mimi's world * HOPE and DESIRE

_______ BE-lie-VE * be-LIE ve * believe...the SHAMs for heart healing * mimi's world-7 _______

Myth.BLUE BELL - Last of last From far Away Beyond ...- 


Myth. BLUE BELL
- Last of last From far Away Beyond Beautiful Sea.-


mimi's image music * From WITH IN and BEYOND





人が神に召される時に、羽が背中に生えて その空に、自ら飛び出す

その見えない姿が、空の彼方に消えるまで・・・

祈りと共に見送り、自らが飛び立った意志を、空に向けて欲しいと願う。



送辞




自分の意志を持って見詰め出す先は、真っ直ぐに・・・

暗くて見えなかった、森の闇の様に隠されていた、事 に

木漏れ日が風の揺らめきで、動き照らし出し

見えてくる・・・

照らされた、風に揺れる光の中に


己が向かっていた方向は、勘で合っていた。

でも、闇に包まれて見えないままに、歩き出そうとしていた時・・・

踏み込んで荒らしてはいけない領域が、或る事を


月の影の光・・・ 

その光を鬱蒼と茂った森の風が揺らめかせ

月の影に、ぼんやりと先を教えて貰う様に



月の影、人が見えない裏側で光り輝いて姿を現す日・・・

月食の満月の日


闇の森に吹いた風、高い樹々の間を揺らし・・・

月明かりの木漏れ光は、揺らされて

刻々と変わる時の中に、寒風に自らの色を美しく変えて

上から風と共に舞い落ちて、その月の影の光をもっと届く様に



真っ直ぐ見える森の道が・・・

遠回りであって

美しい幻想の蒼い世界に・・・

足を踏み入れる事を躊躇って

その後ろを振り返れば・・・



温かく、純粋な、真っ白の・・・  

人の様に誤魔化したりなどしない

本能の塊が導いてくれる先は・・・

蒼い世界の中に消えた真っ白の羽衣



その白に・・・

紅が注されている



白紙


真っ白の感情は、蒼の霞に翳ませて

白いままの元々でも・・・

見える色に惑わされている



真っ白な心の中に翳み広がる蒼い霞の靄に

ほんのりと・・・

紅が揺れて

動き出した感情だと



自分の後ろ


背後に自分の影は見えなくて


振り返ると・・・


背後に広がる、美しい蒼い幻想の森だけが


蒼い霞に広がるだけ・・・




人が神に召される時に、羽が背中に生えて その空に、自ら飛び出す

その見えない姿が、空の彼方に消えるまで・・・

祈りと共に見送り、自らが飛び立った意志を、空に向けて欲しいと願う。



葬示




そして、振り返った目の前に・・・



広がる木立の木漏れ日に

揺れる様に見え隠れする蒼い空




赤に黄色に黄昏に橙に淦に・・・

刻々と時と共に変わり行く、果てない先のその色と

自分に舞い落ちてくる・・・

紅色の葉が、蒼く濃い花の上に 降り積もる。

かすかに動いた紅を頭の中に浮かべると

自分の上に降り積もる、この紅で・・・

自分を染めつくしたいと願う自分が、ここに




人が神に召される時に、羽が背中に生えて その空に、自ら飛び出す

その見えない姿が、空の彼方に消えるまで・・・

祈りと共に見送り、自らが飛び立った意志を、空に向けて欲しいと願う。




後ろ・・・

背後に飾られた世界を感じ

心に舞い落ちる木の葉の色が変わる

舞い落ちる木の葉の色と変えるのは

冷たい風

天辺から吹き降ろし

底辺から吹き上げて

0 れい の・・・



心に舞い散る木の葉に点し燃やし

その炎の色は、何色だろうと想いを馳せ

燃え上る燻された証の黒い煙が

その天に届く近道なのかと また・・・

想いを馳せる



想いを馳せ己の輝き

自分を愛する全ての人は

自分の心が輝きたいと想いを馳せる

自分を・・・

讃え 

恋をして 

愛する

自愛に触れる・・・



冷たくも温かくも無い

感触が無いものに気付かないまま

目に見える輝きを手にしようと


見詰め続けたけれど

手に出来ないものがあると

伸ばした手を霞が包む・・・



零下

冷たくて・・・



麗華

美しい背後に・・・



麗香

芳しい誘惑に・・・




霊歌

自分の想いを天に唱え・・・



澪火



0 れい℃の

所在無き

透明な炎






この自らの手中に欲しいと


涙を流しても


温かくも無く


冷たくも無く


自分では気付くはずの無いものに


気付いて・・・





貴方さまのここが

お知りになられていますよ・・・





人が神に召される時に、羽が背中に生えて その空に、自ら飛び出す

その見えない姿が、空の彼方に消えるまで・・・

祈りと共に見送り、自らが飛び立った意志を、空に向けて欲しいと願う。


向かうその先・・・



蒼く煌いて目に届く深い霞は

白いのだろう

光に反射して映されて・・・


そう人の目に見えるだけだと

この心に・・・




蒼と

蒼紫色の空に

煌く星が輝きだす前に


吹いたら消えてしまいそうな

弱々しい青い炎の様な

暗く蒼く輝く月の光に共鳴して輝く陰

影となって表に現れた影の炎




走馬灯の様に何かがクルクル描かれて回っている。

その灯りは、何色も・・・



自分の頭の中に思い浮かぶ・・・

・・この鈴鳴り岬で・・・胸の内が震えだした色ばかりだと・・・


蒼き陰が 蒼い影の後ろに・・・

正面となって輝き現れている 自分の心の中

心の中の炎の影までも


透明に彩点かされて 



人の心の中の色とは・・・


感情によって色が違うものなのか・・・

それとも、色が感情を教えてくれるのだろうか・・・

いや、色から与えられる感情なのだろうか・・・



胸の内に灯された小さな灯りが、どんなものなのかとは・・・

知らなくてもいいのかもしれないと思いながら

追い求めたい情熱が心の中で赤々と燃えさかる事も

潜めたい想いが静かに青い炎として揺らめく事も

どうしていいのか分からない事に・・・


また胸を焦がされて 


目に見えない闇の中に目を開けた ___________ . . .











シャラ・・・




・・・シャラ 







純粋な心から、透明な涙溢れ


瞳の中に霞んで見えないけれど


涙に当たる光が輝く・・・





なにもみえなくても


彩だけは・・・


刻々と進み彩を変え続ける天の色の中


涙の煌きが・・・









チリ・・・



・・・チリ








白い羽衣の様な霞の中に



幻は・・・



心から溢れる 向こう側



自分の心からの透明な涙の中で輝いていた










人が神に創られて生まれてくる・・・

天で背中の羽が落ちたその時、羽を持った使者に運ばれてくる

その見えない姿が、舞い降りて・・・

祈りと共に迎えられ、自らの意志なく産声をあげる

自由に飛んでいた空からの嘆き・・・

世情に縛られ拘束される、史劇数十年の修行のはじまり。



蒼血





初めて目を開けて・・・


見えたのは


なにも見えないと


誰がわかって称えたのかと


前に向けて欲しいと願かけられ・・・


期待を向けられたその先


自らも期待を向けたその先・・・








家族の居ない屋敷の中、階段を登っていた。


________ ギィ・・・


古びたドアを開けた、部屋の中の空気

もう・・・

暖炉も綺麗に何も無く、香りすらも花の香りに充満し

暖炉の上の花瓶も肖像画も、すすの跡すら見えないほどピカピカに輝いていた。




________ ギィ・・・ ギィ・・・


風に揺れるドアの音がして、少しだけ開いている窓に寄った。

空気を入れ替える為に、開けたままだったのだろうと思う。

窓を閉めようと、ドアノブに手を伸ばしたけれど、バルコニーの手すりに座り海の方を見る2匹の白猫に気が付いた。


「 スズ、レイ。 おいで・・・ 」


ドア口で声を掛けると二匹の猫は・・・


________ チリ チリ・・・

    ・・・シャラ シャラ


鈴の音を鳴らしながら、足元に頭から背中で摺り寄り、通り抜けた。

白猫も何も無かった様に洗われて、開けたままのドアから廊下に走って出て行った。

二匹の白猫の、鈴の音に誘なわれる様に廊下にそのまま出ると、階段を降りてゆくのが見える。

その後を追いかけて、自分も下に降りて行った。



どこに、行くのだろう・・・



開いている部屋を見つけて入った先の部屋は、俺の部屋。

でも・・・

自分が部屋に入ったら、パティオの窓が開いていて、カーテンが海風に揺れていた。

外に出ると白猫は中庭を横切って、歩いていた。

その白い毛に赤い夕日を浴びて、茶室の方に歩いて行く。

茶室に猫を入れてはならないから、自分も茶室の方に向かって走り出していた。

茶室の角を曲がり、庭を抜けてゆく白猫たち。



剣はどこに行ったのだろう・・・



見上げる屋敷の客室に、剣の居るはずの窓は閉まっていた。

上を向いていたら、夕暮れの赤い光の中、中庭の紅葉が落ちてきた。



海が見たくなって、灯台の方に足を伸ばそうと・・・

白猫も居なくなった庭を抜け、岬の方に向かって歩き出した。



   『 俺、この部屋が大好きなんだ・・・ 』



自分の大好きな風景は、いつまでも時を忘れるように見ていられる。

永くその中に自分を置きたいと心が望む・・・

ただ大好きな風景の中の一部に自分が入っていたいと、大好きなものに自分が成りたいと・・・ 

だた・・・  そう願うだけ


事に咎めを感じる心・・・


躊躇いも嫌悪も吹っ飛ばして、そうしなければ成らない時の自分

そんな自分が嫌に成らない様にしなければ、自ら終わりを自分に科したくなる処刑の様で
処刑台に人に登らされる判決ならば、自分から刑を全うしたいと・・・

思い直せる場所に


咎めて止まず、苦しく愁しく患しく、淋しく寂しく悲しく・・・ 染まった心の成就に

心に癒しで成佛させたいと願う

心が洗われるって、そう云う事かと自分の心に実感が湧きあがると感じて

その感情が、心を洗った純粋なままの自分に行う命の選択と思えるのなら

その思いが・・・ 生まれ持った運命への刑罰という宿命に

魂の輪廻への浄化だろうと・・・  

          ただその一は、とても簡単 ・・・・・


ただ、綺麗と深癒を感じる場に身を時を忘れておけば


永遠にそう在れると信じていたいと、淋寂悲感の心に自分が想う事の1つなだけ________ . . .



森の中に微かに聞こえる鈴の音に・・・



 チリ―ン・・・

 ゴ―ン・・・

 カンカン・・・

 シャラ―ン・・・



様々なざわめく鈴の音に・・・

ふっと見た光景




・・・気が付かなかった




森の樹々の中に、紅い世界が広がっていた。


花の香りは漂う事無く

蒼紫掛った濃い蒼に、降り積もる紅葉の紅色が

毎日に忙しなく、時を追われて生活している自分に・・・




「 ・・・綺麗 」




思わされて・・・


時めきと違う自分の心が震える感覚に、森の方に足を向けた。



________ チリ チリ シャラ シャラ


傍で聞こえる、鈴の音に・・・


二匹の猫が、紅葉の赤い世界の中に、遊んでいる。


ひらひらと落ちる紅葉に・・・

山からの風が吹くと、その高い天辺から、赤く色を変えた葉が

ふわふわと降る様に舞い降りてくる。




木立の葉を落とした枝に夕日が写り、枝に残る微かに付いているだけの紅葉が、風に揺れて紅い空をもっと赤く見せていた。


空を見詰めたまま・・・

蒼紫色の世界に足を踏み入れると

自分の傍に近づく・・・


________ チリ チリ・・ シャラ シャラ・・・



鈴の音





真っ直ぐその天を仰いで、足元を見る事無いまま歩を進め


舞い落ちる、紅の 淦の 赤の 朱の・・・

黄昏にあかく揺れる風に、流されて

明く輝く様に、自分の全てに降り注ぐ、舞い落ちる光景に

情景に一部に自分の身が埋まる事に、酔いしれる様に美しいと・・・



自ら思う




心に舞い落ちる木の葉の色が変わる

舞い落ちる木の葉の色と変えるのは

冷たい風

天辺から吹き降ろし

底辺から吹き上げて

0 れい の・・・



心に舞い散る木の葉に点し燃やし

その炎の色は、何色だろうと想いを馳せ

燃え上る燻された証の黒い煙が

その天に届く近道なのかと また・・・

想いを馳せる



自分の思い出までも火の中に燃える

過去は・・・

自分が辿った軌跡でも

未来は・・・

軌跡が軌道の延長に成らず



もう一度同じ場所に戻る、軌道ならば

過去に戻って同じ繰り返しをしても・・・




想いを馳せ己の美しさ

自分を愛する全ての人は

自分の心が美しいと想いを馳せる

自分を・・・

讃え 

恋をして 

愛する

自愛に

自ら

触れる・・・


冷たくも温かくも無い


感触が無いものに気付かないまま

目に見える美しい物を手にしようと


見詰め続けたけれど

手に出来ないものがあると

伸ばした手を風に舞う紅が包む・・・



零下

冷たく・・・



麗華

美しく・・・



麗香

芳しく・・・



霊歌

想い深く・・・



怜火

愛しく燈る






この自らの手の中に欲しいと


涙を流しても


温かくも無く


冷たくも無く


自分では気付くはずの無いものに


気付いて・・・



紅い世界に途切れは無く


燃え続ける欲望に、また・・・


心陶酔する様に


自分の中に流れるあかが


どんな あか なのか・・・


その彩に想い寄せる自分に また・・・


心酔わせて


その自分の想いで埋め尽くす 心に


心焦がれる自分に、また・・・


心奪われて


怖くないと勇気持つ心に、また・・・


気付いて



それが心地良いと感じるのは


温かくも無く


冷たくも無く


自身のものだからだろう ________





人が神に創られて生まれてくる・・・

天で背中の羽が落ちたその時、羽を持った使者に運ばれてくる

その見えない姿が、舞い降りて・・・

祈りと共に迎えられ、自らの意志なく産声をあげる

自由に飛んでいた空からの嘆き・・・

世情に縛られ拘束される、史劇数十年の修行のはじまり。



素氏





跪き自分の腹の中を割ってみる事が、できるなら

この心意も分かるかと・・・



真意

真っ直ぐに・・・



深意

奥底のない深さに・・・



瞋恚

目で見るものでなく・・・



神意

自分を讃える程 帥しれて・・・



手の中にあかが舞い降りて



手の中に自分のあかで染める事に躊躇い無く

心意に腹を割って見たいかと・・・

自分の手で開く

その・・・・



未来の時に幻想を夢見る事に

幻と思わず

この目で見よう _______








鈴の音を鳴らす風を生み出す 透明な動き





透明で

赤く染められて

青く染められて




空の色が変わり続けるその時を・・・



澄んだ空気のこの土地に気付いた空

低い空に風の中を白い雲が流れた

風の無い高い空に動かない青い雲も





その時が流れて変わりゆく


赤い黄昏


紫の世界


白銀の月


深い影の蒼


鈴鳴り岬の空を染める




鮮やかな古の瞬を刻み続ける深き紅色をその身に纏い・・・

暗く蒼く輝く月の光に共鳴して輝く影をその身に纏い・・・




吹いたら消えてしまいそうな 


弱々しくも


よわよわ強くも


止め処なく燃えつづける 



鈴鳴リ岬に湧き上がる この胸の内は・・・

           ・・・・なんだろう___________ . . .







鳴海 怜

なるみ りょう

              
From far Away Beyond . . .         .
 
  BY



― 貴島 秀人 ―



鳴海家と鐸杜家の両方の血を受け継いだ、鳴海家の跡取り。鐸杜領とは異母兄弟であり、同じ年同じ日に生まれた。鳴海家の跡取りとしての母から受け継いだ財産と社長業と、鐸杜公家としての心も持ち合わせ父から受け継いだ才能に、自ら国のトップとして伸し上ろうとする。

異母兄弟ではあるけれど、父である代議士は双子の様に愛しみを込めて2人の息子にそそぐのは、2人ともが持つ才能。公家からの財産を分け与えるのは、息子たちに託す果てない因縁だろう・・・








彩溢れる鈴鳴り岬の風・・・


透明で見えない風が運ぶ


白い雲に

紅い葉に

蒼い香華


目に見えない透き通った風が


りょう方から



天辺の山から吹き下りて


底辺の海から吹き上げて



そのどちらともが・・・

透き通って見えないほど とても純粋で

綺麗な景色の中に動いている事を見せること無い



胸の内に湧き上がると感じる事が

まだ 出来る自分に

気が付いて



無意識に溢れた涙を輝きとして

自分の周りを美しく華やかに輝かせ




もう一度生まれ変わったら・・・


どちらが良かったか・・・




そんな想いを透明な心の中に感じようとも


考える時間すら勿体無いのではなく


考える必要の無い様に


自分を自分で動かすだけと・・・


向こうの先に 目を向けて 





2人 りょう方ともが同じ様に・・・




紅と

黄昏色の空が

森を燃やす様に照らし出して



勢力をあげながら糧を飲み込み尽くす、止事を知らない様に燃える野望の炎

生まれながらに持たされたのか・・・

生れた後に植え付けられたのか・・・

分からないまま 


それが何かとか 心の中の想意とか 分からないままでもいいと

分からないまま 燃え盛り続ける糧は たくさん用意されていて




鮮やかな古の瞬を刻み続ける深き紅色をその身に纏い・・・



動き続ける ・・・




生れてから

気が付いた時には もう・・・

何かを背負わされていると感じるより先に

その何かに向かって生きる様に育てられていて


心の中に

いつの間にか


燃える糧がふんだんに山積みにされている箇に炎を灯されていて



どちらがよかったかなんて


もしも自分の魂が選んで生れてくる事が出来るのだったら


どちらが好かったかなんて


今・・・・・


燃え盛るこの心の中に、そう浮かぶ想いは 生れてないと 


思える自分が生まれていた


それは、生まれ持たされた 螺旋の容







同じ・・・

2つの 

2人







高原の様な広い大地の先に、水平線に紅いラインを横に光らせて・・・

燃える様な太陽が冷たい海の水に浸かる瞬間

目を瞑り、この大好きな方向に振り返れば、深く溜息を静かに付いて目を開ければ・・・




底辺の0れいと人が呼ぶ基準の、全てが始まる其処

ジュ・・・っと音が聞こえそうなほど、燃える赤い光の色がいつも向き合う炎の色で
高原の広い大地に広がる 森・・・

夕日の紅色に染まる大地の中で、燃える様な色に染まって
目を瞑ると真っ直ぐに見ていたままの紅い光のラインが、瞼の裏に残っている。

その中に自分の居場所を見つけて

大好きな光景の中に自分の居場所がある事を ___________






見えないものは、自分で創る


人の目にみえる形に自分が輝かせても

その輝く光の瞬く彩は、様々で・・・

その容を好みに変えられる自分と

その容を自分の理想に組み立て与える 

買収業者に建設業者

この2人とは、違うと言い聞かせる自分に

酔いしれて創り続ける自分が居ると・・・


誰もが気付いたらいい




容を、それぞれ好みに変えたら・・・・




元に戻らない自分の 光 _________.



好みの輝きを自ら生み出しても、戻れない



飽きたら、どうする・・・



そうか・・・

「 あきない よう にな 」




  あきない・・・ 
                         ・・・ そうか


  飽きない 用に

  秋内い 陽に

  商い 様に



思い浮かぶのは・・・

自分の人生に必要な言葉だけ

                          それだけでいい・・・・


どんどん送られて来る ラブコールに飽きない用も

葉の舞い落ちて 空が見える森に変わる秋の陽も 

商い様に送り届けたい 星の様に小さく煌く自分の存在を・・・

たくさんの小さな星たちが この場所に居る


  
人の頭の中は、厭きる様に作られている

新しい物、新しい物に目移りし、歴史を作った人の象徴だろうと人の本能に思う。


だったら・・・

見えないまま

心の中に透き通ったままで


思い描くだけのそれも、また・・・


思い描くそれを見せたくなったら、

その時がその時だと、自ら光あて輝かせれば いい・・・




スピード出しすぎて、破滅すんなよ



遠くから聞こえる・・・ その音に・・・



急いで生きるなと、言いたくて



空が気付かれない様に、いつの間にか刻々と色を変え続けるように

急いで生きなくても、時の中に身を置いて広き空間を感じれば

自ら変わり続ける 心彩に、いつの間にか気付けばいいと

自意識なくいつの間にか変わっているその時に、自分で気付いた時




それが・・・



幸か不幸か



その時が・・・



幸か不幸か



その居場所が・・・



幸か不幸か



燃え尽きて地に返れば



空の彼方に祈りと共に見送られ



願いと共に舞い降りて



また蘇りたいかと・・・



自分に問う事すら



自問自答を求めるなら



                その前に生きてみろ



自問自答に心翳らせる愚者の落ちる冷たい先は

底辺の下・・・

蒼い海に息を止め

地の中で息を潜め

光の当たらないその翳処に 想いを馳せて・・・



照耀の光に向く、下から 

光源の上に身も意識も置くなら、その上に目を向けるより

下の影の、想慈に愉笑し
軌跡の過去を見下ろして、素氏に酔いしれる



副い願う それぞれの  走路



________ カツン・・ カツン・・ カツン・・ カツン・・ 


  チリ チリ チリ

                  ――・・・ギィ


閉じていたドアを開けて外に出ると、強い海風が吹く・・・

目の前に広がす果てしない世界の向こうから、別の場所の香りがしてくる様だと、いつも思う。


                                                                      
                      パチッ  

                            パチッ・・・

                          カチッ
                         
                       _____ フ ―――・・・ 



タバコの煙を風に乗せ、香りのして来るような空気の中に、この想いも乗せて

遠く彼方の天辺まで 自分の吐いた呼吸が、白く目に見える。



呼吸をして生きていると人に見える形に 変えるのは

見えない いき                                息に・・・

                                        域に

                                        意気を

                                        粋に

                                        閾を

                                        壱岐に

                                        位記を

                                        行に
                  
                                        遺棄を

                                        ・・・ 生き
                    
                           好き・・・     

                           往き          
                                        ・・・活き


              
息つく 暇なく

逝きたいと
 



「 鳴・・ ここに居るよ・・・ 」



________ チリン・・・


灯台の鍵で明りを灯せば、果てしないその向こうに光が届く。

灯台の柵を乗り越えて、でかい声で向こうに叫ぶ・・・




鈴 鳴り 岬の



その 鳴り に・・・




鳴海も 鳴良も

鳴葦も



オレには、周りにたくさんいる鳴りのヤツラと 関係ない


ただ・・・

この鳴りの付く 居場所で

鳴り を 創るだけ
      


「 オレ、この景色が大好きなんだ 」




________ チリ チリ チリ チリ


初めて造った鈴の音が、風に揺れて音を奏でるこの音までも

遠くに届けば いい・・・・・



「 また、明日・・・」






________ パチッ




後ろを振り返れば

海からの風に、灯台の天辺のドアが閉まった ___________ . . .





人が神に召される時に、羽が背中に生えて その空に、自ら飛び出す

その見えない姿が、空の彼方に消えるまで・・・

祈りと共に見送り、自らが飛び立った意志を、空に向けて欲しいと願う。



向かうその先・・・

手に出来ないものがあると

風に乗った、目に見える自分の吐いた息を 海の香りが包む・・・



零下

冷たい風が・・・



麗華

美しい景色に・・・



麗香

芳しい香りに・・・




霊歌

自分の想いを彼方に乗せ・・・



澪火

摂氏0 れいの

何もない感情の心




蒼い煌きを残して、目に届く光の色は白だけじゃない

光に反射して映せば・・・



そう人の目に見えるだけだと

その心に届け・・・




吹いたら消えてしまいそうな、弱々と細々と揺れる あお に・・・・・・

今昔の想いに心を焦がされながら

暗く蒼く輝く月の光に共鳴して輝く影をその身に纏う



光は様々な色彩に創られている

人の心が見せる その彩は、その人にしか感じられないものだと・・・・





人が神に創られて生まれてくる・・・

天で背中の羽が落ちたその時、羽を持った使者に運ばれてくる

その見えない姿が、舞い降りて・・・

祈りと共に迎えられ、自らの意志なく産声をあげる

自由に飛んでいた空からの嘆き・・・

世情に縛られ拘束される、史劇数十年の修行のはじまり。



初めて目を開けて見えたのは・・・



なにも見えないと


誰がわかって称えたのかと


前に向けて欲しいと願かけられ・・・


向けたその先・・・



この感情の無い齢加の心意も分かるかと・・・



真意

真っ直ぐに・・・



深意

奥底のない深さに・・・



瞋恚

目で見るものでなく・・・



神意

自分を 帥さして・・・




夕日に染まり あかく流れ 広がった煙を見ていた



全てを飲み込み燃え尽くすほど、勢い付いて飛び盛る あか に・・・・

昔仝の思いを心に根付かされて

鮮やかな古の瞬を刻み続ける深き紅色をその身に纏う




その狭間に・・・・



副い願う それぞれの 綜治 に


その想いを馳せた 想馳 を 


刻々と色彩の変わる幾千の翔瞬の変わらぬ天辺




落ちる事が・・・

見えなくて怖いなら その背から飛び込んで

その背から飛び込むのが怖いなら、前を向いて

見える底辺が

見えない底辺以下がある事を



前を向いて・・・

見えてしまったその下に、もっと恐怖に震えるかもしれないと

飛び出す前に恐怖に震える 愚者になれたら・・・


いい・・・・

 


鈴鳴り岬の向こう 海の果てに 想いを向けたら

心の中に湧き上がる 胸の内を

見える幻に 自分が産みだせばいいと

向こう側から届く 期待を 風が運んでくると心で感じるから

ずっと ずっと 前を向き続けたら

後ろの存在なんて見えない存在に変わるだろう ___________ . . .










鐸杜 領

たくと りょう


From far Away Beyond . . .         .
 
  BY



― 村雨 泰来 ―



鐸杜 鳴海代議士の旧姓 公家の血を引き継いだ側室(愛人)の息子。 鳴海とは直接関係は無い。
鐸杜の名を世界に広めた事に、愛人の子であるという隠された存在の自分自身を、自らの力で外に向け出した。自分の存在をこれからも世界に向け続けていける自信だけを心に秘めて・・・

鳴海怜とは、異母兄弟であり同じ誕生日に生まれた、鐸杜の双子でもある。

灯台のある 鈴鳴り岬は、鐸杜家の土地。領が鐸杜家の土地に工房を持ち、灯台も管理しているのは・・・

2人の りょう が、自らの存在を世界に示しだす様に、海の向こうを照らし存在を知らす光の象徴。
この場所からの輝きは永遠にその毎夜に、輝き続け、行方を照らす真っ直ぐな光。それは2人のりょうの想い焦がれる未来の先、向ける先を照らしているだろう・・・

背中合わせに回る、その光源の様に・・・





れい 
れいか






しんい


 
みえないいき







そして ここに


もう1つの  ∽ 


 “ そう ” 



 


真 行 草






Myth.BLUE BELL * Back Stage







________ 京都


山に紅が少しばかり差しても、日照りのいい日・・・


「 ・・暑っつ・・・ 」


懐に挟んだ小さな茶扇子で、パタパタ扇いで待合に居た。


_____ 蝶子。 しぃ・・・


額から汗が流れる緑お義姉さまに、うるさいと小声で叱られた時・・・

ふわっと・・・


「 うわぁ・・いい~・・・
  あま~い、香り~~。 」


主菓子の・・・


「 はぁ・・ 蒸したて~っ 」


蝶子っ!はしたない。とまたもや怒られるシマツ。

何だか分からない、美味しそうな主菓子の香りは・・・ 

・・“ 栗 ” だろう。


狭ま~い、今日庵の待合に、囲炉裏なんて・・一応、炭が飾り程度に5つばかり入れられて、十数名が犇めいていた。
なので・・・

( もぉ、ちょ~暑い・・・。)

気温も下がらずの古都京都。

近くに止まっている、ちょ~老舗旅館から、徒歩で来た。

だって、タクシーなんかで、今日庵に寄れますか! と、母に怒られたばかりのさっきにも・・・
疲れて 冷た~ぁい水が飲みたいと思いつつ・・・


_____ カタッ・・

 スッ・・・

「 お一つ、どうぞ。 」


_____ 恐れ入ります。


横に座っている、母と同じく総礼し、お辞儀の顔の目の前に、差し出されたホカホカ・・

・・・の、麦湯。


暑っ~つ・・・ と思いつつ、お辞儀の顔を上げた時・・・


はっ!  

  ・・と、した _______



「 剣・・さま? 」



思わず・・・
目の前に正座で黒盆に乗せられた湯飲みを、両手で何だかワカラン回し方で、きちんと右回しに差し出された、その人に言ってしまった。

朝ご飯の時に、母にレクチャーされたことを守りつつ、受け取ったものの・・・

おぼつかない、ヨレヨレ加減に、震えた手。その手をマジマジ見られて・・・


「 俺? 剣じゃないよ。 」


こそっと、耳元に寄って小声で言われて、ドキッと心臓が跳ねた。

だって・・・

この・・・

濃紺に紋付袴のビシッと似合う・・・ 

耳元にかかる吐息まで、柔らかく爽やかに、麗しい茶人に



「 ふふ・・ふっ 」


なんだか、耳元で笑われていた。


「 君、なに? 引継ぐらい?
  せめて、奥儀の・・いや、四ヶ伝? 
  そんな・・・ わけないよね。 」


「 入門・・ 小習い・・です。 」


へぇ~~、どうして、この場に来れたの? と・・・ 小ウルサイかも、剣さま と同じ顔。

その横で、緑お義姉さまに差し出された、麦湯を手渡す手。


「 ・・・あれ? 」


思わず驚いて、声を出した。


こちらも濃紺に家紋の入った袴で麗しく輝く・・・


「 おいっ。 し―っ・・・ 」


私の目の前の、剣さまそっくり様を、肘で突付く・・・


「 剣さま? 」


「 あぁ、俺? 剣じゃないし。 」


剣さまそっくり、ウリ双子。 はぁ?とおかしくなりそうだけど・・・
うちの家系は慣れている、双子ばかりの、父の家系。

緑お義姉さまと、緑お義姉さまの双子のお姉様は、危うい私をガッチリ挟んで、座っておられていた。


_____ 申し訳ありません。
    私の夫の友と、お顔立ちが似ておられてますもので・・・


緑お義姉さまは、そうそう東京で剣さまとは お顔見知りだと、数日だけ剣さまと逢っただけの私よりも、確信してるって思えるほど、似ている発言を返していた。


熱い・・・

どうでもいいけど、受け取った湯飲みの陶磁が熱かった。


「 あのさ・・・ 」


小声で話さなければならない、ここ。

本当は、ムダ口叩いてもいいけれど、季節に関係のないムダ口は、ここでは本当のムダ口だった。


「 ここ 」


トントンと自分の胸を親指で叩いた、目の前の、剣さまソックリ自称剣さまではないお方。

なになに?気持ちが落ち着いてないから?とでも、言いたいのか?
落ち着いて精神統一しても、熱いものは熱いだろうと思っていた時・・・


_____ 蝶子


お義姉さまのお姉さまの横のお母さまが声を掛けてくれた方を見ると、お母さまは古袱紗を茶碗の下に使っていた。


「 そうだよ。古袱紗、使ったら? 」


男の方は帯が低いので、叩いた胸の場所に古袱紗は入っていなかった。

そうだった。と思いつつ、懐から古袱紗を取り出し開いたら・・・


「 あれ? 鳴海さん? 」


「 はい、そうですけど? 」


家紋を見て分かるのか?と、思うけど、一応京都と所縁のある鳴海のお爺さま。

( 何だったか・・・)

鈴音だったら覚えているだろう、あっちの茶室に揃っている昔ながらの茶道具に、ん~~・・確か・・・
徳川大納言家が・・・ 又妙斎・・・いや、玄々斎か?十一代の・・・なんか、婿に・・・・

まぁ、そんな繋がりが母とあるのは確かな事。

この京都のお家元とも、端くれながらに繋がっている為、知られていると思った。


「 ふ~ん。だから、ここに来られたんだ。 」


微笑む笑顔眩しく・・・ 

あぁ、剣さまと全く同じお顔で・・と、思っていたら、もっと顔が熱くなってしまった。



_____ 宗さま方・・・


「 はい。 」

「 はい。 」


すっと、両手を付いてお辞儀をし、座敷を出て行った双子の剣さま。

ソウさま方。と呼ばれたからには、何宗と茶名を持つ先生方。う~ん、こちらに真面目に習いたいと思っていた。


( まぁ、真面目・・・かどうかは、さておき・・・)


「 麦湯のお伴に、鳴写しをご用意いたしました。 」

「 本席の主菓子は、神無月とありまして
  金雲と、着せ錦。 お好きな方を
  お席に着きましたら、お選びください。」


薄の方は、銀雲千瓶と満月を吹き寄せに乗せ、お好みの落ち葉の落雁とそれぞれをお選び・・・


お――・・・ なんだか、わからん菓子の名前。 話し続けるわけわかめな風流な伝統菓子。
今言ったのは、今日庵で月々決まっている6種の主菓子の2つで、もう2つは5種の干菓子の種類らしい。

宗さまが・・・ 麗しいお声でご説明をされていて、うっとりしていた。


( まぁ、2人居るけど・・・)

私の事を、鳴海さん と知っているからには、聞いてもいいものだろうかと考えていた、以外にフレンドリーなお若い先生方。


_____ わぁ。栗金雲 クリきんとき 大好きっ。

_____ わ、お姉さま 私は銀雲千瓶 白せんべいっ。


いえぇ~い。と仲の良い姉妹が間に挟んだ私の後ろで、顔をあわせて話しているのが聞こえていた。

ちょっと、お菓子に雑談気味に成りかけたその時に、持ってきて、持ってきて。早く~ぅと、2人の剣さまそっくりソウ様に手回しで運ばれた一番初めの方を見て、順番待ちにウキウキするも・・・


・・・重箱だけが回ってきた。


あぁ、剣さま重箱だけでは・・・ と見ていたら、お母さまの傍にお座りになられている、とても綺麗な方。


_____ こちらは、私の弟子でございまして・・・

_____ そうでございますか。京都にお住まいで?


お母さまと話している傍に、双子の剣さまが寄ってきた。


「 お初にお目にかかります。 」


お母さまに挨拶している、剣さまは・・・ 我が家で数日前にも見た光景。

でもでも、畳に手を付くそれが、野点の時と同じ様だった。



「 剣さま・・・ 」


ぼそっとそう言ってしまったら、1人の剣さまがスッスと正座のまま手を付いて動き始めた。
最後はとても重要なお役目があるので、私は最後から2番目の一番ペイペイ席に座っていたところまで、寄って来て・・・


「 ・・・だから、剣じゃないって。 」


そう言いながら、お菓子の取り方を面倒見よく、重箱じゃない、縁高と呼びなさい。お菓子は始めの正客以外は自分でするっ!と、おぼつかない手つきのこちらが気に成って寄って来たのか、おぼつかない頭の中に教えてくれる。
もう1人の剣さまは、お母さまと隣の綺麗なお方と話している。


_____ 鳴良と申します。


まぁ。やっぱり。と母にご婦人が言うのは、剣さまの事だろうと思っていた。


_____ こちらは、れい宗の2人で・・・


紹介している剣さま2人に向けた手に、気付いた二人。
二人とも揃って母にお辞儀をした。


「 れい? 」


「 ふ~ん、なんか、言いたそうだね 」


傍の1人の剣さまが、私の、以外に大きかった声での独り言に反応してくれていた。


「 あのさ、剣の事・・・
  ・・・知っているの? 」


雑談気味の待合なので、私に話している剣さまに、緑お義姉さまが横から加わった。


_____ もしかして、りょう さま?


緑お義姉さまが言い出した。


「 あぁ、俺の事、聞いてる? 剣から? 」


_____ いえいえ、山延さん。
    同じ大学だった・・・


「 おぉ~! 山延。 懐かしい 
  あぁ、じゃぁ、鳴海だし?
  もしかして、怜さんの奥さん? 」


_____ はい、そうです。


そんな話が弾んできた、緑お義姉さま。
剣さまとは、主人の仕事柄・・・と、怜お兄さまと剣さまとの東京の事を話し出した。

いいな~・・・と思いつつ、お菓子をパクッとボリッと食べていた。


「 この子の、古袱紗の家紋で
  鳴海さんとは分かったけど・・・」


急に話を振られて、宗様がちらっと見たのでゴクッと勢いよく飲み込んだ。


「 剣からメールあったよ。 
  京都の方、宜しくって。 」


_____ お供の事? 


「 そうそう、剣の母親のね、と・・・ 」


_____ でもさ。すごく似てない?剣さまと。


「 うん。だって、俺達・・・」


そう言い出したその剣さまのそっくり れい宗さま。お母さまとお話している綺麗なご夫人の方を向いた。


_____  領 と 令 でして・・

    私も主人も双子なんですの。
    私の双子の姉妹と主人の双子の兄弟とも結婚しまして
    宅の方は、剣という息子が1人。
    私の姉と主人の弟の子が、この・・・ 

    リョウ と レイの双子なんですの。



「 そういう事。 双子の父母同士だから 
  俺達兄弟、従兄弟の剣も、似てるんだよね。 」



京都はさ、母方の実家だし。剣の母親の方が、俺達の先生でね、母方は・・・
千家と繋がりがあって・・・又妙斎宗室って分かる? 鳴海と交流あると思ったけど。

さすがは エリートお坊ちゃまお嬢様大学OGの緑お義姉さまにそう話す、こちらもお坊ちゃま。しかもスーパーが付くほどのお坊ちゃま方は、お兄さまと同じ大学OBだった。
お兄さまで無い、こちらの領さまのニコニコ笑顔に・・・

剣さまと・・・

テーブルに顔を寄せて話した、朝食を思い出す。


「 くすっ 」



_____ はいはい、鈴音ちゃんたちのとこの、茶道具の中にあるある。


「 鈴音ちゃんは知らないけど・・・
  ん?・・あぁ、鈴音ちゃん? 」


と、ニヘラ~と剣さま思い出し、遠くを見ていた私を急に指した れい宗の剣さまにビックリした。


______ 双子の蝶子です。


と・・・止まっていた私の代わりに、緑お義姉さんが言ってくれた。

母は、鈴音の名前になのか・・・

急にちらっと、厳しい目つきでこちらに向いた。



「 ま、でもさ。鳴海さんちに、幾千代とか?
  ここの竹林の物があるって、聞いているよ。 」


1人のどちらだ? 領か令 さまが言うと


「 京都の名家から千家に婿に行ったのが・・・
  俺達の曾おじいさんの、その名家だよ。 」


もう1人が母を飛び越えて、サラウンド剣さまになり向けた瞳も、キラキラと・・・


「 だからね、今日は・・・ 」


______ お待たせいたしました。


すっと、襖が開けられて登場したのが・・・

母の横の綺麗なご婦人と同じ・・・顔。


「 こちら、俺の母。 今日の茶会の・・・ 」



_____ 行弟より賜りまして、亭主を勤めさせていただきます。



「 母はね、生徒を持たない家元付をしている。 」



とっても偉い、剣さまのご家庭に・・・

_____ やっぱり

と、なんだかわからん納得と共に・・


うちの母の目は・・・

・・・ハートになっていた。



なんだ厳しかったのは、ご家庭を知りたかっただけで、鈴音の事はいいのか?って思ったら

そっか・・剣さまも、私と同じ様に、3人この世に居るんだ。

・・・と、知った今っ!


「 うふふ・・・」



私が 剣さまと。

鈴音たちは、領さまと令さまと。


一人は一人同士、双子は双子同士が妥当かしら?



な~ぁんて・・・っ 考えてみたものの・・・

一番気になるくせに、一番言い出せない事だったり・・ ってか・・・


( おろっ! )

_____ 領さま、と 令さまはご結婚・・・ 


既婚者の緑お義姉さまはしらっと聞けるらしい。


( ナイス! 緑お義姉さまっ! )


それに・・・
  

「 あぁ、してるよ。 」

「 な。俺達それぞれ。 」


袂から、緑お義姉さまと同じ様に、茶会に指輪厳禁の懐紙に包んだ結婚指輪。
既婚者のお2人とも、しらっと出して見せてくれた。


「 剣が遅いんだって。言ってやって? 
  従兄弟の俺が言ってもさ、剣のやつ・・・
  そっちは、伝統だから。って取り合わないし?
  だから、怜さんから言う様に伝えて。 」


緑お姉さまに、ウインク送り、お話ししている・・・

苗字が風流あふるる斎茶名の りょう さま。


( あぁ、こちらがムリでも、剣さまなら・・・)

ってか、茶道の勤めは無茶なので、鳴良 蝶子 に成りたいと思っちゃったら・・・

うちの 元なりよし りょうの、鐸杜お兄さまの方を思い出し


「 領さま。陶芸します? 」


なんて・・・ アホの様に話の内容を変えてしまっても


「 あれ? 何で知っているの? 」


楽家親戚だし。 ・・・との領さまに前から顔を覗き込まれ・・


「 あれ?領さ。名家ってしか言わなかったし? 
  すごいね~エスパー? 君・・・  」


・・・と、令さままでオドロキでもっと傍に寄り

結った髪のうなじに、吐息をかけられ囁かれ・・・


褒められたのには、時に働く鈴音と同じみょ~な事ゆえ、なんだかあまり嬉しくないが、お二人に挟まれるのには・・・


( 暑っつ~~ぃ・・・・)


パタパタも出来ぬほど前後に挟まれ、でもパタパタ顔を扇ぎたいほど、赤面していた。



( 髪を結い上げるのは、やばいっ。癖になる・・・)

これから、また剣さまに会った時用に、髪を上に結う髪形も研究しようと気合を入れる、ドキドキ範囲の密着度。
傍から聞こえる母たちの話が耳に届くも、2人の剣さまの間近なニコニコに、平常心を保つだけで精一杯・・。


_____ 宅には、この子達の茶碗から茶入れから
    親類が送る物ばかり、数々ありまして・・・


_____ まぁ、全て、楽家のは本物? 


「 まぁ、弟子も一杯いる中の1人でして。 」


楽焼き本家本元、その家系の令さまが、急にくるっと母に向き、お辞儀をして返す言葉に・・・

いやぁ~ん。

・・・と益々、母の目は・・・ きらっきらのハートだった。


「 んじゃ、剣さまは? 
  ねぇねぇ、剣さまはぁ? 」


思いっきり普っ通~に話しちゃった私に、気にする事無く・・・

あぁ、剣は・・・と、令さまが話し出した事


「 そうだね。剣は・・・
  父親に似てるから、目利きはいいね。 」


俺達、どっちかって言うと母親の方かな?と見詰めてくれる令さまに、


「 鑑定は、剣に送って頼んでる。 」

 
だから、新作の値段ね、写しじゃない物。と、小習いの私に分かる様に、横からサラウンドシステムで説明まで入れてくれる領さまに・・・


「 そうだな・・・ 」


腕を組んで考えた領さまは、剣さまのお母さまの方に目を向けて・・・



「 茶道具の値段。相場は・・・

  剣が決めた値で、動いているかも。 」



そう、アイツ剣って、めっちゃ0付けるよな。 ま、0の数の金銭感覚狂っているから、丁度いいんじゃ?
会社、経由だし? ってな、剣さまのお母さま方面に微笑んだ。

サラウンドのお2人に・・・
  


_____ 蝶子。


真横のお義姉さまのお姉さまを飛び越えて、母がツンツン袂を引いた。


_____ 後で、お話があり・・・ま・・




チリーン、チリ・・ チリーン、チリ・・・ 



「 それでは、鐘鈴が鳴りましたので、皆様・・・」


母の話が宗さま方の麗しいお声に途切れたけれど、何を言いたいか・・・


「 お母さまっ。もちろんですっ!
  お話たっぷりして下さいませ。 」


にっこにこの私が・・・




・・・アタタタ



「 大丈夫? 茶会、長いよ。 」

「 止めて、ここに残ったら? 」


言い残して、フッと蔑んで笑う・・・ その・・・


( ヤバイ・・・。 冷たい笑いも、剣さまそっくり。 )

男っぽい色気の流し目に、倒れそうなだけ。




あぁ~~・・・ 剣さまの妻に成っちゃったら


ヤバイ位、カッコイイ~と怜お兄さまが話してくれる噂の部下たちに、この従兄弟の方々。


( ハーレム、ハーレム・・ いやぁぁ~ん。 )

・・って、考えちゃう私って

怜お兄さまと同じ血が入っているとしか思えなくても



「 ・・・ がんばります。 」


・・・って、
  ・・・何をがんばるかは・・・


_____ あら。お珍しい



緑お義姉さま。私、茶道もがんばれるし、着付けも習う。嫁入り支度にがんばれる。
ひとまずこの茶会に粗相の無いよう勤めます。

と、ボソッと言い残し、痺れる足を我慢してガッと立ち上がり・・・・



_____ 蝶子。順番守りなさい。


最後から2番目の一番ペイペイのくせに、立ってしまった私を叱るお母さま・・・。

それに・・・

 “ 未来のお義母さま、お姑さま ”

剣さまのお母さまと、その横の・・・


「 会長、お先に引きまして・・・」

「 ・・・失礼いたします。 」


_____ あぁ、ここでは地位は関係ない茶の世界。
    ただの・・・君達の 伯父さんだよ。


千家お勤めごくろうさまでございます。と・・・

柔らかく優しい笑顔眩しく返し、深々と頭が下げられる

ダンディでスタイルのちょ~いい 格好いいオジサマが、いるな~。ぐらいに思っていた方は、剣さまのお父さまで、怜お兄さまには会長様で、お父さまには後援会リーダーの、うちにとってちょ~最重要人物だった方々に、じろっと見られていても・・・



( ご夫婦円満の家庭~! )

そう思ったのは・・・



_____ お恥ずかしゅうございまして
    京都に何泊かと申しましたら・・・
    会社にも家政婦にも、黙って来ちゃったんですの。



愛しているから、仕方ない・・・



奥さま、剣さまのお母さま、私のお姑さまっ に、そっと色気たっぷりで耳打ちする・・・

剣さまのお父さまのお言葉に、メロッと膝がカックン成りかけた。




母は、知っていたのか・・・

剣さまのお父様とは、因縁の・・ と思っていたけれど

千家から睨まれるのが怖かっただけだった。




早く、けっこんしたい~~~・・・・


って、今まで一度も思わなかった我が家の両親のほぼ崩壊別居。

だけど、こちらの鳴良様の、ご夫婦円満見ちゃったら



剣さまも、この血ゆえ、円満に末永く愛してくれると・・・


・・・なんだか幻が目の前に現われて





「 うふふふ~~ 」


立ったまま微笑んじゃって、剣さまのお母さまとお父さまが居ない事に気付いたのは・・・




_____ 蝶子、早くなさい。


もう皆去った後、最後を勤める緑お義姉さまに背中を押され、前の母に手を引かれ、連れ去られるところだった。









まだまだ、遠い儚い夢か、幻か






「 はぁ~~ 剣さま・・・

 心から 愛しています 」






鳴海 蝶子

なるみ ちょうこ


From far Away Beyond . . .         .
 
  BY




― 松内 瑠璃子 ―



                

鳴海家の末っ子。怜の妹で、3つ子の内二卵生双生児の最後に生まれた1人。鐸杜領とは、異母兄妹。
母親である鳴海夫人は、この3つ子が生まれる前に剣の父親が土地買収に訪れた時点でも、鳴良家に付いて調べていたのか・・・
鳴海に並ぶ企業規模になるまで、待っていたのか・・・
領と令の存在を知り不吉と感じて、黙っていた事だったのか・・・





それぞれの想いの先は・・・







純粋な心から、透明な涙溢れ


瞳の中に霞んで見えないけれど


涙に当たる光が輝く・・・





なにもみえなくても


彩だけは・・・


刻々と進み彩を変え続ける天の色の中


涙の煌きが・・・


白い羽衣の様な霞の中に


幻は・・・


幻想と


心から溢れる 向こう側


透明な心の所在に彼方に想いを飛ばし


見えたのは


あいの世界に浮かぶ蒼い光


前に目を向けて欲しいと言われて言われているかのように


一期一会の時に


期待を向け 


りょう手の上に置いた錫の銀ちょうを


祈る様に・・・


手を合わせ


二度と浮かばぬ一期一会の時をもう一度と想いを向けた


その向こう側に ・・・・・






「 あの岬には近寄るなと、お父様に言われています 」



岬から、鈴の音が聞こえた様に・・・





_______ カシャーン・・・


  ・・チリン、チリー・・ン・・・・・




持っていたシルバーのフォークが落ちた時瞬

銀の音に混じって、錫の鈴の音が一度だけ聞こえた




銀のフレームに入れられた、令 の名の肖像画

その前に大きく飾られた、燻し銀の花瓶

花瓶にたくさん生けられた バラの花に・・・



生け花や茶花の様に、野に咲く花を季節に合わせて挿すものよりも・・・


        ・・・古風なものより  


                  ・・・豪華なアレンジメントの方が好き・・・


季節の花ではなく、自分の気分に合わせて・・・ 


                   ・・飾れる方が、いい・・・・・・・・





たくさんの人に慕われて

たくさんの人に愛されて

決められた人生の中、自由に飛びまわる

綺麗な花だけに止まり、甘い蜜をたくさん吸って

空中を飛び回る



飛び回る・・・ 

    その美しい姿を


飛び回る・・・ 

    その高貴な姿を


飛び回る・・・ 

    その希少な姿を



それを人は捕まえようと、追いかけて手を伸ばす



その幻は、大きな羽に光を当てて輝きながら

もっともっと手の届かない天辺に飛んでいて

彩を変え続ける



・・・人は、探し続ける _________




追いかける自らの幻の姿は

その様に生きている未来にあると思い描く

その見えなき自分の生き様に、憧れを希み

飛び行く 天の彼方に 想期待を向けて

胸の内に溢れる 思いは止め所無く


蝶の様に羽ばたいて行く先は

輝く光の中にあると希む 一 はじめ



望む自幻の姿は・・・

深く知り合う前の

一期一会の出逢いから、始まっていたのだろう ___________






普段は無色透明の羽を持つそれは輝きも派手さもなくひっそりとしていて
世間の目を欺いて生きている・・・


時には情熱的な・・・


    Crimson 深紅



時には冴え渡る・・・


    Indigo Blue 澄蒼




その2つの彩が心の中に飛び回る


無色透明の澄んだ空気の中


底辺からの海風に


天辺からの孤高の風に


風の通り道が見える遥か高い空に


目を向けた場所は、高く高い 広く広い 澄み渡る光の世界



その輝きに、憧れて・・・

その下を見る事は、無いのだろう ___________ 




時には、美しいとは言い難い

    Acajou くすんだ土色



誰もが目を逸らす汚い場所にとまり、その色に変化して身を隠し

翳みの中に冷たい笑いを浮かべて

それでも尚、その闇の中から無色透明の羽を広げたら

白く掛かった霞の中に輝きだす



時と場所に応じて、羽の色を形を変えつつ舞う、

こううん 幸運にも目撃した人間は・・・

唯の1人も、それが同じだと気付かないまま

実在する 御伽の世界 (おとぎの国)で

命を吹き込まれれば、何度でも姿を変え生まれ変わる



正体を気付かせない、翳の存在を気付かせないで・・・


変幻自在の羽に惑わされず、自由変化自在な 『 実体 』を正確に認めることが出来た瞬 とき



心の中の響き・・・



鈴の音が響き渡るその岬に、沸きあがった 深紅と澄蒼の感情


不死身の自奏想慈に姿を変えたいと憧れて・・・





蒼花       .


蒼香       .



・・・ そうか      .





『 ・・・鈴の音・・・ 』




輝く先を見詰めているその瞳の中には・・・




『 ・・・が、聞こえるとか? 』



蒼く澄んだ空に目を向けて

低い空に、手の届きそうに思える、届かない雲が、風に流れるその間を

何も手がつかなくなった、何も見ていないと思える瞳の中に写す



この瞳が・・・


動かない蒼い世界の中に


動いている白いものを捕らえたら


蒼いりんどうの森の中に 羽衣をまとった天女を思い出させて


美しい幻の色に心の中を灯した、一筋の光には何彩も点いていなかった



無色透明の光の中に


色を失った自分の瞳


白と黒の


光と影の


脳内が真っ白にされた・・・





鈴の音に誘われるとか ___________



誘われた、鈴の音に

自分から足を向けたその岬・・・


『 あ、でもな、夜の森と灯台に近づくのは、やめてくれよ 』


冷たい笑いの影・・・


『 見ちゃったか・・・ 』


翳めた険しい表情・・・




夕日のバルコニーで夕日の影に隠された 翳り


かすみがせきと名のついた

    霞掛かる関所にて


お飾りの人ぎょうをうしろの正面で

    陰の中に影を隠し


翳めた かすめた 冷たいびしょう

    輝く翳 かげ・・・


かすみの中で かすませる

    鬱蒼と 背の高い・・・



やみを背おわされた 病みのしんゆうと 闇の親友



光の世界の中に身を隠す 翳かげ 






________ うしろのしょうめん・・・ 



だぁれ・・・・ だ ―――――・・・






闇の岬を照らす灯台の鍵 ・・・



チリチリチリチリチリチリチリチリチリチリチリチリチリチリチリチリチリチ
リチリチリチリチリチリチリチリチリチリチリチリチリチリチリチリチリチリ
チリチリチリチリチリチリチリチリチリチリチリチリチリチリチリチリチリチ
リチリチリチリチリチリチリチリチリチリチリチリチリチリチリチリチリチリ



鈴の音が鳴り響く音に・・・


誘われる様に・・・




綺麗なままの景色を のぞむ 



綺麗な海と森の中に闇はいつも冷たく包む

    その  景色を 眺望み・・・・

天辺と底辺の両方から冷やされた風が吹く

    その  景色を 覗み・・・・

大勢の凡人の中に混じる秀でた優姿の

    その  景色を 希み・・・



    心で望み 想いを臨む 向こうの先 _____________




炯炯と輝く煌きを、何色にも変える

蒼い光だけを弱弱しい陽射しに浮かばせる事も

染められることない白が光を浴びた時、その輝きを人は

・・・白銀としか言う事が出来ない



闇を照らす灯台の下に、白銀の光で、高く高い 広く広い 澄み渡る音


鈴の音を産み出し、沈黙の心を芯悠に、蒼く蒼い 紅く紅い 想いを・・・


高く高き頂、天辺に 


広く広き汐、底辺に 


澄んだままに広げる羽の様に


澄み渡る世界を飛び舞う 透澄んだ想い


その色を変え続け、星空を手の中に煌かせる


闇の中の光は、影の裏の陰は、翳の霞の中に





________ 霞掛かる時の間まで・・・

・・・ にしに月が還るときのままで ________ . . .




その にし は・・・
西 の 海の方に・・・


二子 の 双方に・・・


二死 の 想方に・・・


邁志 の 走方に・・・






潮の香りが彩濃い強い風の空気に包まれて・・・



      自分の目元を隠した
    風の悪戯だろうと
        心に望みたいのは

      その世界に足を踏み入れる事を躊躇ったくせに
    もう背中を押されて飛び込んで歩いていた自分


   


________ カチッ


『 乾杯。 もう、飲んでいるけどな・・・』






  笑いを向け合った俺達に吹く 紅い汐風・・・


      自分の前髪に
        咄嗟に目を瞑り
    音を立てた乾杯に

      瞼を開けたら胸の内を焦がし始めた感情が舞い戻って
    懐かしい想いと共に溢れてくる心優は彩を変え続けて


  その姿を変えながら冷たい風が彩を変える 時 に・・・






『 もしもし・・・ 俺・・・ 』

今、ここには、誰も居ないから・・・ ________ 





  見えなかったのは      灯台下暗し

  灯台の下に立っていた自分  

  光の下は影に成っている


  風が舞い散らす、高く高い 広く広い 遠い遠くを見詰めた足元は


  くすんだ土色の

  綺麗とは言い難いその場所・・・



      高くを見詰め

      天を仰いで        天女の微笑みに
    
      羽ばたきに

      目を凝らし・・・

      広く先を見詰め

      海を臨んで

      向ける先に         蒼く咲き尽くす
    
      目を奪われ・・・


  闇の森の奥に目を凝らし

  光の中に蒼くも紅くも埋められた

  輝いた世界だけに心を囚われて

  その中を飛び回り 舞い散る様に

  彩を変え続ける姿を見続けて
    


  綺麗とは言い難いくすんだ土の上



小高い崖の上に立っていた。






『 これだけは、無くせないんだよ 』






その鈴が小さな輝きを放ち

その場所を知らせていたのかと・・・





小高い崖の上の灯台の輝きが、闇を照らすのは


遠く遥か彼方に果てしなく広がる蒼い海と

高く遥か彼方に果てしなく伸びるの紅い森



見えない先を見詰める自分の立っている足元は



小高い崖の上・・・・・






透明な煌く朝露が大樹から落ちて頬を濡らし、自分を見上げさせた始まりから

透明な煌きを星に変えて降り注がせて、自分の目を奪った始まりに

透明な煌く霞の靄に蒼い輝きを浮かばせて、自分の視線を捉えた始まりに






『 はじめまして、鳴良・・・ です 』



お辞儀の顔を上げられず見られなかった本当の始まりに




『 鳴良と申します。以後お見知りおきを・・・』



袂で隠して見えなかった闇の入り口の始まりに



照らされた遠い遥か先しか見せてもらえない・・・

その小高い崖の上で


光って落ちていた小さな鈴の始まりは、この岬の音の始まり


灯台 光明の鍵を


輝く 永遠の奏を 


無色透明の羽で羽ばたく、その羽音は鈴の音・・・


心の中の響きを変えられ


鈴の鳴る方に目を向けたら ___________






時には、情熱的な

    Crimson 深紅  に・・・


時には、冴え渡る

    Indigo Blue 澄蒼 に・・・



そして、くすんだ土色の翳の足元に・・・

幸か不幸か、躊躇って立ち止まっても
目隠しをされて、回り道をして、その闇の先に行った自分。



その先では・・・・・




冷たくもなく 温かくもない 自分の心に感じる


後ろ側が・・・


小高い崖の上、足場の高さに目が眩んで飛び出す勇気を・・・

真下ではなく、遠い照らされた先を向いたその瞬間






________ 後ろの正面・・・ だぁれ・・・・・・・・



後ろ・・・

背後に飾られた世界を感じ

心に舞い落ちる木の葉の色が変わる

舞い落ちる木の葉の色と変えるのは

冷たい風

天辺から吹き降ろし

底辺から吹き上げる

0 れい の・・・



心に舞い散る木の葉に点し燃やし

その炎の色は、何色だろうと想いを馳せ

燃え上る燻された証の黒い煙が

その天に届く近道なのかと また・・・

想いをその向こうに向けたら



霞の中から、聞こえてくると 


無色透明の心を、変幻自在に彩を変え美しく煌きだす






あの岬には、近寄るなと・・・


お父様・・・に、言われています





霞の中に響き渡るように 鈴の音が聴こえてきて欲しいと心にのぞむ 今 ・・・







鈴の音が・・・


・・・聞こえるとか






この澄蒼と深紅に、足元が舗装されていない土の森を


無色透明と色を変える多色に、光り輝く煌きは、見る事は出来ても 


羽ばたく幻の様に、手中に捕まえられない


ただ 鈴の音が聞こえて欲しいと 向こう側に向けた瞳・・・




情熱的な・・・

      Crimson 深紅 紅雲 こううんに



冴え渡る・・・


      Indigo Blue 澄蒼  蒼花 そうかに



美しいとは言い難い・・・

    
       Acajou くすんだ土色 あしもとに



無色透明の光の中に・・・


       色を失った自分の瞳 光と影の視界をその向こうに向け



何も考えられなく 脳内に真っ白な霞が掛かる

霞の中に心が素直に感じる先を見詰める目の前は



はくし





自分の意志を持って見詰め出す先は、真っ直ぐに・・・

暗くて見えなかった、闇の様に隠されていた、事 

木漏れ日が風の揺らめきで、照らし出す森の中の様に



薄視



真っ白な心の中に翳み広がる蒼い霞の中に

紅をさした唇が微笑んで自分の先を導く様に

動き出した2つの彩の感情



佩志



でも、闇に包まれて見えないままに、歩き出そうとしていた時・・・

踏み込んで荒らしてはいけない領域が、或る事

真っ直ぐ見える現実の森の道が遠回りであって

美しい幻想の世界に足を踏み入れる事を躊躇った



箔至



温かく、純粋な、真っ白の、本能の塊が導いてくれる先は

蒼い情景の中に消えた真っ白の羽衣、紅が微笑みを残し

風と共に消えた向こうを見た瞬間の自分・・・



白紙



真っ白の感情は、蒼の霞に翳ませて白いままの元々でも

見える色に惑わされていると・・・



真っ白な心の中に翳み広がる蒼い霞の中に

紅をさした唇が微笑んで自分の先を導く様に

動き出した感情 自分の後ろ 心の内に



自分の心意が見えないまま見えるものだけを見ていた今まで

影を作る事無く 光に成りたいと望む自分には

振り返っても この背後に自分の影は見えない

刻々と動く光源に向き続けたら、影はいつも背後にあって

光源を背に目を向けたら、背後に広がる美しい幻想だけ

幻想の中に影は存在なく思い描くのが人の常だろう




白思


何も無い心に・・・



白紙


何も無い一から



白史


何も動いてなく




白私


そのままの自分




白始


初めての出会いは
向こうに消えた姿・・・・






白視の中に今・・・

見える 2つの光と影の色






白紫...





真っ白の感情は、霞に翳ませて

白いままの元々でも・・・

見える色に惑わされていると光の色が指し示し

真っ白な心の中に霞み広がり光輝に煌き出して



東の空の夜明けに 深蒼の空情に浮かぶ紅雲に

同じ時

西の空に満月が帰り 闇を連れ れいか の風が霞をつくる




人が神に召される時に、羽が背中に生えて その空に、自ら飛び出す

その見えない姿が、空の彼方に消えるまで・・・

祈りと共に見送り、自らが飛び立った意志を、空に向けて欲しいと願う




風に揺れて 舞い落ちて

風に揺れて 樹漏れ陽が照らし

動き出した感情の森



白紫



見えると頭の中に確認している



存在ある人として初めて出逢った 紫の鈴の音

幻想の様に初めて出逢った 白の鈴の音


   『 鈴の音が聞こえるとか・・・ 』
今は聞こえて欲しいと・・・   .



白と紫の森の向こう、光と影が織り成す彼方に

紫の藍の中に跳んで行く 2匹の白猫の奏でる鈴の音に

1歩 ・・・・



蒼空が紅夕日に染まり黄昏の始まる時



紫彩の空に煌く星が輝きだす前に

この森を出なくては・・・



懐かしい想いと共に そう思った自分は

2つに折りたたんだ、もう蒼い幻名の浮かばない白銀のいちょうの葉を、両手の中に閉じ込めたまま


聴いていた








                     
うふふ・・・ 
チリン              



シャラ
 
・・・くすっ





                
                                             






鳴良 剣

なりよし けん

From far Away Beyond . . .         .
 
  BY




― 敦賀 蓮 ―






もしも 生まれ変わるなら


この一期一会の瞬時を


幾千代の歴時の中に訪れた


終わりに...  出来るのなら


たった一夜の闇輝の幻想は


復活して満月の満ち行く様に


もしも 生まれ変わっても


八千代の空時の永久の中に


残想に蘇り繰り返す永遠だと


もし次に鈴の音が聞こえても


懐かしいと心に残る記憶を


蘇らせる事無く...  この今にと












Also  
   as
. . . . . . .



一千夜斎 令宗 & 八千代斎 領宗  

れい & りょう


From far Away Beyond . . .         .
 
  BY


― 敦賀 蓮 ―






From far Away Beyond. . . Eternal





Myth. BLUE BELL

― 鈴鳴り岬の向こう ―



FIN








鳴良 剣 

なりよし けん

― 敦賀 蓮 ―


鳴良家の跡取りであり、鳴海家との繋がりを持つとこれからも、鳴の字の付く血を濃く引き継いでどこかを守り抜く力に動かされる事に成る事を、直感が教えていても運命に逆らう事は出来ないのか悩む事となるのだろうか・・・・

その生涯は・・・・・






First One -Theme from DREAM –

DEEP SEA to FLY AWAY

深い海の底から、飛翔の羽で 

© MIMI ™ From far away beyond beautiful sea.'Myth.BLUE BELL' Presents



From far Away Beyond . . .         .
 
  BY

 
美しい海の彼・方より* mimi from mimi's world  &  Moka from Fly Away





底辺から天辺

0 からの ∞




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Story by mimi * 美しい海の彼・方より Copyright © mimi’s world All Rights Reserved.
©™ From far away beyond beautiful sea.’Myth.BLUE BELL’ All Rights reserved.

Images & Arts Created, Designed & Edited by ™ From far away beyond beautiful sea.
© ILD.fbs A&C All Rights Reserved.













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思いっきり頭を捻りました・・・私の創ったフィクションです。

現存する名も、実在する物も、実際の心理見解や論文・歴史を交え、私の想像上の架空の名も、架空の物も含まれます。
でも、フィクションです。
執筆した私、本人が言います、間違いなくフィクションですので・・・

もしも、鳴りの名の方、鳴りの土地に所縁のある方・・・

血族の繋がりを重んじる、家系の方・・・

剣さま、怜さま、鈴音さま、領さま、蝶子さま、沙夜さま、令さま 等のお名前の方・・・

いらっしゃいましたら、大変、失礼いたしました。 





美しい海の彼・方より


From mimi * あとがきfor Myth. BLUE BELL

あとがき from 美海

* 私の執筆イメージです。よかったら読んでください *



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From far away beyond Beautiful Sea.


美しい海の彼・方より

愛 A.I を ∞ INFINITY 限りなく込めて






With many Many as many I can say...

Thank you from bottom of my heart

to Moka

Thank you so very much Everyone


mimi's Signature with Love From far away beyond Beautiful Sea.
mimi *美海














☆ こちらの作品は、2015/04/17 にUPしましたが、作品を一箇所に纏める為に日付をずらしました ☆








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mimi's world from Ren Tsuruga and Chuehonn Hizuri
Love Letter from RT and CH

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