mimi's world * HOPE and DESIRE

_______ BE-lie-VE * be-LIE ve * believe...the SHAMs for heart healing * mimi's world-7 _______

Myth. BLUE BELL - Last Act 3.4 Last of Last - 



mimi's image music * Laura's Theme








Myth. BLUE BELL

- Last Act ∽ Last of last -










________ ギィ・・・




居間のバルコニーの扉を開けたら


海の風に花の香りは混じって無く・・・


波の音が遥か小さく聞こえる中に、満天の星が零れ落ちる様に煌いている。

欠けた満月が十三夜の灯りに眩しく輝いて、中天に懸かる時が遅くなった。



森の少し上・・・


岬の灯台と森の中心に懸かる欠けた眩しい満月。

この日を境に、満月の名を捨てる月が森を照らす・・・


暗闇の中に樹々の天辺が、月明かりに写っていて、森の形を見せていても

一つだけの光源の灯台がくるくる回り、その都度森を照らし出しても

鬱蒼と生い茂っていた、数日前の大樹が、それぞれ葉を落とし始めて、枝を見せて来ていても



森の中に・・・




灯いている筈の・・・


彼女の屋敷の灯りは、ぼんやりとも見えなくて




この屋敷の方向に窓が無かった ________ . . .




こちら側から、見えない様に成っているのは・・・

あちらの屋敷の方が先に建てられたと考えて

この屋敷が建てられる前、ここは一体・・・



そんな事が分からなくても



ただ彼女に逢いたいと思う事だけは・・・

自分の心の中に分かる、ただ一つの事だった。



バルコニーの手すりに両手を着き、前から潮風を浴びていた。


________ カタッ・・・



後ろから・・・



手すりに置かれたブランデー

切子のタンブラー



それと・・・



錫のタンブラー

中には透明の・・・ 



見ていると、透明の液体が、灯台の明かりが回って来る時


キラッ


 ・・キラッ


きらきらと、多色に輝いて 中に満天の銀河を創り出す。



灯台の明かりが、切子のタンブラーを刺す様に

紅色の光を線に伸ばし、紅の影が居間の中に窓を通して回る様に・・・

定期的に紅色の線の影が回る。


一昨日の夕方、病院で車を止めた場所。

サイレンが鳴り、赤い光が回っていたから、避ける様に後ろに行った。

どうしたらいいのか、今 分からなくても・・・



自分の目が・・・



森の中にあるはずの彼女の屋敷を探している事に・・・




ギィ・・・



________ パチッ



海からの冷たい風が、強く吹いて・・・

開け放した窓から入った海風に押され、居間のドアが、向こうで閉まった音がした。

振り返ると、怜は・・・

このバルコニーに出る窓枠に寄りかかり、暖炉を見詰めている。




カリ カリ カリ カリ・・・

________ チリ チリ チリ チリ・・・



レイが、閉まったドアを、爪で引っ掻いていて



________ シャラ シャラ シャラ・・・


にゃぉ にゃご グルル・・・


スズが暖炉の前にお腹を出して、背中を床に擦りつけて



散らばった書類も写真も封筒も、もう何も暖炉の周りに無く

ただ・・・ 

銀のタバコのケースに錫の皿が、暖炉の上の花瓶横に置かれていた。




________ カツ・・ カツ・・ 


「 おやすみ・・・」


怜の前を通り越して、ドアの方に向かい


________ ギィ・・・


海風に閉まったドアを開けると、レイが出て行った。



________ パチッ パチッ・・・


暖炉の中に燃える音が微かにして

もう一度 怜に目を向けた。



怜は外を向いていて、海風に火照りを静めている様に、目を瞑っていた。

その怜の・・・

表情が・・・・



「 俺、この部屋が大好きなんだ。 」


________ チリン・・・


怜が飲んでいる錫のタンブラーの中で、氷があたり、鈴の音を奏でていた。




________ チリ チリ チリ チリ


レイが廊下を歩く度に鳴る鈴の音に、首に揺れる片花の紫のリボン

結び目に少しだけ着いている、紅が・・・

ある事を、この目で確かめて・・・・・




「 また、明日・・・」








________ パチッ






その部屋のドアを閉めた __________ . . .





そうだね、怜

ここに来た夜

ここからの景色が大好きだと言っていた。






その意味が

俺にも・・・





綺麗なままの・・ け・・・

  いや・・ 綺麗っていいよ . . . .




綺麗なままの景色を、いつまでも望んでいるのは


怜も、領と 同じ・・・





ここから見える 彼方の果てまで


都会の様に、薄汚れた・・・


都会のスモッグの様に、薄汚れた空気に煌きが隠される事なく

遥か向こうまで想いを馳せる事を、ここに来て自分もした



遥か彼方の、見えない向こう側に


見えるかもと期待を心に感じられる


見えない自分の未来の時を思い描く時間を、この場所で・・・


遥か彼方の景色に目を凝らし、見えない先に期待するのと同じ


まだ見えない自分の思い描く未来の先に、期待する 時感 を


心の中の糧として・・・・・







心の中に嫌悪を感じる事をしなければ成らない時・・・

その想いを浄化させるのは、自分の透明な素直な心だけかもしれない ___________






一期一会の出会いの時が

一期一会の廻り遇いに替って欲しいとさえ 願う

見上げた空を覆い尽くす 鬱蒼と茂ったあの森は・・・


今、見上げた空を・・・

見せている ________  

          ・・・ 朝・・・・




朝靄の中に紫色の空が広がる、夜明け前

    森の入り口に立っていた。




mimi's image music * Stella's Theme by William Joseph






さぁ、こちらですわ・・・




目隠しをされて手を引かれた場所・・・




おい、なんか隠してんのか?





鐸杜の鈴を拾った場所で・・

 


おい、来いよ。って言ってんだよ。 

・・・なりよし ________






勝手に捨てられた、自分の名前に

勝手に捨てられた、自分の証明に

勝手に捨てられた、自分の生命に


もしも自分が同じ道を辿ることに成るのであれば




彼女と重ねた唇に両手を置いた時

自分の唇に紅は着いていなかった


霞掛り西に月が落ち屋敷を出た時

もう一度当てた手に紅がついて

手の中で滲み染められた手に・・・




________ シャラ・・・

   チリ・・ チリ・・・



自分の前を歩く2匹の猫に、森の中に連れて行ってもらった。

猫が歩くその道に、足元の感覚を確かめると


________ ジャリッ・・

   ジャリッ・・ 
          
          ジャリッ・・・


彼女の妹に紫色の振袖の端布で目を隠されて、この両手を引かれ連れて行かれた時と同じ、足元に

霞の中の林道を見渡しても、赤に紅に朱に、黄に黄昏に茶に
紅葉と黄葉の舞い落ちた光景が、森の向こうを透かしてきていても


蒼いりんどうの香りは、してこなくて・・・




彼女の兄に、掴まれた腕の感覚が緩んでも、真っ直ぐ背中を見詰めたまま後をついて行った

あの時の不思議な感覚・・・

   
・・・懐かしい


確かに、あの時感じていた、何故だか分からない心の記憶

それが、今は湧いてこなくて・・・・




________ ジー・・ ジー・・・


海風が霞を晴らし、風が強く吹いて、森の空が明るくなって来る夜明け

鈴虫の音が止んできて、辺りが樹々の枝を揺らす風の音だけになり

静寂の中に聞こえる




________ チリ チリ チリ・・・


レイの鈴の音






    目が覚めた時、窓を大きく開けて

    夜明けの明るくなって行く東の空は見えなくて・・・

    山の風の中にりんどうの香りまでも、運ばれてこなくて・・・



    サテライトマップとして携帯電話を持って廊下に出た。

    階段までの廊下の先

    開いていたドアを覗き、見た・・・



    客用の居間



    紅明 あかあかと燃えていた暖炉の上に、飾られた
    燻し銀の・・・ 
       色の・・・ 錫の花瓶には

    この屋敷で行われた茶会の時の様に・・・ススキにりんどうが無数に生けられていた。

    


    ________ チリ チリ チリ・・・



    燻って入り混じっていた 青い炎と赤い炎の跡形もなく・・・
    昔の思い出までも捨てろと親に言われた子の、想いすらも
   
    無数のりんどうの花の香り・・・

    花瓶にレイが寄り添っても、真っ白なまま・・・

    跡形もなく、昨日の時を消されていた。


   
    暖炉の上から飛び降りて、自分の足元に擦り寄ってきたレイに・・・


    ________ シャラ・・・ 

          
    開け放たれていたバルコニーのドアの向こうから、鈴の音だけを響かせて
    レイの後を追いかける スズ・・・



  二匹の猫の行く先を追いかけて・・・
    
  着いたのは、森の入り口だった 



  蒼い世界に連れて行って

  


底辺からも天辺からの、冷たい風に晒されて・・・

紅く彩を変え、その空から舞い落ちて

蒼い花を紅く埋め尽くす、りんどうの群生して咲いた場所


紫の藍  




あいに・・・

変わっていた




枯れ木と成り、幹の姿を現した幾千代の時に育つ樹々・・・

見上げた空を、隠す事無く見せている



それでも、この森の先に・・・


消えた天女の姿を思い出し

霞が晴れて、目を凝らしても

屋敷を見る事は、出来ないまま・・・



明るく光が落ちている

その先・・・・



でも、屋敷の影もそこには見えなくて・・・



遥か向こう・・・


右に まだ回る灯台の明かり


左に 廃墟に反射する光


一つの光が、右と左と、交互に瞬いて見える。




あいの延びたこの場所に立ち、領と怜の2人を思い出していた。



木々の幹の間に、この2つの光が見えるのに

真ん中にあるはずの

屋敷は・・・

見えなくて ・・・・・・・





________ シャラ・・・



 藍の中に遊ぶ、スズの鈴の音に、揺れる紅色のリボンに

 自分の両手を胸にあて、目を瞑った ________ . . .






幾千代の時の中、もしも生きているうちに

十月十日の天中に 月食が興る瞬時が訪れるなら

もう一度現れるのだろうか・・・



幻であったと思う様で

現実だと思える様で


そんな、幻想の天女は実在しているのかすら、分からなくなるほど

心囚われて・・・



紫色の藍の中に、走り回る二匹の白猫の鈴の音だけが、耳に聞こえていると




確かに感じて






チリ チリ チリ・・・



・・・シャラ シャラ シャラ






それ以外の鈴の音は・・・
 



  沈黙 



  静寂





森に鳴っていた

ざわめく鈴の音は

警鐘だったのだろう __________ . . .





今、この胸の中に ドキドキと時めく想い

目を開けたら・・・

この場所の先に、現れていて欲しいと 願うだけで




2つの鈴の音に 心を研ぎ澄ませ





            ・ ・ ・ チリン


            

              シャラ ・ ・ ・







夜明けの晩に


・・・・その幻想に




後ろの過去を振り返っても

思い出だけに

懐かしいと感じるだけ




初めて目を開けて・・・


見えたのは


なにも見えないと


誰がわかって称えたのかと


前に向けて欲しいと願かけられ・・・


向けたその先・・・






          ・ ・ ・ チりン
 



          シャラ ・ ・ ・







真っ直ぐその天を仰いで、足元を見る事無いまま歩を進め


遠き海から吹く冷たい風が舞い落とす 紅の葉・・・

深い澄蒼の藍に変わった花の上に 降り積もる

朝靄の中に見えない先を、高き山から吹く冷たい風が晴らしてゆく

霞 かすみ・・・



感触が無いものに気付かないまま

目に見える美しい物を手にしようと

見詰め続けたけれど

手に出来ないものがあると

伸ばした手を霞が包む・・・



零下

冷たくて・・・



麗華

美しい背後に・・・



麗香

芳しい誘惑に・・・



霊歌

自分の想いを天に唱え・・・




この自らの手中に欲しいと


涙を流しても


温かくも無く


冷たくも無く


自分では気付くはずの無いものに


気付いて・・・





         ・ ・ ・ チリン
 

 
          シャラ ・ ・ ・




 


貴方さまのここが

お知りになられてますよ・・・





・・・自ら思う




心に舞い落ちる木の葉の色が変わる

舞い落ちる木の葉の色と変えるのは

冷たい風

天辺から吹き降ろし

底辺から吹き上げて

0 れい の・・・



心に舞い散る木の葉に点し燃やし

その炎の色は、何色だろうと想いを馳せ

燃え上る燻された証の黒い煙が

その天に届く近道なのかと また・・・

想いを馳せる



自分の思い出までも火の中に燃える

過去は・・・

自分が辿った軌跡でも

未来は・・・

軌跡が軌道の延長に成らず



もう一度同じ場所に戻る、軌道ならば

過去に戻って同じ繰り返しをしても・・・






          ・ ・ ・ チリン
 

 
          シャラ ・ ・ ・







くるくる回る彩とりどりの翳絵、走馬灯の様にもう一度同じ廻りを辿う


水に浮かぶ蝋燭の創る幻想


光に写し見えていても、手にはその影を掴む事が出来なくて・・・


幻想に想い見る事は、まだ無い近い未来

希望の中に在り、希望は自分で叶える願い





夜明けの晩に


その幻想に


雪月花の花月


幻想遊びに



後ろの過去を振り返っても

思い出だけに

懐かしいと感じるだけ






鈴の音と共に・・・


もしも十月の月食の夜にだけ現れるとしたら


生きている間にその時がまた、訪れるのか


その時にもう一度 一期一会の機会に出会えるだけなら


幾千代の時の中に、生まれ変わって


その日を同じ様に過ごした、昔々の想いが記憶に残って 今蘇った自分なのかと


なぜか感じた、懐かしい想いに・・・


思う事も・・・


重幻想なのか








もう一度生まれ変わったら・・・

幸せに成れると繭の中で待ち望む

まだ繭の中 ・・・・・




_____ 籠の中の・・りは ・・・・


籠の中の口の付いた、ものを言う鳥達が


いつ何時 出遭う ________. . .





いつかの幾千代の時の間まで

待ち望む



鈴鳴り岬の向こう




岬の向こうに


広く彼方に広がる底辺は・・・

蒼い地の星を廻りこの場所に戻ってくる



高く果てない天辺は・・・

永遠に広がり続くその遠く


想いをどちらに向けて、見続けても





              あなたさま
              の                ここ  
                                    ろ

              が

              お知り       
                         に
              なられて            いますよ







月食の中に、生涯の終の棲家として建てられた炉の炎に燃える様に映され

月食の闇に、月の影の裏も光が当たると教えてくれ ・・・




向こう側に果てしなく広がる

そう思い描く、向こう側・・・



森の中に広がっていた蒼いりんどうの花の世界

あの自分が見た場所・・・



飾られた絵画に色が付いていなかったと思うのは・・・

自分は存在しない 時空の間に 紛れ込んでいたのだろうかと思い始めるほど

創られた合成の家族写真の場所が、あの花の咲く場所だった



光を失った絵画に・・・ 

  From far Away Beyond ...


 “ 向こう側より ” そう書かれていたような気がしたのは・・・



気のせいではないかもしれない . . .







2匹の白猫に連れられて

彷徨った森の中


深く美しい海の彼方から 
Deep Sea - From far away beyond beautiful sea

底辺からの 0 の風に・・・


飛翔の空の先から
Fly Away

天辺からの 0 の風に・・・




彷徨う想いを、その向こう側に乗せて




心の中の彩は





なにいろ


それとも


心の中の 


光か 影か










          




© From far Away Beyond Beautiful Sea.'Myth BLUE BELL' Blue Bell wood-pathaway * To the Index of Myth.BLUE BELL in mimi's world -7 & Fairytale * Tear magic - HOPE and DESIRE






Myth. BLUE BELL


- 鈴鳴り岬の向こう -


CAST









______ この森は、とても広い


    たくさんの花が咲き、大きく伸びる樹に時間を感じ季節を愛でる

    風が揺らし、造る木漏れ日に

    青い空が見えると・・・       

    風が吹き抜け、運ぶ香りに

    深い海を感じると・・・

                     ・・・幸せ________ 


    
    空の色と同じ花の広がる絨毯の様に、この森の中でただ一箇所

    蒼いりんどうだけが咲き、広がる場所が・・・

                      ・・・好き_________

     
    幸せだと思うその場所が・・・

    
    好きな程想うその場所が・・・


    
    この場所に ____________





「 あぁ、そうそう。ごめんね。
  鈴音、あなた叔母さんになるから。 」


「 そう。じゃぁ・・・ うふふっ
  怜お兄さまも、喜んでいるのね。 」


大好きな、沙夜も怜お兄さまも、2人ともが幸せならば・・・

私にも、幸せな気分にしてくれる この方々がもっと大好きになる。



うん・・・



頷いた沙夜 さよに・・・

浮かぶ笑顔が、眩しかった。


「 そうそう、もう1人いるわ。 」


「 ふ~ん。誰? 何の事?・・・」


さよ の言っている意味も、何となく分かるようだった、その事・・・


「 あぁ、もしかして? 」


うん、そうなの・・・そう言っているのか、パクパク元気に口を動かしつつコクンと頷いた さや を見ていた。


クスクス・・・

「 沙夜 さや の事? 」


ごくん と飲み込んだ さよ は・・・


「 中り。 」


「 そうなんだ・・・
  東京のさやも、怜お兄さまの子を。 」


鈴鳴り岬に残り、母親の料亭を受け継ぐ さよ と、親戚に当たる彼女は地元のお父様の事務所に勤めていた、そのもう1人は・・・


双子の 沙夜 さや 


さや もまた、怜お兄さまと東京で不倫していると知っていた。




うふふふ・・・・


・・・・くすくす・・・




私達は・・・


________ チリ チリ カチャ カチャ


「 どうして、鳴良さま。 」

「 どうして、剣さま・・・ 」


カップを掻き混ぜる音までも、声まで揃って・・・


  ふ――・・・
  ふ――・・・


ふーふーする息までそろい、ゴクッと飲み込むお茶もお揃い。



「 ふふっ・・・
  何?2人とも・・・」


目の前の沙夜は、なんか言いたい事でも分かっているのか。


「 なんでもないわ。ただ・・・ 」

「 どうして、剣さまって、お1人なのかしら? 」


あぁ・・・そうね。と、お水を飲む沙夜を見ていた。


「 そのお1人って事ってさ・・・
  ご結婚されてない。って事? ・・じゃないか・・・」


独身ですと挨拶していたわ。と教えてあげる。


「 違うわ。 」

「 そう、違う意味。 」


「 何? 私が思っていることかしら? 」



  そう・・

  そう・・・


うん。と頷き、カップをソーサーに置くと、振袖の袂直しに、双子のメイドが後ろでお同じ様に揃って後ろに直してくれていた。


ティポットを持っている、双子の乳母さえも・・・


_____ おほほ・・・

_____ うふふ・・・



「 何がいいたいか、皆分かっているみたいね。 」


ここでは、双子同士が揃いも揃いすぎていた。


「 鳴良さまが、もうお1人いらしたら、よかった? 」


「 中り 」

「 正解 」


ね~・・・っと顔を見合わせて、首を傾げて揃っても、双子のメイドも、そうでございますね~と、お互い見合っていた。


_____ まぁ、よろしいでは、ございませんか・・・


そう言う乳母に・・・


「 そうよ。 」


沙夜が被る。


「 貴方のお兄さま。怜さまも、お1人よ。 」


同じ同じ、私達と。と言ってくれる沙夜に・・・


「 う~ん 」

「 う~ん 」


二人して、腕を組んで考えていた。


「 りんね? 同じかしら? 」

「 すずねも、同じかしら? 」


お互い言い合うけれど、同じ事を考えているか、いっせ~の、せ。で言う事にした。



いっせ~のぉ・・ せっ・・・


「 蝶子も居るしね。 」

「 蝶子との3つ子だし。 」


あっ同じっ! 指を向け合って笑いあう私達。


お互いの間に、1人の剣さまが居ても、お互いにいいかと思えるのは、沙夜と似ているかもしれない。

でも、私達には、もう1人の双子の片割れが居る、ここに居る皆と違う事。



「 そうね・・・ ちょっと、微妙ね。 」



沙夜も其処には、気付かなかったのか・・・

二人で1人の男の方を愛していても、お互いにとても仲の良い双子。

それは別に構わないと、私達も思っていた事だった。







 
鳴海 鈴音 & 鳴海 鈴音

なるみ すずね & なるみ りんね


From far Away Beyond . . .         .
 
  BY




― 京子 ―




鳴海家の二卵性三子の内、一卵性双生児の2人

鳴海の歴史を守ろうと華族の誇りを胸に刻まれて育てられた母親、子を産む事に悩み囚われた一人娘の母には、婿の公家家の財産を奪った後の祟りとされ、森の中に命在りつつ葬られて・・・

生涯をここから出る事はない のだろうか・・・

その影を 陰の後ろに 2つの翳りをそれぞれ 両方から輝かせたのは・・・・・






                    


鳴葦 沙夜 & 鳴葦 沙夜

なりよし さよ & なりよし さや


From far Away Beyond . . .         .
 
  BY




― 琴南 奏江 ―




鐸杜 領とは、異父兄妹
料亭の女将である母は、双子の愛人がいる。愛人の鳴海代議士との間の子 領を生んだ後、鳴海代議士の旧家鐸杜の本家を継ぐ双子の兄との間に、沙夜と沙夜を身ごもった。

地元の土地に暮らし料亭の若女将として過ごす さよ
地元の鳴海事務所の受付嬢をしていた さや
東京の事務所に移った後、受付嬢から代議士の息子 鳴海怜に見初められ社長秘書としても愛人としても過ごす。

同じ時して・・・

双子の2人は、1人の男 鳴海怜の母親が待ちわびた、鳴海の血を引く子を身ごもったが、どちらとも双子。
女将の母からの遺伝子の繰り返しの様に、公家の父からの遺伝子に、この待望の鳴海の血を、祟りとされるのかは・・・・・


    




その影を陰の後ろに輝かせて





一人の鳴の字を引き継いだ血の者、その名 剣に、気付いてもらえた・・・ 事

いや、森を切り開く勇者の様に、森を開拓しようとしている救世主の様に

その魂に、魂が触れる様に・・・






人が神に召される時に、羽が背中に生えて その空に、自ら飛び出す

その見えない姿が、空の彼方に消えるまで・・・

祈りと共に見送り、自らが飛び立った意志を、空に向けて欲しいと願う



向かうその先・・・



蒼く煌いて目に届く深い霞は


白く


光に反射して映されて

そう人の目に見えるだけ





白い羽衣を羽翔たかせ




気付いて もらいたく・・・・


幻として 現れたのか・・・・


もしも、生まれて直ぐこの森にもう既に葬られたのだったら・・・

魂だけが漂うその森の綺麗な色を

鳴の皆は、この世に広めようと・・・



それは、煌めく銀河を手の中に輝かせるか

心安らかに落ち着く、レジャー開発か



人々の心を癒す物をこの世に生み出す場所として

人々の心を癒す観光の場所として


同じ 鳴よし の・・・ その場所を訪れた者への癒しなのか・・

鎮魂の癒しなのか・・・・


鳴の付いたその土地に


波の音の中に


鈴の音が聞こえたら・・・・・・


想いを馳せて、鎮魂を祈りつつ


遥か彼方の向こう側からの風に 


見えないものを見ようと また 想いを馳せて




深く美しい海の彼方から 
Deep Sea - From far away beyond beautiful sea

底辺からの 0 の風に・・・


飛翔の空の先から
Fly Away

天辺からの 0 の風に・・・



蒼き影が 蒼い影の後ろに

蒼き影が 蒼い影の正面に


心の中に燈る想いは果てなく

噴き続け 吹き続け

心の中の灯った後ろの影までも

透明に彩点かされて



彷徨う想いを、その向こう側に乗せて



蒼澄い空の天辺が 蒼澄く透明な海に彩映す様に・・・

澄んだ心に見えないものを感じて欲しいと願いを込めて



零下


冷たそうにも・・・



麗華


可憐にも・・・



怜花


愛しくも・・・



霊歌


想い深く・・・





それが何かとか 心の中の想意とか 分からないままでもいいと

分からないまま 燃え盛り続ける糧は 噴き続け 噴き続けて・・・



心の中が


動き続けた ・・・




真意


真心を込めて・・・



深意


深く探求し・・・



芯異


ありえない幻想を・・・



瞋恚


心中に贈る・・・











心の中の彩は





なにいろ


それとも


心の中の 


光か 影か



幻か






美しい海の彼方



From far Away Beyond . . . .



向こう側からの




止め処ない




___________ 幻想へ ・・・・・


















☆ こちらの作品は、2015/04/11 にUPしましたが、作品を一箇所に纏める為に日付をずらしました ☆







CM: --
TB: --
mimi's world from Ren Tsuruga and Chuehonn Hizuri
Love Letter from RT and CH

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