mimi's world * HOPE and DESIRE

_______ BE-lie-VE * be-LIE ve * believe...the SHAMs for heart healing * mimi's world-7 _______

Myth. BLUE BELL * Back Stage - AN-OTHER AFTER NOON 3 - 






________ にゃ~ぁぁ・・・



無意識に両手を差し出した、貴島くんと俺。

白猫を抱っこしていたスタッフが、床に下ろし翔け寄ってきた・・・

その先・・・・


鈴ちゃんが選んだのは・・・・・







Myth.BLUE BELL * Back Stage
- AN OTHER After Noon .3 -


CM and Last Scene Shooting - Ken's Heart

Case * 敦賀蓮







________ にゃ~ぁぁ・・・







「 おっ! 」 

「 あっ! 」





・・・ だよな~~~・・・


俺も貴島くんも、足元の鈴ちゃんを目で追っていた、先・・・
俺の隣にいた、社さんだった。


“ 実家は代々、にゃん家系 ”

生まれた時から家に猫が居たと言う、社さんが一番抱きなれているらしい・・・。


_____ だよな。鈴ちゃん。


社さんは足元にズリズリしている鈴ちゃんを抱き上げて、ポンポンと優しく背中を叩きながら頭も包んで囁いている。

俺も、貴島くんも慣れないのか、腕で抱っこしていたけれど・・・

社さんは、赤ちゃんを抱っこする様に、胸にお腹を沿わせて首元に首元を合わせる抱っこの仕方。
鈴ちゃんの方も、前足を社さんの首に回して抱きついている。

・・・ ふ~ん、なるほど。


俺も貴島くんも・・・

物を両手で“ 横 ”に抱え持つとという感じ。

それに対し、社さんは・・・

人を抱き寄せる“ 縦 ”な感じ。


それには・・・

女の子を抱き寄せる様に、愛してるって傍にあるその耳元に囁く感じか・・・

・・・そう理解して、ふんふんと思っていた。



「 あははっ。じゃぁ・・・
  蓮のマネージャーだから、蓮から撮るか。 」


_____ はいじゃぁ、敦賀さんからどうぞ~。



猫ちゃんにも、“ 物 ”ではなく“ 者 ”扱いされている事は、感じているんだと思っていた。


( ではでは、そうさせてもらいましょう・・・)

背中から頭から手で包んでナデナデし、いい子いい子囁いている社さんを見ていて・・・

どうしようかな?と思っていたCM撮影のイメージが、固まった。



_____ じゃ、蓮。どうぞ。


社さんに鈴ちゃんをそのまま差し出されると、ピョンと腕の中に飛び移って
初めて、素肌にズリっとされると・・・


「 ごめん、くすぐったい・・・」


鈴ちゃんの頭を後ろから包んでいた手を離すと、上を向いた鈴ちゃんと目が合って

鈴ちゃんに、目を見詰められたまま・・・

前足が首に抱きついて・・・

ぺろっ っと、唇にキスをされた。



_____ あれ? 蓮、お前
    ペット、飼ってたっけ?


ワンちゃんを飼いたいと社さんが話していた時に、ペットは飼った事が無いと言っていたけれど


「 ・・・そうですね。
  ニワトリだけですね・・・ 」


_____ あぁ・・・あれか・・・


俺と社さんの会話に、最上さんがピクッと・・ナニガシカした様な気がしたけれど、最上さんもニワトリを飼った事があるのかな?と考えていたら、社さんが・・・


_____ アレだろ? 
    縁日のひよこが育っちゃったってやつ。



は? 縁日・・・?


なんです? ソレ・・ と、日本のお祭りに行った事は、実は無い。
いまいち未だに不明な、日本の祭りに・・・どこでもひよこが売られるのか?ってな、言葉に
・・・さらにナゾが深まったまま スタッフに促されるままついて行った。


なるほど、なるほど・・・

じゃぁ、京都の祇園祭に最上さんと着物で行ってみたいと思いつつ、鈴音のズラもなく本格的に着物を着ている ただ今、“ 最上さん ”という雰囲気の、最上さんを見ながら鈴ちゃんとの共演イメージを固めていた。


最上さんに優しく微笑んだつもりだけど・・・

最上さんの眉間も固まっていた。


それには・・・


キスした事思い出した?のかな?って・・・


鈴ちゃんからのキスに、

俺とのキスか・・・ 不破とのキス・・・


( ま、動物との接触だったら・・・ 不破の方か・・・?)

アリクイの長い舌の様に、ベロが奥まで入ってきたのかと・・・ 急に思い出してしまっていた。



________ ぴゅ~~~・・・




_____ おっ! いい風だな。 

_____ 敦賀さん、寒くないですか?


監督にADに、外に出ると聞かれたけれど・・・


「 はい、別に。その為に・・・
  さっきから脱いでいましたので 」


_____ まぁな、蓮はモデルとして、夏に冬物だし、冬に夏物だしな。


監督のおっしゃる通り、ものすごく寒い冬の海とか入らなくては成らないモデル。
急な気温変化に、肌が赤くなったり鳥肌など立たない様に、十分慣らしていた。

(・・・だって、肌質は、白人の俺。 )


ちょっと混じる黄色人種でも、生理現象までは、カバーできないのはいつもの事なので知っている。

どっぷり日本人の貴島くんも、さっきから脱いでいたのも・・・


モデルじゃなくても、濡れ場の多い俳優。


肌を見せる撮影の多い貴島くんだからなのか?

・・・なんて、鳥肌対策に慣れている事に、思ってしまっていた。


「 外でもっ、平気~っ。 」


鼻歌だったりするそれに、腕をブンブン振り回して、一緒に外に出て来ていた。



鈴音の屋敷の真横には、実は・・・

りんどうの群生して咲く、森が広がっている。

表玄関の方は、林の中を風情豊かに、長く道が取られていた。
そして、りんどうの咲くその直ぐ傍にガゼボがあって、見えていてもその中に小道はとられていなく、表の方から、林を抜けて遠回りして行かなくてはならなかった。


_____ 秀人、ガゼボの方にモニターあるから。


監督にそう言われると、返事をして林の中に、鼻歌交じりで消えていった。


その姿を見送りながら、樹々からの木漏れ日の隙間・・・
風に揺らめいている、見え隠れしている、青い空を見あげた。

Nimrodのシンセサイザーの曲が、頭の中に聞こえてくる様に、風に動く雲を見ていた。





その空からの囁きの様な、詩の朗読・・・ 
それは・・・

 Act 14



人が神に召される時に、羽が背中に生えて その空に、自ら飛び出す

その見えない姿が、空の彼方に消えるまで・・・

祈りと共に見送り、自らが飛び立った意志を、空に向けて欲しいと願う。

・・・送辞


From . . . . .

Ken Nariyoshi





_____ 剣は・・・

この先・・・_______ . . .





自分の意志を持って見詰め出す先は、真っ直ぐに・・・

暗くて見えなかった、森の闇の様に隠されていた、事 に

木漏れ日が風の揺らめきで、動き照らし出し

見えてくる・・・

照らされた、風に揺れる光の中に




剣が見ていたのは、光り無き・・・ 

・・・深く 蒼い世界 ______ . . . 



それを思い描き、りんどうが群生して咲く方を、正面に立っていた。





己が向かっていた方向は、勘で合っていた。

でも、闇に包まれて見えないままに、歩き出そうとしていた時・・・

踏み込んで荒らしてはいけない領域が、或る事を


月の影の光・・・ 

その光を鬱蒼と茂った森の風が揺らめかせ

月の影に、ぼんやりと先を教えて貰う様に



月の影、人が見えない裏側で光り輝いて姿を現す日・・・

月食の満月の日




隠されて育てられた、鈴音が月の陰の光で・・・

影の向こうに見えない陰

影はいつも光に照らされている、蝶子に怜 ______ . . .



高く伸びた樹々の間に見え隠れする、木漏れ日を見上げ、瞼を閉じてもその光は自分の瞼を明るく見せている。

ただ上を向き、瞼の裏を照らす陽の明るさに微笑んだ。





闇の森に吹いた風、高い樹々の間を揺らし・・・

月明かりの木漏れ光は、揺らされて

刻々と変わる時の中に、寒風に自らの色を美しく変えて

上から風と共に舞い落ちて、その月の影の光をもっと届く様に




自ら感じ美しく色を変えた、木の葉の風は鐸杜で

剣の先を照らし出した、この2人 ________ . . .



何故・・・
この2人が見知らぬ人である剣を導き出そうと、この2人の心に呼びかけたのだろう・・・
それを思うと、ただ・・・
純粋で綺麗な心のまま生きてきた者には、素直に感じたままをぶつけただけだろう

果ての無い天に、幾年幾月も掛けて伸び上がった樹々が鬱蒼と覆い尽くす、限られた空間より風 鐸杜 が揺らし見せる木漏れ日に天 生きながら殺された天女の鈴音 へ想いを馳せて、眩しさに負けない様にそっと目を開けた。





真っ直ぐ見える森の道が・・・

遠回りであって

美しい幻想の蒼い世界に・・・

足を踏み入れる事を躊躇って

その後ろを振り返れば・・・



温かく、純粋な、真っ白の・・・  

人の様に誤魔化したりなどしない

本能の塊が導いてくれる先は・・・

蒼い世界の中に消えた真っ白の羽衣



その白に・・・

紅が注されている



白紙


真っ白の感情は、蒼の霞に翳ませて

白いままの元々でも・・・

見える色に惑わされている



真っ白な心の中に翳み広がる蒼い霞の靄に

ほんのりと・・・

紅が揺れて

動き出した感情だと




・・・白、動物の本能のままの、白猫に

導かれた木立の中は、明るかった ______ . . .



心も思考も関係なく、人としての本能 直感が導き出した先。
微笑んだまま、過去と影に振り返る勇気を明々と燃やし始められた剣の心。

微笑んだまま俯けば、足元に広がる地が見える。
地 地盤に自分の足が着いている事すら今までの剣には、気付かなかった事だと思い描き・・・





自分の後ろ


背後に自分の影は見えなくて


振り返ると・・・


背後に広がる、美しい蒼い幻想の森だけが


蒼い霞に広がるだけ・・・







ただ無言で敦賀君をモニターで見ていた。

自分の横で、同じモニターを見ている人

この子を想う感情。心が囚われたとは・・・

自分の心を犯しゆく感情の変化に戸惑って

自らの過去に死を選び、自らの未来に・・・






人が神に召される時に、羽が背中に生えて その空に、自ら飛び出す

その見えない姿が、空の彼方に消えるまで・・・

祈りと共に見送り、自らが飛び立った意志を、空に向けて欲しいと願う。

葬示




そして、振り返った目の前に・・・




そして振り返った正面に・・・

剣が見えるのは、愁いを思わせ同情を

・・・買う

買収業者社長の剣が、支払うのは

自らの人生の価値 _________ . . .



囚われた感情は

白紙のままと・・・

霞に見えないだけの

幻に、手を伸ばす。



霞む靄の中に足を踏み入れる事は、見えないから怖いと思うのが普通の人 生物なのだろう。
この手を引かれ・・ この手を引いて、連れて行ってくれた、蝶子。

純粋な光が自分の陰に隠れて見えない事を、心に咎めたのは・・・
同じ瞬刻に生まれた、同じ半分の自分を見ている様だと、自愛する者には我慢出来なかったと思う。
もっと純粋な想いの塊は、透き通って見えない天・・・

その想いを込めて・・・

背中から飛び込んだりんどうの花の絨毯。背中に、冷たくも柔らかい感触を確かに地に付けて・・・ 

それが欲しいと、心から願おう。


自分の素肌に触れる、柔らかく温かな白い毛。
ふわふわと自分に触れる白は、白紙。

柔らかく温かな感触に触れて、仄かな風が運ぶ、芳しい蒼い香りに包まれて

りんどうの蒼い世界に足からではなく、背後から飛び込んだ剣の目の前には・・・


正面に見えるのは、空・・・・

手を伸ばして微笑んで、見えないものを見ようと

剣の目に映るのは・・・_______ . . .






振りかえった目の前に・・・

広がる木立の木漏れ日に

揺れる様に見え隠れする蒼い空




赤に黄色に黄昏に橙に淦に・・・

刻々と時と共に変わり行く、果てない先のその色と

自分に舞い落ちてくる・・・

紅色の葉が、蒼く濃い花の上に 降り積もる。

かすかに動いた紅を頭の中に浮かべると

自分の上に降り積もる、この紅で・・・

自分を染めつくしたいと願う自分が、ここに




人が神に召される時に、羽が背中に生えて その空に、自ら飛び出す

その見えない姿が、空の彼方に消えるまで・・・

祈りと共に見送り、自らが飛び立った意志を、空に向けて欲しいと願う。






「 ・・・きじま・・さん・・  」  

「 しーっ・・・ 京子ちゃん。 」

うん、分かるよ。とモニターを見続ける
京子ちゃんの肩に、腕を伸ばした。

敦賀君の感情移入の仕方が、
大きく映されたモニターの中
指先まで細かく震えるのが見えていた。   

死のうとしている剣である筈なのに
微笑む表情が、幸せそうで・・・
幸せな心のまま、空に想いを馳せて

「 どうか、連れて行ってと・・・」

「 どうした?鈴音・・・ 」  .

頭を抱き寄せて撫でると、そのまま・・・
肩に頭を乗せて、モニターを見続ける。

モニターの中              .

剣の呟く台詞に、見入っていた俺には
彼女が何を言いたいのか分かる気がしていた。


連れて行って欲しいと、願う・・・ 自ら手を差し出して

自ら見えない中に手を入れて、どうなるのか分からない事に恐れ
その恐怖までもが、幸せに感じる程、心囚われて・・・ 

自ら染める手に 願いを・・・

自ら染めたその手でも、連れて行ってと・・・

心を想いに満たされる事も、幸せに感じる恐怖に想いを込めて



心の中に出来た新しい、存在は剣の想いであると

剣が気付いたのは、見えない想いにどうして掴む事が出来るのかとその術を

幻想を目に焼き付けた、その人に心囚われ、見せられた幻想に自分も願う



心が鐸杜の風に揺らめいて・・・

光り見えた鈴音の月の影の輝きに・・・


踏み入る事を躊躇ったのは、追いかけてもいいのかどうか迷った・・・

剣の信頼の心が向いている先は・・・

蒼い世界に消えた天女の明るい森の中ではなく、闇の部屋を偽りの陽で照らす飾られた照明

追いかける事を躊躇った森の中へ心を奪われて行く様に

鐸杜の風がひらひらと、美しい心の色を上から落とし、心が向いたのは高くその時見上げた空で

澄んでいて飾られた照明の部屋の中には無い広がりに、世界の大きさを感じて色とりどりの感情を生み出していた。


風が揺れて高い樹々の間に見える空。
その空だけを見詰めたら、その空だけに手を伸ばす。

掴めない空は、手が届きそうで・・・

伸ばした手を握っても、その中に何も無くて、伸ばした両手を合わせても、手の中に何も無くただ・・・
自分の手の感触が、両手に伝わるだけ。

果て無い想いは、その天を掴む事。

同じ色の花を掴めても、その花はいつか必ず枯れ散り地に還る時が来る。
色褪せない天の彼方に、色を変え続ける天の彼方に、どんな想いを馳せたら届くのだろうと心に想うこと自体が剣の・・・


蒼い世界に身を任せる事を、自分に向けての送辞を考えている。

人は考える事に慣れていて、考えている事に安心と自分への納得を自分で生んで満足しているだけ。
それを考えたら、まだ考えるのかと思う自分は、考えているのだろう。

心に肌に触れるものに・・・

素直に溢れる涙が目の中に浮かぶ感触は、冷たくなく温かくも無く・・・
自分の体温、自らの心地よい生きている温度だから、冷たくも無く温かくも無く

冷たい風に、温かな白猫の毛に、触れ気付くだけで、考えなく触れた物に自然に感じる本能だと・・・
瞼を閉じた。






人が神に召される時に、羽が背中に生えて その空に、自ら飛び出す

その見えない姿が、空の彼方に消えるまで・・・

祈りと共に見送り、自らが飛び立った意志を、空に向けて欲しいと願う。





「 おはようございま~す・・・ 」

スーパー小声で入って来た村雨も
視線の先は、モニターの中で・・・

皆会釈しただけで、モニターを見ていた。







後ろ・・・

背後に飾られた世界を感じ

心に舞い落ちる木の葉の色が変わる

舞い落ちる木の葉の色と変えるのは

冷たい風

天辺から吹き降ろし

底辺から吹き上げて

0 れい の・・・



心に舞い散る木の葉に点し燃やし

その炎の色は、何色だろうと想いを馳せ

燃え上る燻された証の黒い煙が

その天に届く近道なのかと また・・・

想いを馳せる



想いを馳せ己の美しさ

自分を愛する全ての人は

自分の心が美しいと想いを馳せる

自分を・・・

讃え 

恋をして 

愛する

自愛に

自ら

触れる・・・


冷たくも温かくも無い


感触が無いものに気付かないまま

目に見える美しい物を手にしようと

見詰め続けたけれど

手に出来ないものがあると

伸ばした手を霞が包む・・・



零下

冷たくて・・・



麗華

美しい背後に・・・



麗香

芳しい誘惑に・・・



霊歌

自分の想いを天に唱え・・・




この自らの手の中に欲しいと


涙を流しても


温かくも無く


冷たくも無く


自分では気付くはずの無いものに


気付いて・・・





剣が気付いたのは、自分を想う心

きっと誰もが持っている、自身を考える事

自分を愛する 自愛の想慈 _______ . . .



それが2つ存在している自分の心。初めて気付いた心の感情なのに、2つ存在していた感情に戸惑っている。
初めて気付いたから・・・
2つ存在する事が本当なのかが分からなくて、また考えてしまう自分に、素直に受け止める事への恐怖を感じる事すら・・・

恐怖に胸が高鳴る事も、怖いと心が跳ね続け、思考の中の定式 じょうしきの蓋で抑えたらいいのだと考える自分にまた、戸惑う。

窓の無い方角にある鳴海家の海を臨む大きな屋敷の方角に眼を向けたら・・・




「 撮れ高どう?・・・ 」

いいんじゃないすっか?

編集に聞くと、長さもいいし
数ヶ所固定のカメラも・・・

上も前後も右左、蓮の表情は
よく映っていた ・・・・・







貴方さまのここが

お知りになられてますよ・・・





人が神に召される時に、羽が背中に生えて その空に、自ら飛び出す

その見えない姿が、空の彼方に消えるまで・・・

祈りと共に見送り、自らが飛び立った意志を、空に向けて欲しいと願う。


向かうその先・・・



蒼く煌いて目に届く深い霞は

白いのだろう

光に反射して映されて・・・


そう人の目に見えるだけだと

この心に・・・




蒼と

蒼紫色の空に

煌く星が輝きだす前に


吹いたら消えてしまいそうな

弱々しい青い炎の様な

暗く蒼く輝く月の光に共鳴して輝く陰

影となって表に現れた影の炎




走馬灯の様に何かがクルクル描かれて回っている。

その灯りは、何色も・・・



自分の頭の中に思い浮かぶ・・・

・・この鈴鳴り岬で・・・胸の内が震えだした色ばかりだと・・・


蒼き陰が 蒼い影の後ろに・・・

正面となって輝き現れている 自分の心の中

心の中の炎の影までも


透明に彩点かされて 



人の心の中の色とは・・・


感情によって色が違うものなのか・・・

それとも、色が感情を教えてくれるのだろうか・・・

いや、色から与えられる感情なのだろうか・・・



胸の内に灯された小さな灯りが、どんなものなのかとは・・・

知らなくてもいいのかもしれないと思いながら

追い求めたい情熱が心の中で赤々と燃えさかる事も

潜めたい想いが静かに青い炎として揺らめく事も

どうしていいのか分からない事に・・・


また胸を焦がされて 


目に見えない闇の中に目を開けた ________


鈴、おいで・・・






シャラ・・・


・・・シャラ 






顔を覆った両手の中の闇に目を開け、遠さかる鈴の音を目で追えば、白くふわふわの白猫が蒼いりんどうの中を走っていた。
起き上がり滲ませていた涙を、ポタッと落とし・・・

鈴を目で追えば・・・






_____ カット


「 蓮、お疲れ。 」


モニター見るか?と監督が言うにも、ガゼボの方に目を向けたら、貴島も最上さんも、村雨にマネージャー達がモニターを無言で凝視していた。



( あぁ、村雨も来てたのか )

気付かなかったと思いつつ、両手の甲でそれぞれ頬を軽く叩いて、頬を伝わせた涙を軽く拭いた。

んじゃ、が~んばろっと。と言いながら、腕をブンブン振っている貴島くん。
おいで~と、途中で言われた鈴ちゃんも、次の準備にメイク中。

最上さんは、俺のバスローブを両腕で抱えたままだったのか、無意識にぎゅっと抱きしめて顎を乗せていた。

バスローブで腕を組んでモニターを見ていた村雨が、お疲れ様です。おはようございます。と頭を下げる中に向かった。



「 バスローブ・・・ 」


言いかけて手を伸ばした俺だったけれど、今だモニターをガン見し続ける最上さんの頭をコツコツとノックした。


「 モニターさ・・・ 」


指差したモニターは、撮影の終わった単なる砂嵐。

その目の前で向けた人差し指を・・・


_____ ふんが~~

ふぅ―― う~ん。と言いつつ香りを嗅ぐ、貴島のバスローブに顔を埋めるオネェさまを指差した。


「 ねぇ、俺の香りでも嗅いでる? 」


そう言えば・・・


「 お疲れさま・・で・・・ した。 」


言葉途切れた最上さんの顔を見詰め、頭をくしゃっと撫で、微笑んだ・・・ 

けど・・・


頭に手を置いたまま、唇にそっとキスをした。



唇を軽く重ねたまま、瞼を開けると・・・


_____ お~い。んじゃ、こっちな~~
 
    は~い、OKで~ぇす。


・・みたいな・・・・


今まで午前中、押しも押してず~~っと、剣と鈴音のちゅっちゅシーンばかり、NGの連続取り直しに慣れ親しんだスタッフたちは、見慣れていたので だ~れ一人として気にしていなかった。


ちゅっ・・・


音を立てたら、唇で唇を挟んで・・・

もう一回、頭に腕を回して抱きしめて、目を閉じようと重ねたら


ちらっと見た貴島さえも、思いっきり勘違いしているので、気にしない監督と打ち合わせ。
にゃんにゃんに囲まれちゃった、俺のお兄さん的 社さんはニャンちゃんを見ているだけ・・・・ 


って・・・・


・・・村雨だけが、ガン見して、目が合っていた。



ん・・?


と、いう顔で・・・ 何か物申したそうに・・・


 あっ、あぁ~~! と言いそうに口を開いたから


( そ~いや、コイツだけ居なかった。 )

そう思ったら、彼女の頭に置いていた手で、ぐるっと村雨の方に彼女の顔も向ける。

キスを離されて目を開けた鈴音さん・・・


ニッと笑ったら・・


その頬に頬を寄せて、彼女の耳元で、傍に居る村雨だけに聞こえる様に



「 Hey. . . Did you find us ? 」


そう言って・・・


「 ごめん、間違えた。 」


彼女の頬に唇をつけると・・・


「 HA. . . you should say. . .
  Have you might got us ? Shouldn't you? 」


彼女も、村雨に英語で返す様に俺に囁く、まぁまぁびみょ~に丁寧、イギリス英語。



シ―――ッ・・・


と、自分の唇に人差し指を唇に当て、村雨の方に近寄った。


「 お前も、極秘ミッションの仲間。 
  そのうちの1人・・・ だった・・


  の・・かなぁ・・・ 」

ぼそっと横を通り過ぎながら、メイクのオネエさまのもとに、すみませーん。ティッシュ下さい。と言いに寄れば・・・


_____ 蓮。ま~た、泣かしたのぉおぉおぉ?
    

いえいえ、自分の涙のです。とな言ってても、メイクのオネエさまは、お肌がねぇ・・・と言いつつ涙の痕を直しにかかるガタイのいい腕っ節で、おりゃっ。と言いつつ、俺に負けない上腕二頭筋をご披露しているつもりは無いだろうが、モリッとその腕かっこよく、素肌の背中に巻きつけて、ネイルの長い白い手で、ペチペチ胸を叩きつつ無理やり椅子に座らせた。 





止まっちゃった、村雨は・・・・


後ろ姿 ________



「 撮影、がんばって・・ 領、お兄さん。 」 



お兄さんは、ここに・・・

3人居るんだよね


彼女の腕に掛かるバスローブごと、引き寄せて耳元で囁けば・・・



_____ 蓮?・・・
    確か・・・おにいさんじゃないってな、台詞あったよな。 


そんな、低っくいダンディなお声と・・・

_____ あぁん、他の人の台詞まで覚えすぎじゃぁなぁい~~?
    働き過ぎって、かわいそぉおぉぉ~~~・・・

抱きつく素肌にオネェさま。



ジトーっと見ている彼女は・・・

英語を間違えるはずの無い俺が、態と久遠の国の英語で言った事に・・・
俺が重ねる唇に・・・

気付いているのかは・・・・・




・・ 
  ・・フッ・・・ 



「 兄さんは・・・ 私のもの。 」


素肌に抱きつくオネェさまをぐいっと剥がし、抱きつく妹に

村雨、いいや・・・ 鐸杜くんは・・・



「 ・・・鈴音 」


役に入った村雨が、鈴音の首元に腕を回して頬に囁く。 それを・・・

村雨の背中越しに見える、貴島せん・・ぱい・・ いや、怜兄さんが見る、俺のまわりにゴタゴタ抱き合う各種揃った色んなタイプ・・・

女・半分・男の3タイプってか、真ん中以外普通だけど

なんだ?ありゃ?と監督もこちらを見ているその横の、貴島はやっぱり村雨を刺す様に向ける視線に、突然の・・・



・・・ニッ


( 冷たい笑み・・・。)








「 後ろの正面、だぁれ・・・ 」



きゃはは・・・  
    ・・・くすくす・・
           ・・アハッ・・ハハハッ・・・
・・うふふふ・・・
     ぎゃははっ・・・・



試しに言って村雨に後ろを促したんだけど、俺の周りに、ごったごた猿団子寄りに各種揃った3タイプの内の1人。
反応したのは鈴音ちゃんだった。

合成の要らない最上さんの笑いが、腹の底からしているのが、俺の素肌に触れていた。

オネエさまは・・・


_____ 蓮。大ぁぃ丈ぉ夫よぉぉ~~~・・・
    ・・オレが守ってやる


逞しいのかなんなのか、こちらも合成の要らないお声に、頭を逞しき上腕二頭筋にぎゅぅ~っと抱かれ

村雨は・・・


・・・フッ・・

    フフ・・・  ・・ギャハハハ
     あはははは―――・・・


鈴音と笑っていたAct 6の様に、一緒に笑い出していて、鈴音の首に腕を回し着物の襟足・・・


(・・・素肌は、そこしか開いていないじゃないか。 )

うなじに顔を埋めて笑っていた。










............... Continued to Back Stage* AN-OTHER Afternoon 4 Ryo's Heart



To .................. Myth. BLUE BELL - CM -









☆ こちらの作品は、2015/04/07 にUPしましたが、作品を一箇所に纏める為に日付をずらしました ☆



CM: --
TB: --
mimi's world from Ren Tsuruga and Chuehonn Hizuri
Love Letter from RT and CH

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