mimi's world * HOPE and DESIRE

_______ BE-lie-VE * be-LIE ve * believe...the SHAMs for heart healing * mimi's world-7 _______

Myth. BLUE BELL * Back Stage - AN-OTHER AFTER NOON 4 - 




Myth. BLUE BELL * Back Stage
- AN-OTHER After Noon. 4 -

CM & Last Scene Shooting - Ryo's Heart

Case * 貴島秀人






_____ なんだありゃ?


「 さぁ? えっと・・・ぉ・・・」


監督も気になる、訳の分からないもの。関わりたくないので、さくっと自分の撮りに入ってもらいと思っていた。


( じゃないと・・・ )

せっかくっ! 敦賀君の剣の感情移入した ボソボソ言っている囁きでも、発音綺麗な台詞に気分が入っていたのに、ひゅるっと自分のイメージが逃げて行きそう。



イメージは、切腹。



シャラリーン・・・ 鼻から牛乳~~・・・

って、鼻から牛乳出さないけど、あんなフレーズ。


なんの曲だか思い出せないけど、鼻から牛乳だけ思い出す。

ま・・・ そんな、イメージ。 



でも・・・ 本当の曲は、Elgar の Enigama Variation Andante & Nimrod

ある映画の中にリアレンジされたRemix Clubbed to Death 死への集い とRenameされたあの曲 このEnigama Theme Andante。

Remixの中でのElgarのオリジナルフレーズは、ピアノソロだけど、片手で子供が弾く様にぎこちなくテンポがずれる、ずれたテンポが調和する時両手で弾き始め、揃うと又、子供の習いたての様に弾き始めるアレ。

追悼の鎮魂歌。

皇室や男爵などの葬儀で、棺を動かす時に、花を添える時に、埋葬ではなく石棺の中に棺を納める時、かけられるNimrod

ドラマの中に使っている曲は、シンセサイザーに神官の呟き。

英語がネイティブ並の敦賀君には、Sir Winston チャーチル伯爵の葬儀の時の、御霊の静けさってポエムか・・・
だったっけ? と、聞いていた時呟いて思い出そうとしていた。


“ ねぇ、なんだった? 小学校で習ったよね? ”


・・と、その時、聞かれましても・・・ 


“ なんの授業? 英語は、小学校で習わなかったけど・・・”


・・と、返して、なんだかドキッとしていたけど・・・


え~~・・・ まぁ・・・

敦賀君も、15で業界に入っているし、俺こそ仕事ばかり学校どころじゃない忙しさのまま、今まで走ってきたもんだ。


授業なんて、どうでもいいんじゃ?と相成りまして、じゃぁ義務過程にそんなのがあったのかどうかは、どうでもよくなり、きっと自分が学校に行かなかったロケ撮影の為の長期休学中にでも?と思っていた。


そんな、曲。


その為、俺達3人は生まれながらの運命。

宿命ではなく、親に歴史に人工的に決められた、運命や生き方。

鎮魂歌というイメージが、 “ 風水上の 地に帰る ” いわゆる、 “ 原点に戻される時 ”

それを望むほど、背負わされた人生にやり直しが出来るなら・・と、望む気持ち。

何も無い状態に生まれ変わりたいと望む気持ちを、心の奥に埋もれさせている。


それに気付かないままでも、時の経過に顔を出し始める。というか、自分で掘り起こす、というか、指摘を受けて試しに掘ってみよっかな。的? 

ま・・・そんなイメージでも、俺の怜にとっては親の人生の為に、影として動く事の幻し( まやかし)に、光当てられた表向きを好んで自ら受け入れようとする人。

その人生が好きで生きているけれど、自分の大切なものを壊されようとされる事に、必要だからと諦める心の強い人、鳴海怜。


もしも自分で、やり直し・・・ 原点 0れい の状態に戻りたいなら

自分で即刻自害できる勇気は、十分持たされて育てられたという人。


だけど、敦賀君演じる剣は、自害を望んでも、本当にそれが必要かを考える人。

勇気を出す事に恐怖を感じるのであれば、埋もれさせたままの方がいいのだろうと考える。
答えを教えて欲しいと願うほど、鎮魂歌このNimrod 還る場所に答があるのか、見出してから。という人、鳴良剣。


その2人。プラス、鐸杜領

自害を決意する?

一(はじめ)から、命の無い彼にとって、なんだそりゃ? という事。


考え悩む、蒼い切なさが 剣で

考え押す、紅い闘志が 怜の二人。


何も無い領にとって、水 透明な見えないもの。

火と水の関係に、樹と金と大地 その風水に、風と海の水

刻々と色を変える日々の空と海の光景に、四季折々の時に色を変える自然。


青と赤は、人の精神に

進むか止まるか を働きかける色。


静か成る時に、進む が正解の・・・ 静寂の青。

動に心騒がされる時、止る が正解の・・・ 情熱の赤。



Crimson 真紅の動脈の色と、Indigo Blue澄青の静脈の色

でも、流れる命の源、人血自体の色は・・・ 同じ色。

流れ出て空気に触れると、くすんだ綺麗とはいいがたい 土(ち)の色


そんな事に考えて、自害といったら、潔いいのは切腹か?と思った事。



敦賀君の周りがゴタゴタしている時、監督と話し合っていた。



_____ いいよ。切腹ね。いい感じ。

    そうそう、台詞もさ・・・ 

    腹を割って、心を見せる ってあるし?



ということで、敦賀君の時は蒼いりんどうの花、その蒼い場所を紅く変える人というのもあって、スーパーいっぱい紅葉が用意され、どっこらしょ。とあちこちの木々の枝にどでかいサンタクロース以上の袋が仕込まれている最中だった。



________ にゃぁん・・・


「 おいで、鈴ちゃん。 」


メイクを終えた白猫も・・・

真っ白だった敦賀君の時と違い


噛み付いた跡風、肉食獣の本性風、でも・・・ 自分で手を染めない

手ってか、四肢は綺麗なまま。

どっろどろの、空気に触れた後の汚い血まみれの血が乾いちゃった・・風、に成っていた。



_____ は~い、じゃ、貴島さん入りま~す。


    うぃ~す。 セットOKで~す。


その撮影スタッフの声に混じり、団子に成っていた敦賀君達の方でも、じゃぁ領のメイク・・と、オネエさまが、あぁ~~ん、どぉしよぉぉぉ~~~・・・と、お悩みに成られていたのが聞こえ・・・


「 どんな感じがいいかなぁ? 」

「 そうですね・・・」

「 でも、瑠璃に見てもらった方がいいのか・・・ 」

「 ん~~、かもっ。 すね。 」

とな声も紛れて聞こえるのを、ちらっと見て・・・


・・・村雨


アイツ。


アイツに、振り向かせればいいんじゃ?がんばれ~ なんて言っちゃったけど、マジで京子ちゃんに触れていたのを見て、ムッとした俺。

敦賀君の撮影中、頭を抱き寄せてモニター見てたの・・・


お前、見てたよな


先輩怒らせたら・・・

お前に・・・  でも、手は下さない。

手を出して仕向けるのは・・・  その相手



敦賀君と関係があっても、俺には関係ない。 

違う方に一応、闘志燃やして、復活を試みる。
さっきせっかくイメージしていたのに、団子を見てちょっと緩んだ俺。


ちゃちゃっと、手際いいオネエ様が、こんなのは? と、領のイメージ作りしているのを横目で見て・・・

あっ、ちょっと違うイメージ、いいんじゃ?と雑談しているそちらの団子。
じゃぁそれが終わったら、お茶のレクチャーですね。という京子ちゃん・・・

村雨の腕を組んでいる、バスローブの胸元が・・・

ちょっとパッカリ開いている。


( アイツ、喧嘩強いのか?・・・ )

ム~ン、ウ~ンと鍛えた様な胸板じゃなく、手を握り締めての瞬発力の・・ バシッって殴る方 及び、肘で殴るウエイトトレーニングでは出来ない筋肉が備わっているのを俺は見てたけど・・・

京子ちゃんは、相変わらず・・・

バスローブを自分で持っては いるものの、着させてもらえない様で、メイクしながらオネエ様に抱かれている、抱かれたい男No.1。彼女にとって抱かれた男の方しか視線を向けていなかった。


「 ねぇ、京子さん? もしもし・・・? 」


と促しても、顔を敦賀君に固定したままの京子ちゃん。


「 朝、どこか出かけてた? 」


村雨が、さらっとなんか聞いていた。


( あれ?・・・ そういや、俺は敦賀君を見たけど? )

ふと思い出し、森の中に入っていた。



              Act 14





_____ じゃぁ、蓮と重なる所、先かな?


「 敦賀君の台詞で、神に・・って部分のと
  れいか 霊歌の部分ですね。  」

はいはい・・・

そう思いながら敦賀君を思い出していた。



人が神に召される時に、羽が背中に生えて その空に、自ら飛び出す

その見えない姿が、空の彼方に消えるまで・・・

祈りと共に見送り、自らが飛び立った意志を、空に向けて欲しいと願う。



・・・この部分は、自分の呟きに対象の意味で重なる部分。

静と動を考えて、静が生。 動が、死に進ませる覚悟の気持ち。

そう考えていた時・・・


_____ そうそう、あのな・・・


監督が一つ注文を出してきていた。


_____ 目を瞑るのは、絶対に最後だけ。
    それ以外は、必ず何があっても紅葉を見て。
    涙を流すかどうかは、蓮の様に秀人に任せる。


敦賀君は、一番最後に空を見ていて自然に涙を目に溜めていた。


起き上がった時に・・・

 “ きちんと頬を伝う様に ”


コレをイメージしていたのだろうと思っていたけれど、感情移入で自然に落としていた様に見える。


敦賀君の瞳が・・・

蒼い世界に染まっていて、空を見上げたら、輝いた。

りんどうの上に寝転がった時、周りの蒼い情景が瞳の中に、真っ白な白猫が横切って蒼の中に白が動いていた。

溜めて溢れそうな涙は、蒼に染まり空が微かに動く薄い光の青が混ざり

起き上がり涙を落とした時、蒼が無かった。


透明な涙を花の上に落とした、その影像も角度の違うモニターに写っていた。

敦賀君の瞳は・・・

白を追っていた。

その遠ざかる白が・・・

幻の様に現れて、鈴の音と共に消え、目だけが追った天女の鈴音と重ねている。



頬に伝う涙に、蒼を入れると言う監督も

敦賀君の涙を流した後の瞳が、闇の黒、いわゆる普通に変わっている。

普通イコール 現実 に目を向けるという事。


後々、最終回の最後の部分。

自分のこのシーンに重なる、剣の瞳の中にも舞い散る紅。 

綺麗な蒼を映したこの敦賀君。どうなるかな~・・・と想像して、自分の事も考えていた。


怜と同じになるかも? 舞い散るだけ?


・・ってな境目か? 怜と同じ様で、始まったという意味の見詰める先に舞い散る紅。

心や人生に始まったとイメージ作りする敦賀君の表情が、彼ならどうして来るかと考えつつモニターを見ていた。



じゃぁ、自分は・・・



「 入ります。 」


_____ カメラ回して~~


イメージを固めて、舞い散る紅葉の中に立った。








人が神に創られて生まれてくる・・・

天で背中の羽が落ちたその時、羽を持った使者に運ばれてくる

その見えない姿が、舞い降りて・・・

祈りと共に迎えられ、自らの意志なく産声をあげる

自由に飛んでいた空からの嘆き・・・

世情に縛られ拘束される、史劇数十年の修行のはじまり。




怜は・・・
綺麗だと、自分の心に生まれる感情があったことに気が付いた。

ゆっくり足を進めながら、舞い落ちる前だけを見詰めていた。
木々の間に立ち止まり、ただ立ったまま瞼をゆっくり閉じた。

自分の肌に触れる紅葉と、微かな風を感じて・・・





初めて目を開けて・・・

見えたのは

なにも見えないと

誰がわかって称えたのかと

前に向けて欲しいと願かけられ・・・

向けたその先・・・





目を開けても何も変わらない、紅が降り続け・・・


________ チリチリ・・ シャラ・・・


鈴の音を鳴らしながら、遠くで遊ぶ白猫。

360度、見渡してもどこもかしこも紅が降って綺麗だとその情景に思う。

この情景の中に、自分が絵画の一部に成っていると思い描き笑った。





真っ直ぐその天を仰いで、足元を見る事無いまま歩を進め


舞い落ちる、紅の 淦の 赤の 朱の・・・

黄昏にあかく揺れる風に、流されて

明く輝く様に、自分の全てに降り注ぐ、舞い落ちる光景に

情景に一部に自分の身が埋まる事に、酔いしれる様に美しいと・・・



自ら思う


上を向いたまま、空の色が赤く染まり行く事も
自分で動かしている様に感じて・・・

その・・時 に、時は、自分が回しているのだと思うと

笑いが込み上げてきて、無言でその空に笑いを向けた。





想いを馳せ己の美しさ

自分を愛する全ての人は

自分の心が美しいと想いを馳せる

自分を・・・

讃え 

恋をして 

愛する

自愛に

自ら

触れる・・・


冷たくも温かくも無い


感触が無いものに気付かないまま

目に見える美しい物を手にしようと

見詰め続けたけれど

手に出来ないものがあると

伸ばした手を霞が包む・・・



空に笑いを向けたまま、ゆっくりと跪き、両膝が地に着いたのを感じたら
声を出さずに、腹の底から笑ってやる。

胸を広げ、大きく空を仰ぎ、両腕を思いっきり伸ばして、背中の方からも笑いが止まらない。

空にかかる雲が朱に色付いて、その空に浮かぶ霞の様な、高き雲まで・・・

紅く染まっていく光景に、優しく微笑みを変えたら目を閉じた。





零下

冷たくて・・・



麗華

美しい背後に・・・



麗香

芳しい誘惑に・・・



霊歌

自分の想いを天に唱え・・・




この自らの手の中に欲しいと


涙を流しても


温かくも無く


冷たくも無く


自分では気付くはずの無いものに


気付いて・・・





________ シャラ シャラ ・・・ 

・・ゃお・・・ ―――・・・





自分の膝に寄り添う白猫が

何かを銜え持っていて・・・

紅葉を真っ白な毛に纏い、滴たらせている。

跪いて自分の前に落として去って・・・

舞い落ち続ける、たくさんの紅の葉が、赤く滴る物を覆い尽くして





紅い世界に途切れは無く


燃え続ける欲望に、また・・・


心陶酔する様に


自分の中に流れるあかが


どんな あか なのか・・・


その彩に想い寄せる自分に また・・・


心酔わせて


その自分の想いで埋め尽くす 心に


心焦がれる自分に、また・・・


心奪われて


怖くないと勇気持つ心に、また・・・


気付いて




メイクをしながら、モニターを見ていた。

傍に居る監督もADも、ずっと見詰めている

監督が、ぼそっと呟いていた。

_____ 秀人・・・ いつの間にか笑いながら
涙、落としてる           . 

頬を伝わらせないで、瞬きで2,3飛んだの
撮れたかどうか確認できるかと、聞いていて

モニターの中に、キラッと一瞬光ったのは見えていた。






それが心地良いと感じるのは


温かくも無く


冷たくも無く


自身のものだからだろう ________




自分の涙が落ちた紅の葉を取り上げて、葉に伝わる自分の涙を見ていた。

片手で散らばる紅葉を掬い上げると、風が手の中から葉を舞い上がらせて行く。

強く吹く冷たい風に、舞い上がる紅葉の中に、涙が落ちた葉を投げた。




人が神に創られて生まれてくる・・・

天で背中の羽が落ちたその時、羽を持った使者に運ばれてくる

その見えない姿が、舞い降りて・・・

祈りと共に迎えられ、自らの意志なく産声をあげる

自由に飛んでいた空からの嘆き・・・

世情に縛られ拘束される、史劇数十年の修行のはじまり。


・・・素氏

その想いをその空に向けたまま、舞い上がる紅葉を肌に感じ拾い上げたその手に感じる
滴る何かの感触・・・

無表情に空を見詰めたまま、その手を握りしめ腕が強く震え出すほど何も感じない、葉を投げた手で包み込んだ。

包んだ手ごと胸に押し付けて・・・

瞬きをしてももう涙は落ちなかった。





跪き自分の腹の中を割ってみる事が、できるなら

この心意も分かるかと・・・



真意

真っ直ぐに・・・



深意

奥底のない深さに・・・



瞋恚

目で見るものでなく・・・



神意

自分を讃える程 帥しれて・・・



手の中にあかが舞い降りて


手の中に自分のあかで染める事に躊躇い無く

心意に腹を割って見たいかと・・・

自分の手で開く

その・・・・



未来の時に幻想を夢見る事に

幻と思わず

この目で見よう _______



握ったままの手を胸からゆっくり身体を伝わらせて下ろし

手を開いて腹に押し付けたまま、膝を折って正座した。

肩で大きく息を吸い込んで、胸を大きく開き、息を止めて耳を澄ます。






鈴の音を鳴らす風を生み出す 透明な動き





透明で

赤く染められて

青く染められて




空の色が変わり続けるその時を・・・



澄んだ空気のこの土地に気付いた空

低い空に風の中を白い雲が流れた

風の無い高い空に動かない青い雲も





その時が流れて変わりゆく


赤い黄昏


紫の世界


白銀の月


深い影の蒼


鈴鳴り岬の空を染める




鮮やかな古の瞬を刻み続ける深き紅色をその身に纏い・・・

暗く蒼く輝く月の光に共鳴して輝く影をその身に纏い・・・




吹いたら消えてしまいそうな 


弱々しくも


よわよわ強くも


止め処なく燃えつづける 



鈴鳴リ岬に湧き上がる

胸の内は・・・

・・・・なんだろう ________ . . .



_____ ここさ、泰来と重ねる部分な。
泰来。後でこの部分撮影

「 OKです、監督・・・」

今は、自分のイメージと貴島さんのイメージが
綺麗に重なるように、考えると・・・ 

「 監督? 白だから、介錯人・・・」

そう言い掛けたけれど、監督は言葉を遮った。

_____ いや。 切腹の介錯は、領じゃない。
むしろ、飼い主の念を入れたいから

言葉がお互い途切れたまま、貴島さんを見続けていた




扇風機ON、いきま~す・・・

ブォ―――・・・




風が強く地から吹き、舞い上がる紅葉に、深く息を吐き出した。




竜巻、いれま~す。

OKです・・・ 3.2.はい、どうぞ。








彩溢れる鈴鳴り岬の風・・・


透明で見えない風が運ぶ


白い雲に

紅い葉に

蒼い香華


目に見えない透き通った風が


りょう方から



天辺の山から吹き下りて


底辺の海から吹き上げて



そのどちらともが・・・

透き通って見えないほど とても純粋で

綺麗な景色の中に動いている事を見せること無い




舞い上がる紅葉の中、目の前に手を伸ばして握ると
一枚の葉を、手の中に掴んだ。

その葉を見詰め・・・・




2人ともが同じ様に・・・




もう片方の手を見ると、紅に染まっていて・・・ 微笑んだ。

掴んだ一枚の葉を両手で半分に折りたたみ、手を合わせたら空を見上げた。

合わせた手を見る事無く握り、半分に手の中の葉を引き千切った。




紅と

黄昏色の空が

森を燃やす様に照らし出して



勢力をあげながら糧を飲み込み尽くす、止事を知らない様に燃える野望の炎

生まれながらに持たされたのか・・・

生れた後に植え付けられたのか・・・

分からないまま 


それが何かとか 心の中の想意とか 分からないままでもいいと

分からないまま 燃え盛り続ける糧は たくさん用意されていて




鮮やかな古の瞬を刻み続ける深き紅色をその身に纏い・・・



動き続ける ・・・





鳴海に生れて

気が付いた時にはもう・・・

何かを背負わされていると感じるより先に

その何かに向かって生きる様に育てられていて


心の中に

いつの間にか


燃える糧がふんだんに山積みにされている箇に炎を灯されていて



どちらがよかったかなんて


もしも自分の魂が選んで生れてくる事が出来るのだったら


どちらが好かったかなんて


今・・・・・



スゥ・・・・

フ―――・・・


・・スゥ―――・・・

・・ ハァ―――・・・


・・・ スゥ―――・・・

・ ・ ・ ハ―――・・・



深呼吸を定期的に繰り返し、空を見詰めていた顔を首を後ろに力を抜いて見詰め続けた。

風が止んで・・・

舞い上がった紅葉たちが、自分の身を埋め尽くす様にたくさん自分の上に落ちてきていた。




燃え盛るこの心の中に、そう浮かぶ想いは 生れてないと 

思える自分が生まれていた ________







_____ カット


秀人、OK 
モニター、見に来い。



監督の上機嫌な声に、目を向けて


「 ありがとうございます。今向かいます。 」










............... Continued to Back Stage* AN-OTHER Afternoon 5 An-Other Ryo's Heart



To .................. Myth. BLUE BELL - CM -








☆ こちらの作品は、2015/04/07 にUPしましたが、作品を一箇所に纏める為に日付をずらしました ☆



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mimi's world from Ren Tsuruga and Chuehonn Hizuri
Love Letter from RT and CH

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