mimi's world * HOPE and DESIRE

_______ BE-lie-VE * be-LIE ve * believe...the SHAMs for heart healing * mimi's world-7 _______

Myth. BLUE BELL - Act. 10 - Second  

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Myth. BLUE BELL - Act 10 - First half



Myth. BLUE BELL - Act.10 - Second






 

  チリン・・ チリ チリ・・・・

シャラ シャラ・・ シャラ・・・・





Myth. BLUE BELL -Act 10 - First half by ™ From far away beyond beautiful sea.










『 子供のお遊びに・・・  見えたけど 』





_____ でも、子供の方が・・・   厄介だろ . . .








Mimi’s Image Music * Brother / Orbits
兄弟 / 軌道・勢力圏 








スゥ・・・



息を静かに吸い込んで、まだ仄かに残るりんどうの香りを胸に・・・


「 怜。 夕べは・・・
  どこに行ってた?・・・ 」


鈴音の屋敷に自分が行くよりも、先に屋敷から消えて行った怜・・・・・


フェラーリの重厚なエンジン音のスタートに、代議士が乗るような車でもなく、かと言って使用人が乗る車でも無い事は確かで、幾度か空吹かす音が聞こえていたから、その運転は 怜 だと・・・
正面が見えない部屋から思っていた。


議員秘書として出向く時は、静かな車で出かけている事は、東京に居ても同じ事。



“ お走りになられたら、危のうございますよ。
    鳴海の者として、急ぐ必要は・・・

    ・・・生涯、どこにもありません ”



鈴音の乳母の言葉の通り・・・



怜・・・ 
 お前だって・・・
       急ぐ必要は無いんじゃないのか・・・



時急がずに居ても、いつか自分の手中に舞い降りてきて、全てを自由に出来る未来の・・・

・・・ 一人息子。



怜が出かけた音が消えて、部屋の窓を閉める時には、中庭で蝶子と夫人にメイドに女中達が、忙しなく月見の夜噺茶会の準備に動いているのを眼下に見下ろして、部屋を出た。

そっと通用門から出る前に、暗くなった鳴海家の庭を歩いていても、茶会に招待した客が到着する前の正面や屋敷横の庭は、フェラーリ去った後メイド達も中庭の方に引いていた。


植木にライトが灯されていて・・・

来た日の夜、紅色のリボンがひゅっと見えた、植樹を見上げた。



もしも、猫であったなら・・・

なにも辺りに無い土地はシンと静まり返り、遠く岬に打ち付ける波の小さな音が聞こえるよりも、小さくとも近くの鈴の音が聞こえていてもおかしくないと考えながら、通用門に向かっていた自分。


早朝に散歩に出かける様に門を抜けて、灯台に向かって歩いていた。

灯台に明かりはまだ灯されていなく、近くに寄るにつれフェラーリではないエンジン音が複数やってくるのが聞こえてくる様に成っていた。


静まり返るほど何も無い平原の土地で、複数のエンジン音が聞こえたとしても、フェラーリの音が掻き消していたか・・・

フェラーリの音が消えるのを待っていたか・・・

自分が出てくるのはそのタイミングと言わんばかりの、そうそう聞くこと無いフェラーリのエンジン音が、鐸杜に伝えていたのだろう・・・

そう考えながら、灯台に向かっていた ____________







「 怜。 夕べは・・・
     どこに行ってた?・・・」





自分の言葉に、怜が止まったと思えたのは
自分が手にしていたりんどうの花を、指でくるくる数回ほど回すぐらいの間があったからだった。


ずいぶん時が経った訳ではない、夕べの出来事・・・

まだ24時間も経っていないのに、思い出せないなんて事、一大コーポレーション企業の敏腕社長であり第一秘書として議員の傍に置かれるほど有能な奴には、ありえない事。



_____ ・・・剣。 
     ・・どうして・・・?



自分に怜が聞いた事は・・・

“ 早朝の散歩ではないかって、メイドが・・・ ”

夜の間、自分が屋敷に居なかった事を聞いた疑問では無い ________



「 いや・・・ 別に。 
  居なかったよな・・・ 」



自分が屋敷に居なかった事を知らなくて

怜、本人が言葉に詰まった、それだけで・・・

怜も、屋敷に一晩中居なかった事を、知る事が出来ていた。



_____ ・・・あぁ。


彼の素直な返事に、嘘偽りの無い親友同士であると、心が捕らえていた。



赤に・・・

青に・・・



紅色に・・・

蒼色に・・・




心が2つ存在するのは、お互いに・・・・



信頼できるパートナーとしても

信用できる親友としても



でも、たった一つだけ咬み合わない歯車の古の血筋


買収業者の父からの血と

土地所有者の者からの血



生まれた時には既に始まっていた、いがみ合う自分達の血筋。

お互いに背負わされて育って来た事は確かでも、怜の方は・・・

命の誕生した瞬間から、父の血統からと母の血統からの、既に血筋を背負わされて、誕生してきている。 事・・・・


若かりし頃何も知らないまま、代議士と夫人も・・・


・・怜の様に・・・


許婚として決められて、本人たちは何も知らぬまま、子を育んだのだろう。




自分が普段座らない場所から窓の外に見えた埠頭の景色にも、デスクの下に落ちていたただ一枚の書類にも、同時に気付いたのには

何かを自分に気付かせる為に・・・




“ あなたさまのここが・・・
  ・・・お知りに成られていますよ。 ”



天女の育ての親だろう乳母が、自分の心をも あやす様に言っていた。

心が・・・

自分の心がはじき出す、素直な心情が教えてくれたと思う。




その怜の血は、変えられるのものでは、無くて・・・




この心の中には・・・

赤い炎と、青い炎が、燃えていた様な 2つの感情で

なぜ、2つの感情が混ざっているのだろうと思える事だけが、頭で判る事で

彼も同じ様に2つの炎の様な心を持っているとは・・・




社長同士の仕事のパートナーでもなく

代議士秘書と依頼者の立場でもなく

土地所有者と買収企業の立場でもなく



今は・・・


親友として・・・


心で・・・


分かる気がする。





でも、怜が何を考えているのかは・・・・

怜と行った料亭の事を、手にしたりんどうの花を見詰めながら、思い返していた。



怜はお造りに添えられていた一輪のりんどうの花を、りんどうの花を摘んで帰ってきた自分に見せつける様に 鈴道 リンドウの透明な日本酒に、鈴鐸 RINDOHの錫の杯に入れた。



・・・心が素直に感じる心情と、頭で考える思考は誰もが違うものだろう。





“ 漢方に使われる一種で・・・
  ・・・この土地には、大体10種でしょうか ”



説明をしてくれた若女将の黒髪に挿れていた、紅玉のかんざし。

髪を纏め、頭の形に添わせる様に曲げられていた。



白銀の輝きに紅を映して、黒髪にその紅色の光を反射させて

そんな物を創り出す技術と計算が出来るのは・・・


鐸杜・・・

・・・アイツしかいないだろう。



焼き物を乗せて運ばれた、岩を模した楽焼の皿も・・・

鳴り と、たくさん名が並んだ楽焼の灰皿も・・・



同じ土で、同じ温度の窯で焼かれた物だと思える色に

茶道具も、茶入れも、茶碗も、見分けられる俺には、簡単で・・・



きっと金型を作る土作りから修行させるのには、高温の金属に負けない型を作る為に
灰皿も自分で作らせたのではないかと、考えていた。

料亭で運ばれてきた楽焼の皿に、金属以外の物をアイツが特別に創るほど、料亭の誰かと親密な関係なのだろうとふっと頭を霞めた時、錫の杯に無意識に手を伸ばしていた。



『 じゃぁ・・・薬って事は・・・
 ・・・毒にも成るとも言うけど? 』


もし何らかのいがみ合う関係であるならば、薬とわざと間違えて使わない手は無いのではないか・・・


その昔どんな武将、それに藩を統治する将軍であったとしても、茶会には・・・
待合場所に長刀も短刀も守り刀すら刃物は全て置き、丸腰で茶室に入らなければならない しきたりがある。


“ もてなす ”

その心・・・


坊主の多い茶人の実直な心を信用して、心を茶室と茶に委ね心と心を繋ぐ事・・・


人を殺すことを厭わない者と
葬られた魂を供養する者と

人の心として武将が感じる咎めを癒すとされて、盛んに行われた・・・

今で言う 懺悔と心の帳消し なのだろう。

それを利用する思考を持った、武将が裏で菩提寺の坊主に指図する事もある。
寺への寄付を含む税金免除に広大な土地の付け届け免除に加え、社会的最高地位などを貰い、政治権力を持った武将には頭が上がらないから、やむなくと・・・

茶を入れる茶器には、毒の判別をする金を用いる事は、茶人の常識で・・・

そう考えた時、錫で出来たものは、その金属の命長く劣化も酸化もし難いものだと思うと、毒を盛られていたとしても判別は出来る物ではないと、急に考えたからだった。

その昔、鳴海家で銀の・・・

生きている証を残す事無く、葬られる心を鎮魂の意、沈黙のまま邪魔な血を消去する為に創られたのかもしれないと・・・この景色と書類と、自分が気付いただろう裏の顔を知って考えていた。



鐸杜の様に、鈴鳴り岬の者にとって

とても邪魔な存在の、買収業者の社長として

自分の名を明かしていた後だったから・・・



親友の怜を疑うわけではなくとも

親友も自分に力を貸す、社長の一人




怜は何を確かめたのだろう・・・・



日本酒にりんどうの花を入れたのは

自分の心を確かめる為だけだったのだろうか・・・

自分達の親友のもう一人、不明の病で床に伏せる、山延の事だろうか・・・

それとも、鐸杜と親密であろう関係の料亭だからか・・・



怜が将軍の様に疑う事を、もてなしの場に感じていたとしたら



毒の鑑定を有耶無耶にする錫のものに・・・

それで運ばれてくると知っていて、振舞う為に、注文した鈴道の冷酒なのか

茶道を嗜む母親に育てられて知っていて、疑いからの、験しなのか



自分に素直に、嘘偽りの無い返答に困るほど

自分の事も親友だと思ってくれているのであろう、と・・・

・・・信じたい



青く吹いたら消えてしまいそうな、弱々しく細々とした炎を心にそっと灯しながら

赤々と燃えるものを自ら探し燃え移り、炎の勢力を増して大きく燃え上がる情熱をも心に持って


2つの心を感じる程、自分ととても似ていると・・・

初めて会った時から感じた、自分の心 __________





自分の仕事のパートナー企業であり、いずれはその会社を引き継ぐ立場の山延が
自分に怜を紹介する時、突然吹き出した・・・


“ 何 かしこまってんだ? 怜も剣も、普段そうじゃないだろ。 ”


そこから始まった関係は、社長同士であっても、同い年の親友として・・・

でもその始まりが、自分が疑わない様に配慮されたものだったとしたら、どうなのだろう。
第一印象を頭の中で払拭させるのは、人の脳内では難しいとされている。



第一印象を、擦り込んだ



・・・そう考えたくは、今までの親友として したくないと、心が感じていた。



料亭からの帰宅の車の中で、今思い返せば、怜が自分に何かを尋ねていた。

怜は食事中に、自分が妹の存在に 蝶子 と、名を言った事を気付いていたのだろうか
名を出したら、隠された双子の存在を話してくれるかと期待していたのに・・・

車の中でも・・・

妹の事が好きかどうか まだ分からないと、もう一度仄めかした事。


親友の山延は、怜の妹 蝶子を、薔薇の様に可憐な少女と第一印象で・・・・

本当にそう取ったのだろうか。



親友の恋路を邪魔するほど野暮でも無いし、実際 蝶子に逢った時は、別に・・・

自分の第一印象、心情を信じたら、鈴音に一目逢った時の方が、自分の心には勝っていた。

もしも、女性への好みのタイプの違いだけであればいいけれど


ただ鳴海家との血の繋がりが、欲しいだけで・・・

自分の企業の為にと人生を捧げてくれようと・・・



赤い炎がただ燃え盛っているだけであったなら、自分へのプレッシャーが大きすぎて

人生を良い方向へ必ず向けなければと云う責任に・・・

怜と組んで自分を何か騙そうとしているのなら、責任を最終的に負うのは・・・



父が築いてきた、企業の倒産だろう。


それと・・・


鳴良家の自己破産に崩壊を、辿ることに成るかもしれない。



それは、自分の一番信じる父に、どうしたらいいのかが分からない。

自分がこの世から消えるだけで、済む事ではなくて・・・

自分がこの世から消え去っても、残された自社の社員全てを路頭に迷わせる、大きな責任に
株主や、世界情勢をも変えてしまうかもしれないと考えたら・・・

父が築いたものの大きさと名誉に、どうしたらいいのだろう。


武将が各藩を統治していた時代、現在においての社会情勢を操る 議員や株式企業とは、同じ事かもしれないと思いながら・・・・・




_____ もしもし・・・剣?
    おい、そこに居るよな?


「 あぁ、ごめん。 」


_____ まぁ、俺は夕べ居なかったけど・・・ 
    ・・ふっ・・・あははは


電話の向こうの怜は、いつもと変わらないまま。
親友同士の隠し事は無し。といった雰囲気・・・


これに騙されてはいけないのかもと思い直し、怜が時々裏に見せる冷たい笑顔に、誰でも必ず Yes と言わせる社長としての交渉力を持っている事を、忘れてはいけないと思った。

それは、パートナーとしての時は味方ではあっても、

時に、いがみ合う土地所有者と買収企業としての関係には、牙を剥き爪を立ててくると思わねばならない。



白猫の・・・

________ にゃぉん・・・

足元に擦り寄って甘えてくる時の様に、甘く優しく

機嫌の悪い時は、毛を逆立てて大きく見せ、牙と爪を向けて来る様な・・・



ふっ・・・
・・・そうだな・・・



鳴海家で飼っている白猫の様な奴だと考えていた。


「 なぁ、事務所内で朝帰りとかって・・・
  こんな話していても、いいのか? 」


_____ あぁ、大丈夫。
   ・・・今事務所を出ようかと、会社に向かう所だし。
    ちょっと・・・そのまま、待ってて。


怜の電話口の方に、回線、俺の携帯に変えてと薄っすらと聞こえたと思ったら、又 紫竹調が短いワンフレーズだけ流れ向こうの声が聞こえてきた。
 

    ・・車を、回して・・・


受け付けにでもいるのか、遠く聞こえる受付の女性の声は、自分に対応した人であると思えるものの、
怜の言葉へ甘い声で返していた。


    車、変えて行こうかな?って、思うけれど・・・


    うふふ・・・かしこまりました。
    退出のお時間は、社に出勤と先生にお伝えておきます。

      ・・それでは、裏側に・・・


怜の方が時間に融通の効く、鳴海事務所で代議士よりも幅を利かせている様だと感じてしまった。


    じゃぁ、裏側に・・・
    ご一緒・・・する?


相変わらず結婚してようが、奥さんが居ようが、女好きだな。と思っていたら、突然電話の声が普通に自分と会話している様に聞こえてきた。


_____ あのさ・・・緑はいないよ。
   まだ鈴鳴り岬から帰らないって聞いてるし・・・


自分が考えていた事を読まれたのか?と思える程のタイミング。
直感の鋭さは仕事上、こちらも鋭いと、使い分ける笑顔の違いで分かっていた。

まぁ・・・その言葉は、俺に言っているのだろうが・・・

自分には、受付の女性に言っている様にも聞こえていた。


「 ふふっ。今日は?・・・だけじゃないだろ? 
  昨日まで、怜が行っていたんだから、
  数日ほど、緑さんに逢ってないんじゃないか? 」


_____ まぁな・・・

   そうそう、剣。先生? へのアポ。
   ごめんごめん、秘書仕事、思いっきり忘れてた。

   ・・・何?土地の事?

   だったら、会社の方で・・・

      ・・・・・・父を通さなくても大丈夫だぞ。剣。 



フッ・・・・

ふっ・・・・



もうその言葉だけで、代議士に直接自分が会う事は禁止されていると感じて・・・


「 あぁ、じゃぁ また今度・・・ 」


_____ お手数を、お掛けいたしまして・・・


「 いえ。こちらこそ・・・
        ・・・・ん? 」 


_____ ・・・な~んてな。ふふっ。
   ま、一応秘書的に、社長殿にご返答を。なんて・・・


思っただけ~・・といつもの様に戻りながらも、電話の向こうが急に静かになった。
指で聞こえない様に押さえているのだろうと思うほど、外の往来の音さえ途切れたからだった。


でも、まぁ・・・


自分の意志とは関係なく生まれながらに許婚がいて、気付いたらいつの間にか結婚させられていた・・・

・・・怜

きっと子供の頃から恋をする機会も与えられず、18の誕生日に結婚して、大学に入学した時は既に既婚者だった事を考えたら、結婚するという事は恋愛の先に在るものではなくて血族の繋がりだと考えているだろう。

静かな電話の向こう側で、往来の激しい・・・いや、
政治情勢の変化を自分好みに望む政治家達のせわしない雑踏は、騒がしいだろうと考えていた。


往来の激しい“ 霞ヶ関 ”

その名の通り、政治情勢の向こう側・・・真実を霞に隠した関所。

どうしてこんな名が、この土地についているのかは・・・ 



そういえば・・・


鈴鳴り岬の由来も考え出したら・・・



・・・ 
  ・・呼び鈴・・・?



鳴 の字を継ぐ者が、たくさん残る場所に・・・

土地自体を崇め守っている人々にとって、呼ぶべきものは・・・


いや・・
・・・その逆・・・

だったら・・・

・・・ お祓い・・?・・・




・・・そう考え出していた。



「 なぁ、怜・・・
  ・・・もしもし? 」


ちょっと野暮かも。と思いながらも、一応俺との電話中。
知らないふりをして、声を掛けてもいいんじゃないかと思いながら話し始めた。

霞ヶ関の雑踏が聞こえる様になって、その中に怜の車なのか・・・独特の重低音の様なエンジン音が近づいている様に聞こえてきた。


・・・フェラーリじゃない


それだけは分かっていた。


何かをボソボソ言っている中に、お気をつけて。との声が雑踏とエンジン音の中に混じって聞こえると、電話口に怜の声がした。


_____ じゃぁ、またさ・・・
   会社に着いたら掛け直してもいい?


「 あぁ、もちろん。別に急ぎでも無いし。 」


_____ だよな。 だって・・・


その後の怜の言葉は、切れ者と言われる彼の瞬時の判断力そのままだった。


_____ アポイントを取ってから。 
   ・・・で、いいわけだもんな。


「 うん・・・そう、だから・・・」




________ チリ チリ チリ・・・チリ チリ・・・


鈴の音が電話の向こうで、遠く鳴り響いていて・・・




_____ う~ん・・・・
   父へのアポより、そうだな・・・
   パートナーの俺の方が、詳しいし

   父は・・・まぁ・・・ 忙しいから。


それと共に怜の声も電話から聞こえていた。


_____ ごめん。秘書の電話に・・・
    ちょっと・・・・
    じゃぁ、また掛け直す。
 

「 怜。お前も、忙しい奴だよな。 」


既婚者で・・・奥さんは知っているのかどうか分からないけれど、自分が知る限りでは

広く浅く人と付き合うタイプの怜に、深く長い関係を引き摺る事無く、女性との情事も広く浅く

初恋をする前に結婚した、彼の気持ちも分かるような気がしていた。その、意味も込めて・・・


『 父は、“ まぁ ”・・・忙しいから・・・ 』

まぁ と・・・と付け足したのには、もう代議士に自分と面と向かって1対1で逢う事を禁じられる、バリケードを強調されたと感じて、

忙しいのは 怜・・・

・・・お前の方だろ って、言いたかった。



「 忙しいからって、運転しながらの電話・・・
  あぁ、そんな・・・違反事・・・
  ・・・なんてもちろん、出来ないもんな。 」


_____ そう。ちょっと・・・ まぁ・・・
    一応、議員秘書だし、社長だし。
    ま、剣もゴシップ誌に気をつけろよ。
 

ドルン ドルン ・・・ル・・

低い音のエンジン音が大きく聞こえていたのが消えると、車に乗ってドアを閉めたんだと思った。


「 じゃぁ、また。そうそう・・・ 」


代議士へのアポイントを疑われない様に、言葉を付け足しておかないと思った。
自分の身に何かをする事なんて、彼自身が手を下さなくとも、簡単に人も社会情勢をも操れる彼には、必要だと考えた。


「 怜にも、泊めて貰ったお礼・・・
  言いそびれてごめんな。
  悪いけど代議士にも、伝えておいてくれないか? 」


_____ あぁ、そんだけ?
    なんだ・・・別にいいって事よ。
    全くっ、俺の家族は気にしてないと思うよ。
    じゃ・・・行くわ。


「 あぁ、ありがとう。また仕事の話の時に 」



________ チリ チリ チリ・・・ チリ チリ・・・


鈴の音の様な、電話の音は鳴り響いたままで・・・

自分の名刺入れの りんどうを見ていた。



続いた怜の言葉は、絶対に鳴海家とは離れられないと思える程、でもそれが人の心を繋ぎ留める彼の術かもしれない・・・


_____ うんん・・・こちらこそ、ありがとう。
    ・・感激。 剣の心遣いに感謝する。


じゃぁ、後でまた。I love you~・・・ と言いながら、もしもし遅くなりました。鳴海です・・・と、もう1つの電話に、低めの声に真面目な口調で話し出した声が聞こえながら、こちらの電話は切れた。





ゴシップ誌か・・・・


怜との電話を切りながら、考えていた。
それと同時にウェブで、RINDOHとサーチした。

検索で一番始めのページに出てくるのは、グッドデザイン賞など数々の最優秀賞を勝ち採った彼の栄誉。
その作品が並ぶギャラリーや世界的に有名なデパートのウェブサイトが並ぶ中、自分が見たNewsWeekに Timeの雑誌、その他雑誌に掲載されたあらゆる出版社のサイトが混じっていた。


数々の出版数の最も多いゴシップ誌を気にする、怜と・・・

世界より賞賛を浴びる記事を数々載せられている、鐸杜と・・・



“ 世界に向けてか・・・”


あの鈴の音を響かせた場所。


“  これな・・・オレが初めて作った物。 
だから、なくせないんだよ、この鈴だけは・・・“


怜と乾杯をした時に、手に馴染む錫の杯は音を立てず・・・

・・・沈黙 

その表現がとても合っていたと思い

手の中に握って音を隠さないと、よく鳴っていた錫で出来た鈴。


温度の差なのか輝きはそのまま白銀の輝きで、プラチナの様に高貴に豊かで重みを感じる色に、音が違うのは技術の粋だと思うけれど、上を見上げ続け極めを求め、そこに極める果ては無いのだろう。

遠く青く広がる、あの場所の空の様に・・・

その空の先に、自分の夢を風に乗せ・・・

その空の続く先は、世界。

世界よりの賞賛を浴びて、自らの夢と共に、豊かな自然と調和して生きている、
人・・・


鐸杜から送られた箱を見詰めていた。



世界的な名に、モザイクを掛けるようにも・・・

世界的な名を、空気の中に浮かばせる事も・・・


手をかけて創りだした物へ、それを郵送の衝撃から守る為のエアパッキンにまで、幾許もの愛情をその名に注ぎ輝かせている。


蒼く、白く・・・

そして、輝きを浮かばせ・・・


あの場所の空の様な色合いの箱

鈴鳴り岬の 青い空に流れる、白く風に吹かれる手の届きそうな低い雲で・・・

彼が見ているのは、風があるのかどうかも分からない様な、遠い空の 蒼・・・



きっと、真っ白な箱は・・・

ギャラリーと自分で呼んでいた、社長室の天上に浮かばせた、白い光り煌く 霞 の輝き



霞だ・・・



靄の様な霞に隠すのは・・・



真実なのか

栄誉なのか


この2つの違いは、取る者によって意味が変わるだろう。



あの鈴鳴り岬の大部分の土地所有者、鳴海家・・・

国の輸出入国管理をも動かす代議士の力と、夫人の莫大な財産。 

国を、世界を、動かしている力の大きさを・・・

自分の親友が、一族を管理していると、どうしても感じて ________



思い出すのは、料亭から鳴海家への帰路。
怜と一緒の車の中で、口約束の様な事をしてしまったかも知れない・・・

思い出そうと考えながら、デスクの上を見詰めていた。



デスクの上に散らばった、同じ土地所有者リストの書類。

床に落ちていた一枚の父からの書類。



どう云う事か確かめたくて、代議士に直接合える手筈を取り付けたかった。

自分が感じた書類の違和感。
全ての会社が鳴海家に騙されているのか、それとも全ての会社に自分が騙されているのか
山延と怜との間にある、自分が知らない頃の繋がり・・・



拭え切れなかった違和感は、今の怜との電話に・・・



プロジェクト達成ならなかった父は、その頃きっと見つけられなかった、何か

辿り着きそうで、辿れなく、道を閉ざされた・・・

・・・そう考えたほうがいいのかもしれない。



ヒントめいたものが記載されていると思われる、父からの書類。

怜と話している間、自分の目の前にずっと置いていた。



相談役として自分に席を譲り、職の権利を委ね退いた父。

倒産させるわけにもいかないとの、プレッシャーが急に圧し掛かっていて
今まで、怜と山延が自分のパートナーとして信用して、3人で燃える様に走ってきた。


今・・・
  ・・・一体、誰を信じたらいいのだろう・・・


自分が2人に、騙されているのだろうか

怜との電話に今まで感じた事の無い言葉なき圧力を感じて・・・


父からのものだけを、じっくりと読んでいた。


Mimi’s Image Music * Corale / Corale Solo
対照の声援 / 反対側からの一人の応援



窓の外に日が差してきて、ブラインドを閉めようと窓の方に立ち上がった。


あぁ、そうだ・・・


鳴海埠頭の光景が、太陽の光を浴びクレーンが動くたび、こちらに直接眩しい光を反射させていた。
あの埠頭は・・・

社長としての配属に、父から自分にきちんと契約をさせられた時の事。
その時、自分が読んだ事があった、このビルの所有者としての書類。

この辺りの土地の権利、全て・・・

その時自分は社長に成ると思うと、気分が高揚して情熱が勝手に溢れる様に闘志を燃やしていた。
何を考えるのも楽しくて、何をするべきなのか始まる前から、この心の高ぶりを抑えられない程だった。時代を遡り、ここの土地の事を調べ始めてみてから、茶道の癖か江戸と呼ばれ始めた初期頃まで調べた事があった。

霞ヶ関の様に、関所であった場所から

麻布 は、麻の生える野原で麻布(あさぬの)を織る女工がたくさんいた場所だとか、狸穴と呼ばれた御殿場は地位高き者が隠居所を多く持っていた事から古狸の隠れ家と付いた名であったり、後期に甲州街道からの新しい宿場と栄え始めた新宿だったり、土地の名に関する興味深い事を読んだ事があった。


その昔々・・・


葦の群生する浅瀬で、江戸前の蜆漁が盛んだった頃の海は、幾百年と翔けて鎖国が解かれる幕末前には、小さな漁船が入り江に入り、そこから江戸中に碁盤の目の様にあった川を上る物売りの猪牙舟などが集まる江戸の台所の様に発展した埠頭。


芸者が多くいた・・・

葦の原と名をそのままに、吉原として変貌を遂げた界隈の土地も、深川も大奥制度の将軍家に習い側室を持つ公家の土地であったけれど、幕府の変わる時には確か豪族の土地であったと記憶している。

公家と豪族の関係に、もしかしたら代議士の血筋の者ではないかと思い立ち、“ 古文書 江戸中期 土地 ” そのようなキーワードを入れて、ネットサーチし出していた。

江戸初期に坊主であった利休の茶の湯が盛んに将軍に取り上げられる様に成ってから、あの・・・

“ 幾千代 ” の茶杓

その物を受け継いできている鳴海家の血筋の者、鈴音本人が言っていた。


徳川大納言家よりの賜り物。千家伝来の 千家第十一代玄々斎精中宗室と又妙斎宗室が、“ 婿 ”に入った時の交流があったが為・・・・


その時代は公家のものであった土地・・の・・・はず。



代議士の旧姓は・・・

自分は今まで、ずっと鳴海の長男だと思っていたから、考えた事が無い事だった。


鈴鳴り岬の名も、昔々付けられた事に、意味があるだろうとは、前々から考えていては、いた。


けれど・・・
  ・・・今・・・


父からの書類と、窓の外の鳴海埠頭を見て・・・

吉原に深川に、芸者のいた岡場所の取り締まりが、土地所有者・・・もしも公家の一族からであったなら、あの土地は鳴海が占領した現在の戦の勝利と言えるのかもしれない。


代議士の旧姓は父が知っているかもしれないと思い、書類を前に自宅に電話を久しぶりに掛けた。


_____ はい、鳴良でございます。


「 もしもし、剣だけど・・・」


_____ 剣様。 お久しぶりでございます。


家政婦が電話に出たので、父が居るかを尋ねた。

けれど・・・・

母は、京都裏千家の集まりで京都に弟子と共に、ちょうど今朝から足を運んでいると言う。

父は・・・・


_____ 旦那様ですか? 
   本日は、そちらにご出勤されていると・・・


「 あぁ、そう? 
 ・・・じゃぁ、入れ違いかな? 」


父も不在だった。


家政婦は、お会いでないのですか?と自分に尋ねる嘘の無いような声にも・・・

自分の部下が在宅と言っていた事とも食い違い、それすら、誰を信用して良いのか、分からなくなるほど困惑していた。


「 じゃぁ、違う社かもしれない。 」


_____ お託はございますか?


「 いや・・・これと言って・・・」


_____ またお元気な声を、どうぞ・・・
   奥様にも、お聞かせさせて下さいませね、剣様。


「 ふふっ。分かった。
  母は、いつ帰る? 」


数日の予定だと家政婦は言い、じゃぁまたその頃と電話を切った。


その話し中・・・・

信用していいはずだと思える、父からの目の前に置いた書類の中に、気が付いた・・・・


りんどうの群生して咲いていた森の土地。

鈴音の住んでいる森の土地の継承者、第一継承者の名は 鳴海怜

第二継承者の名に、鳴海鈴音


でも・・・

鈴音の漢字の上に・・・

“ リンネ ” とカタカナで記載されていた。唯一つの名。

茶農園の第二継承者の名が、鳴海鈴音と書かれていて、そちらには・・・

“ スズネ ” と記載されている。




あれ・・・・

・・・それよりも



父からの方の書類を全部ソファの前から持ち出してきて、ペラペラと続きになるページを探し出した。
まだまだ鳴海の土地や、企業に、所蔵している酒蔵や、農産物に鉱石場など並ぶ所有継承者の名・・・

その中に、今まで一番見ていた景色・・・



海に面した灯台の土地



いわゆる・・・


“ 鈴鳴り岬 ”



この土地の権利について、一言も書かれていなかった。



あそこが一番重要で、鳴海のものだと思っていたけれど・・・


・・・誰の物 . . .____________ . . .












「 ・・・ 代議士の物だ。 」












そう気が付いて、怜や山延から貰った書類の方を調べ出した。



Mimi’s Image Music *
Two Trees / 双樹
Discovery at night / 発見
The Dark Bank of clouds / 暗雲霞



父が、言っていた・・・・・・・




もしも・・・


・・・怜くんが




解かって・・・


・・・いないのなら




この計画は、頓挫する。





1つだけの偽りと、判断しかねる自分のこの直感を授けてくれた父だけが

自分に譲り渡してくれた、他の誰もと違う唯一つだけの記述覚書が・・・




自分の背を押す様に・・・・



Myth.BLUE BELL -Act.12-™ from far away beyond beautiful sea.






自分の背を押すのは


・・・だれ・・・






満月の夜

みつげつ の よ



さくや の おこり

昨夜の熾り




赤い炭火の熾った中に、燃える様に佇んでいた彼女

濃紺の・・・ 藍染め の着物を着て

その家紋を銀色に共鳴させる、月の影の光り



蒼い世界の中に揺れた・・・

紅色のリボン

天女の羽衣の様に、聡明で真っ白の袂を靡かせた羽



森の 霞に・・・


そのまま


・・・消えて







自分の背中を押していた・・・



両手の持ち主は・・・

リョウテのもちぬしは



誰・・・



「 ウシロノショウメン だぁれ ・・・・?」




うふふふ・・・
・・・クスクス
きゃはっ・・・
・・・キャァァ
うふふっ・・・
・・・ガハ・フ
くすっ・・・・




燃える炎を みせる 事無く

それでもあかく き の中で

暗やみ色の炭に熾される ひ

長く燃え続ける 炭火の様に



心の中に 炎無く 赤々と燃え 続け




・・・チリ チリ チリ チリ

シャラ シャラ シャラ・・・


紅 と 藍

赤 と 青 



蒼い世界に色を、紫の江戸更紗で目隠しをされて・・・





怜の電話の向こうで鳴っていた、紫竹調の曲が横断歩道に流れて

鐸杜からの包みのエアパッキンの一粒に・・・


________ パチッ


・・・音を立てた。


©mimi's world ™ From far away beyond beautiful sea.


Mimi’s Image Music * Life / Walk / Run
人生 / 徒歩 / 徒走 



肘掛のある椅子に座った鈴音。

老いも若きも混じる笑いを、見えないはずの満月を窓の外に輝かせ、表情を隠していた。




同じ窓辺に、同じ椅子に、同じ白猫を抱いた・・・

紅色の着物を着ている鈴音が座っている。



見えない筈の満月を背に濃紺の着物を着て、膝に白猫を抱いていたはずの彼女と、

両手を繋いでいたはずだった。





肘掛けのある椅子に座った鈴音。

紫色の更紗で目隠しをされて、鈴のひびく道を辿り、たった一筋光の線が見えて

導かれる様に入った先に・・・



________ パチッ



りんどうの花を生けていた


自然の野に咲く様に・・・


その自然の野の中を歩かされて


同じ窓辺に花を生け、同じ椅子に座り、同じ白猫が足元に


紫色の江戸小紋の振袖を着て、その着物の切れ端でされた目隠し






あの時は、たった一筋だけの光が見えた長い廊下

長い廊下を目隠しされて両手を繋ぎ、連れ行かれる・・・






自分に残る、炉の炭の香り

炭火が熾る、練り香の香り



りんどうの香りを漂わせて



夜露の降る、影の星空

苔生す水の、命の呼吸



潮風が運んだ花の香りに



蒼い世界に霞んだ、ただ一輪の花を手に取った

自分の周りに咲く様に、心に永遠に芳しく


自然の野に咲く様に、窓辺に生けられて

窓の無い壁際に、無数の蒼い世界を飾り



蒼い世界の香り芳しく漂わせて・・・




空が、青紫色に輝きだした森の中に・・・




月の見えない窓に、

同じ窓辺に、同じ椅子に、同じ白猫を抱いた・・・

紅色の着物を着ている鈴音が座っている。

見えない筈の満月を背に濃紺の着物を着て、膝に白猫を抱いていたはずの彼女は、


両手を繋いでいたはずだった。






岬の方から・・・


鈴の音が聞こえるとか・・・・・





__________ ちりちり・・・


ちいさな鈴の音が、本当に外から、波の音に混じって聞こえてきていた。





うしろ





正面


だぁれ 




『 誰・・・? 』

『 れい?・・・』

『・・・中り。 』








蒼い香りの風の中に

うっそうと生い茂った木が作る影

煌く星を影の中に降らせて

命の呼吸の泡がはじける星空を



吹いたら消えてしまいそうな、弱々しい青い炎の様な

燃え盛り勢いを増し、赤々と焼き尽くす炎が、飛び火して広がる様に



心彩の灯し火は、彩とりどりの影絵の中に、懐かしいと感じる想い出を映写す

くるくる回る走馬灯の様に、心だけが知っている方角に繰り返し映し続けて




鮮やかな古の瞬を刻み続ける深く紅色をその身に纏い・・・

暗く蒼く輝く月の光に共鳴して輝く影をその身に纏い・・・



透明で

赤く染められて

青く染められて




空の色が変わり続けるその時を・・・



澄んだ空気のあの土地に気付いた空

低い空に風の中を白い雲が流れた

風の無い高く蒼い空に動かない雲の愁姿




その瞬感が流れて、代り往く



赤く 黄昏れ・・・


紫調の世界に 流れる曲


白銀の月は 欠け満ちて


深い影の蒼を 芳しく心誇に





鮮やかな古の瞬を刻み続ける深く紅色をその身に纏い・・・


揺れる黒髪に飾られた紅色のリボンも 懐に挟む古服紗も
それと同じ古織の着物を着ていた



暗く蒼く輝く月の光に共鳴して輝く影をその身に纏い・・・


影を輝かせた闇の中に浮かぶ銀の刺繍の家紋 濃紺の藍
月の裏が輝く時 月の表は輝く事無く浮いているだけで



蒼と紅の

2つの色が・・・



人として儚く消えそうな青い炎の心と

人として燃え盛る情熱の赤い炎の心と




紫色の 江戸小紋の 端切れで この目を隠されて




光の裏の 影に輝く 光の陰は 

正面からは見えないもので



心の中に見えるものだと 教えてくれた






うしろのしょうめん 誰・・・






Myth. BLUE BELL





満月の夜


昨夜の熾り




満月の夜さく 夜のおこり




_____ 後ろの正面、だぁれ ・・・・



“ れい・・・・ ”



励 礼 麗 齢 戻 隷 怜 令 領 鈴 例 冷 霊 



“ ・・・あたり ” 






みつげつの夜咲き興る _________






うふふふ・・・

・・・・クスクス




Myth.BLUE BELL - Act.11 - ™ From far away byond beautiful sea.








Cast

敦 賀 蓮 貴 島 秀 人 村 雨 泰 来 京 子














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Story by mimi * 美しい海の彼・方より Copyright © mimi’s world All Rights Reserved.
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Myth.BLUE BELL - Act 11 - by mimi's world ™ From far away  beyond beautiful sea.


to be continued .....................
Myth.BLUE BELL - Act. 11 -




☆ こちらの作品は、2015/02/15 にUPしましたが、作品を一箇所に纏める為に日付をずらしました ☆


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mimi's world from Ren Tsuruga and Chuehonn Hizuri
Love Letter from RT and CH

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