気にお辞儀をする君を思い出して・・・・




・・ぷっ・・・・



思わず噴出しつつ、撫でていた手が、プルプル震えるほど笑い出すのを堪えていた。



結果・・・


ぱちっ。


( やばい。 起きちゃった・・・)



「 おはよう 」


小声でそっと言ったのには、廊下の ボソボソ わははは~! は、まだそのまま居たからだった。


「 あぁ・・ 兄さん・・・ 」


もう一度 トロトロしている瞼を閉じようとして・・・


「 あれ? 」


直ぐに開けた目は驚いていた。



し――・・・っ



ガバッと布団を掛けて、2人で包まった。

最上さんの声が漏れない様にもあるのは、もちろんだけど・・・
あれ?敦賀君、一人で喋ってる? 働き過ぎ&役作りしすぎで、気が狂ったか?・・・なんて、おかしな人だとも思われたくも無いが為。


「 えっ。敦賀さんの部屋? 」


「 そうだよ。そのまま・・・」


そこまで言っても、別にお肌とお肌の関係を重ねてしまったわけではないのは、彼女も体の変化が無いし、服を着たままだから自分自身で分かっただろう。

そのまま俺の部屋に泊まった事よりも・・・


「 えっ! まだ、居るんですか? 」


廊下のガヤガヤが寝る時のままだったので、そんなに居たのか?と驚いている。


「 いや? 出てきたところじゃない? 」


なんせ、自分も寝て起きたところだったので、ずっと居たかどうかも定かじゃない。
ガヤガヤの子守唄に、ボソボソの目覚ましサウンドにそうされていた。


「 まぁ今日の撮影は、俺達だけがほぼだしね。
  皆キャストは、ゆっくりなんじゃないかな?
  たぶん・・・今から寝るんじゃないかと思うよ。 」


んだろな・・・ と思える時間の経過具合。

どうでもいいけど、兄さんは、この現場では廊下の外に居るからね。と・・・


共演者キラーの異名を持つ俺。
いつも何気なく女優さんにやってしまって、落ちちゃってる・・・

自分の人差し指を相手の唇に付けて、何も言わなくていい。任せて俺に。ってな行動。
無意識に差し出していた人差し指を、なんだか最上さんには躊躇って、止まっちゃっていた。

何気なくしそうに出したまま なんだか躊躇ってしなかった伸ばした人差し指で、最上さんを指差していた。


でもこれも・・・ 無意識だった。


クーに子供の頃、人を指差してはダメだ。と言われ続けた事を思い出していた。

タブレットの灯りもスクリーンセイバー設定に消えて、布団の中は真っ暗になってしまった。
なので・・・


( ま、見られてないし・・・いいや。 )


自分の弟の様な、10歳のクオン君風貌の最上さんも、タブレットの灯りと共に見えなくなった為、
クオン君に見られずにすんでいた、俺の子供の時の癖。 ・・・でも今もまだ・・かもしれない、咄嗟の時を、む~んと考えていた。


そうそう、今なん時ですか?と聞かれて・・・

人差し指に気をとられていて・・・

両手で握られたままだった、そのハンバーグの手は、ユルフワ加減に忘れていた。
タブレットをONにしようと、伸ばした人差し指ですればいいものを、無意識にユルフワの方を、ベッドにおいた俺の顔前タブレットの方に引っ張ってしまい・・・


それも、何気なく突如してしまい・・・・


その結果


ぐいっと勢いよく、最上さんを引き寄せてしまい・・・・・




ふっと・・・


唇に柔らかい感触が触れて・・・



タブレットを点けた瞬間

うつ伏せの俺の胸に敷いた枕が邪魔で、仰向けの彼女の顔が目の前にあった。



どうして、タブレットが点けられたかって・・・


両手が自由に、突如なった俺。

最上さんの両手に握られていたユルフワ片手は、離されていたから。


でも・・・


明るくなった布団の中で、見えたのは・・・

両手で自分の唇を押さえている、俺の真下に居る最上さんだった。


( だから、ユルフワの手がフリーになったのか・・・)

なんて、思うよりも・・・


ここで、俺も唇を押さえたら、唇と唇がぶつかったと思うこと間違いなし。

そう思った事のほうが、強かった。



それに、これは・・・ キスではない。


アクシデント。 

それ以外の何ものでもない。


自分のファーストキスは、恰幅のいいサラリーマンでタラコ唇がチャーミングだったと、信じようが信じて居まいが・・・
そ~んなものはキスとしてカウントしません。と、自分で彼女に、不破との事をデリートさせたんだった。

まぁ、不破の方は、そのつもりで 長い・・長~い・・・長っがぁ~い・・・・・

・・・・。 

今、思い出しても腹が立つ・・・! 


そんな、ディープキスだったけど

そちらは、上手くデリートできたのか・・・



久遠とした、重ねただけキス。

こちらの方を、彼女はキスとしてカウントしている事に・・・



今の様に触れただけなら・・・


彼女が自分で触れてくれた初めてのキスに、納得できないままに自分の中でカウントしていないのなら

これも俺にはカウントされない、キスの類。


( うんうん、落ち着け、自分。 )

この体勢も、2度ほどしている俺達・・・

でも両方とも、キスしなかった。


キッチンの床でしようとした事も、ホテルのベッドの上でしようとした事も、

敦賀さんとしようとしていた時だけど・・・

でもまだ・・・

敦賀さんとの間には、彼女がもしもコレをカウントしても、1回目。


どうにもこうにも、2人ともカウントされないキスだった。


いきなり離れたり離したら・・ も・・・

意識しています。 ・・・に成ってしまうので

ひとまずそのまま微笑んで、そっと腕だけを伸ばした。


「 あのね。気持ちよく寝ていたから、起こさなかった。 」


そんな事言ってみる。

・・・ってか、自分もいつの間にか寝ていたって、それは言うのを止めておこう。

伸ばした片腕を引き寄せて、偶然回していた手で彼女の頭を持ち上げた。


「 この枕。よく眠れた?
  寝心地、いいよね。 」


彼女に貰ったバースデープレゼント。
その枕に頭を乗せて、いい子いい子とそっと撫でた。

・・・枕の意味に感謝する。



本当にありがとう . . . _________





その枕で、自分は・・・


なん度 君の夢を見ただろう


幾度夢の中で、君はキラキラ輝いた笑顔を俺に向けてくれただろう


君が夢に現れる時は・・・


子供の頃のツインテールのキョーコちゃんも


事務所の外に正座していた、まだ芸能人に成ってない君も


熱の看病まで泊り込んでしてくれた、マネージャーの君も


初めて共演した時の君も



シェフの姿でのクリスマスの君に・・・

帽子を引っ張って取ってしまった、シェフの格好をした鶏まで思い出し・・・



君を忘れられない事が、恋だって・・・


教えられた。
自分の心の中でも、そうだと初めて気が付いた感覚に・・・


ほとんど徹夜で役作りをこなそうと、必死に成っている君も・・・


自分の夢の中に出てきてくれて



本当に、ありがとう __________




夢の中で何度も君に出遭える事も、安眠という安心の眠りを不規則な俺にくれた、全ての時間が

一人で居ても・・・

君を傍に感じて、安心する。 

とても、とても、大切にしたい時間に成った睡眠時間を、ありがとう・・・・




「 ねぇ、最上さん? 」


“ もう少し時間があるから、寝るか?” “ それとも、朝の散歩でも行くか?” 


「 ・・・どうしたい? 」


両方とも自分からのお誘いに、Yes と はい。のチョイスしか存在しなく、Noの選択は含まれていなかった。

自分は眠くなかったけれど、肌の調子を気にして“ 寝ま~す”チョイスであったなら、夢の中ではないリアルに感じる安心と共に、自分ももう一度一緒に瞼を閉じようと思っていた。


「 そうですね・・・ 」


もう眠くは無いらしい、驚いて起きた寝起きだった。


一度部屋に帰って、着がえてくるか・・・

そうブツブツ言いながら、俺の下で考えているけれど
廊下のボソボソは・・・


_____ ボソボソ・・んで、えっ! ぼそぼそ・・・ほ~・・・


そのまま・・・


もう、本当に寝に帰ったらどうかと、同業者として心配になる。

ちらっと2人でタブレットの時間を見て、今 着替えに戻れないなら・・・

もう少しこのまま、ベッドの中で、こちらもボソボソ話していてもいいとさえ思う。

布団の中で、ボソボソ話し出したのは、朝の散歩の事。


「 軽井沢の朝靄の中で・・・ 」 


あぁ・・そうだったんだ~・・・俺はさ・・・こうだったよ。なんて、話していた。

2人とも森の中の撮影に、森を思い出していたからか、どうしても散歩に行きたくなった。


「 ねぇ、そのままでもさ・・・
 ん~、 いいと思うけど・・・ 」


なにせ、少年久遠くん。

お外に出られる格好だった。

でも朝靄の中、ひんやりした森の中の撮影をAct 2で、最上さんが現場に来る前に経験していた。

以外に寒いよ。と言いつつも・・・


_____ ぼそぼそ・・・ 

   ボソボソ・ガヤッ・・・ボソボソ ボソ ボソ・・・

   それじゃぁ、貴島さん、お邪魔しました。お休みなさい・・・



・・・おっ!


俺も最上さんも顔を見合わせて、同じ事を思っていたらしい。


「 あぁ~~・・・
  ・・でも時間が・・・」

着替えに戻るまでに、まだエレベーター前にいるだろう、村雨とあんちゃん達。
最上さんがエレベーターを使うのも、彼らが自分の部屋に入ってからこの部屋を出ないと、村雨と同じ階の最上さんが自分の部屋に入るまでも・・・

また今度は その階の廊下で、ボソボソ話しているかも知れないと考えたら、不可能だった。


「 もう少し経ったら、ここからそのまま散歩に出て・・・
  散歩の後に帰る分には、見られてもいいんじゃない? 」


そうそう・・・

そういえば・・・


布団からガバッと出て、クローゼットの方に立ち上がった。


________ カチャ カチャ カチャ・・・


ハンガーを寄せつつ服を探していた。


「 ねぇ 思い出した。
 あのさ、俺のでいい? 」


彼女に貸せる大きさの服がある事。


「 はい、これ。 」


ハンガーを抜き取って、ベッドの上で座っている・・・クオン君に・・・・

なんだか、ピッタリ。


「 これ、覚えてる?・・・

 前にさ、俺の帰宅をマンションの外で待ってて
 あまりの寒さに、凍え死にそうに成った事。

 何を言ってるのか、分からなかったあの時だよ。
 
 ほら、ナツの役作りのモデルウォークの時・・・
 
 その時貸した、パーカーを上から着たらどう?  」






・・・前に夢の中に出てきた君


本当にあった君の姿が、何度も現れた。



必死になって役作りをしようとしている、一生懸命な姿・・・

もう遅いから送っていくとも、遅いからまた今度とも、言わなかった自分。



必死に夢だけを見て、必死に向かおうとする事が、出来る様になった証だって・・・

自分にもそんな頃があったと自分の思い出を重ねて、教えてあげたのではなく

君の心が純粋に


恨み ではなくて、 夢 に・・・

矛先を変えられた事に・・・


自分に出来る事があるのならと・・・

自分を頼って来てくれた事を、怒れる筈なんてない。



・・・あの時・・・・


君が自分に向けたのも、Yes か はい このチョイスしか自分にくれなくて、必死にすがり付いていた。

迷える子羊・・・

可愛い子供の動物に、微笑まない人はいないだろう。
可愛い我が子の様に、教えてあげる親は何も疎わないだろう・・・


だから自分も・・・ “ Yes ” か “ はい ”  


この二択の返事の質問にしか出来ない自分には・・・


自分にとってもお師匠様である君に、すがっているって

大きな 迷える子羊に・・・

その枕をくれた君なら・・・ 

感じとってくれていると、いい ____________





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Myth. BLUE BELL Back Stage for Act 10


Myth. BLUE BELL - Back Stage for Act 10




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TB: --
mimi's world from Ren Tsuruga and Chuehonn Hizuri
Love Letter from RT and CH

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