mimi's world * HOPE and DESIRE

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Myth. BLUE BELL * Back Stage - an-other NIGHT 2 -  

Just after that moment. . .


Myth. BLUE BELL * Back Stage
- an-other MOMENT - 


side *
蓮 







________ そう、だからまだ今は・・・・





タモ タモ タモ タモ
  タモ タモ タモ タモ


2人で手を繋いで、階段を降りていた。





『 今夜は、自分の部屋に帰ろうか。
  それとも・・・泊まっていきたい? 』


試しに腕の中で、聞いてみたけれど、


『 男の方のお部屋に、お泊り は・・・
  なんとなく、それに、ソレと、アレも
  後ろと前の違いも分かったので、いいです。 』


ズバッと断られたので


『 部屋まで、もちろん 送っていくよ。 』


残念なのに、嬉しくて、嬉しくて・・・ 心の中から、微笑んでいた。




で・・・

なんで、階段を使っているかと言うと


エレベーターまで行ったら



________ キンコーン・・・

ガ―――・・・


すご~くちょっとだけ、開いたドアの向こう、奥方様方のしっとりした声が・・・


_____ あぁ~~・・ いいお風呂でしたわね~~


聞こえたので、さっと2人で横の階段に身を隠した。




タモ タモ ・・・

たもたも歩きなのは、なぜか2人とも、ゆっくり歩いていたからだった。

モタモタ歩きかもしれないけれど、こんな時間も楽しい。




『 敦賀さん。パーカー・・・』


『 ん~、これでいい。 』


部屋に送っていくと廊下に出る前、シャワーを浴びて時間が経ち、それに体も顔も熱かったのが急にひゅっと冷めたらブルッとして、熱があっても撮影続行は間違いない、自分も、もちろん監督も。


( それは、嫌だ・・・)

そう思っていたので、何か着ていこうと思った時・・・


『 これ、クリーニングに出そうと思ったのですけど
  私の部屋のランドリーに出しては、拙いかと・・・』


それ。言われてみたら、その通り。

敦賀さんのお部屋からランドリーに出してください。と持ってきてくれた物。

寒っ! っと思った時に目に入ったのが、ソファに掛かっていたこのパーカーだった。





________ タモ タモ・・・

もたもた歩きで階段を、降りているのは・・・


「 急がないで。大丈夫。 」


浴衣姿の私の為。

エレベーターが開いた時、ビックリして、私も敦賀さんもサッと避けた方向が階段の壁の方。

エレベータ横の階段を使う人も少なかろう・・・
下のほうの階ならまだしも、最上階のスィートが並ぶ階。

大浴場や食堂なんかに、下のほうの階なら使うかもしれないけれど、一番上から階段って・・使う人は居ないだろうと、そのまま2人で降りる事にした。


________ タタッ・・・


「 抱っこする? 」 










There is same after that moment but other . . .


Myth. BLUE BELL * Back Stage
- an-other MOMENT - 


side *
 キョーコ






________ タタッ・・・


「 抱っこする? 」 


階段をさっと2,3段降りて、浴衣にスリッパだった私を気遣って、そう言ってくれた王子様座りの大きな先輩。

社会に働く社長の役も、夕方からの撮影の役もすごく似合っていた。
現実的な男の人ももちろん素敵な、誰もが抱かれたいと思う人。

でも、メルヘンな王子さまの役も、とても似合う。

目の前に跪いてくれた先輩に、そう思うほど・・・



誰もがきっとしたいだろう・・・ 相手役。

一般の人だって、画面の中の敦賀さんを見て、妄想の中で抱かれているからこそ、実際にNo.1の地位を取り続けている。

それを考えたら・・・

敦賀さんと貴島さんにああいった台詞がある事も、ゴソウゾウをかき立てる一種の撒き餌なのか?と思う。

正に、引っ掛かっちゃった・・・自分。に反省・・・。

しかもご本人に、そんな事を聞いてしまい、実際に答えに困っていても、何とかして教えてくれようとしてくれた
その・・・

先輩心に、大変感謝している。



「 敦賀さん、ありがとうございます。 」


差し出された両手に片手を、そっと乗せた。

片手? と手を見ていたけれど、いえいえ、抱っこは遠慮しておきます。ともう片方の手を横に振りお断り。

その手に持っていたのは、台本。これは・・・



敦賀さんが今着ているパーカーと一緒に、ソファに置いていた物。

一緒に置いてあった台本は・・・一応の、ダミー。

敦賀さんのお部屋を、貴島さんや村雨さんが訪れた時の為に。と一応持ってきたものだった。

もう敦賀さんとのシーンは撮り終わり。
ちょっと淋しい気もするけれど、あとはモー子さんと一緒の撮影。

敦賀さんは貴島さんや村雨さんとの撮影だった。


「 そうそう、敦賀さんって・・・
  京都ロケってスケジュールされているんですか? 」


「 いや、されてないと思ったけど? 」


どうして?と、聞かれて・・・

実は、京都ロケ。私は京都シーンは入っていない為、全く関与しないけれど・・・
スタッフに貰った、撮影スケジュール表。

あれ・・・

京都・松の園 って、書いてあった・・・。


裏千家の今日庵が、映画撮影に場所を提供するわけないので、その撮影は鈴音のお屋敷に使っている竹林の中、又隠庵に似せたお茶室の中、待合だけを使って撮影したと言っていた。


「 じゃぁ、京都一日ロケは無いんですか? 」


「 うん、そうだな。 たしか・・・
  この撮影クランクアップしたら・・
  東京だったと思ったけど・・・ 」


語尾がアヤフヤな先輩は、東京に居た方が移動が急がしいので、東京でのスケジュールはイマイチ覚えてないらしい、社さん任せ。


( うん、分かる・・・。)

地方ロケに数泊って方が、他の仕事をなるべく入れないスケジュール。
はっきり言って、こちらのスケージュールは敦賀さんにとっても、貴島さんや村雨さん、忙しい俳優さんにしては、のんびりしているのだろう。


「 じゃぁ、直ぐに? 」


う~ん・・・


人差し指を顎に当てて、考えてしまった。

はい。って言っちゃいたいけど・・・
なんか、ハイ。って言っちゃったら・・・ 本当に敦賀さんのお部屋で、そうなってしまいそう。


( どうしよう・・・)

こんな世間的に、抱かれたいと思っている人が一番多い人に・・・

私もその日本中の大部分の中の1人なのか、いや・・・そうじゃないだろう。いや、そうなのか・・・。



なんで戸惑っているのかと・・・

純潔を守ると宣言したのは、この人にだから、この人ならいいのかと思ってしまう、一応のうら若き乙女。

はっきり言って、興味が無いわけでもない。

興味が無かったら、あんな台詞に引っ掛からないだろうと、自分で思う。



さっきの・・・


『 俺が好きな子は・・・ 君だよ。 』


そう言ったのは、役が入っていたからなのか。
キスだって、何度もしていいのは、役をつけて。と・・・言われている。

共演者キラーの敦賀さんには、私だって共演者。

キラーに負けない・・・


キラーBJにだって負けなかった。




「 ・・・よし。 」


そう思って、台本を持っていた手で、ガッツポーズをしていた・・・


「 本当? じゃぁ、すぐ来て? 」


「 いや・・・それでは・・ない・・です・」

 

いや・・・ 本当にハンバーグが食べたいだけかもしれない。

そうだったら、変な事を考えているのは、私だけだったりしてっ。



あはっ・・・



ペケテン。
台本で頭を叩いていた。

だったとしたら、お断りしなくていいだろうと・・・


「 はい、いいですよ。
  じゃぁ、敦賀さんが早く帰れる日を・・・
  ・・・楽しみにしています。 」


そう言ったら、驚かれていた。


もしかして・・・

「 クランクアップ? 同じ日じゃないの? 」


________ タモ タモ。

________ タモ タモ タモ・・・


「 はい。私は明日、モー子さんとの
  シーンが終わったら・・・  あれ? 」

タモタモ歩きが、止まっていた。


「 敦賀さん? どうかしました? 」


いや・・ なんでもない。と暗~く、言われちゃったら・・・ 

えっっと、なんか拙かったのでしょうか?先に上がりができたら・・・ 
えぇと・・・先輩に、よく出来ました。とお褒めの方が来るかと・・・

と思っていたんですが・・・。 



「 ふ~ん。 」


急に不機嫌の敦賀さんに・・・
上から視線だけで見下ろされて・・・も・・・


( どうしよう・・・。 )


みょ~な、ゴソウゾウが頭の中に浮かんでしまった。


さっき、聞いちゃった・・・ 

“ 後ろから ” & “ 顔も見ないで ” & “ キスもしない ” 


・・・ヤバイ。

きっと、そんな状況の時、こんな冷たい顔をしているのだろうか? ・・・と考えたら

いや・・・ 今まで、ずっとこんなだった。
今さら初めてみた顔じゃない、始めからこんな見下ろされていた事を考えたら、聞かなくても何だか分かったかもしれないと思うも、聞いたから分かるのかとも思う。

でも、この顔・・・




「 はぁ・・・・・・・・」



めちゃめちゃ、長い溜息が出てしまった。


止まったまま、台本を口元に当てて、思い出してしまう。

・・・久遠。

敦賀さんの顔を見ていたけれど、見上げたまま目を瞑った。
瞼が、思い出せば思い出してしまうほど、震えて・・・ 震えるから、ぎゅっと瞑っていた。



“ 敦賀さんを裏切れないよね ”


久遠がそう言った時の、同じ表情。

今ここに居るのは、その裏切れない 敦賀さんだけど・・・


ゴクッと息を飲んで、スッって短く深く息を吸い、肩でふっっと吐き出した。



実は・・・

敦賀さんの今日の撮影


蒼いりんどうの中に居た瞳・・・

モニターを見ていて、はぁ綺麗。王子様みたい・・はぅ。って思っていたけれど、
涙を落として、起き上がったその・・・

涙が落ちた直後のアップ


緑の森と茶色の幹が・・・


瞬きをした後、直ぐに蒼と白猫の白が映っていたけれど・・・

私には、森の緑を写した瞳、木漏れ日に髪の色が薄く見えて、輝いて・・・

緑の瞳の敦賀さんがそこに、見えていた。



たった一瞬・・・


あの森の中、幻想の蒼い世界・・ 鈴音が幻としてくる場所に・・・

幻の様に、現れた久遠が見えてしまった。



モニターが砂嵐になっても、新開監督の影像マジック

頭の中にそう思って、止まっていた時・・・

モニターの中から出て来た様に、敦賀さんがそこに居て

唇を重ねられたのも・・・

突然の、久遠と同じ感触に目を瞑って思い出していた。



そんな、私でも・・・ いいですか?


急にそう思って、一段下に居る敦賀さんの肩におでこを乗せていた。



「 ごめんなさい・・・ 」


「 いや・・ ごめん。
  俺のほうが・・・ 」


どうして謝るの? ごめん・・・ って、その腕の中に抱き寄せられたら
もっと、ごめんなさいって思うから、優しくしないで欲しい・・・


・・・って、私って 


いや、もしも、敦賀さんに本当に好きな子が居るとしたら

正に勘違いしているだけじゃなかろうか?



ふ―――・・・・


自己嫌悪。これまた、深い溜息を、敦賀さんの腕の中でついてしまった。







どうした?急に・・・

いや、急には・・俺のほうだよね・・・







TO............ At the SAme MomEnt on Other SidE


.................................. with mimi's Image Music * Starkey ORBIT








☆ こちらの作品は、2015/04/07 にUPしましたが、作品を一箇所に纏める為に日付をずらしました ☆



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mimi's world from Ren Tsuruga and Chuehonn Hizuri
Love Letter from RT and CH

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