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Far away beyond . . .most beautiful in the BLUE MARBLE -TZEC

Mid Night Dream * CINCO


蒼い魔法の星の中で1番... 美しい海の彼方より







そんな夫に、マジプロポーズを受けたのは

2月13日だった





その・・・
笑い転げちゃった ちょ~本気 ってプロポーズ


『 大きなつづらと 小さなつづら? 』


ハイどうぞ。と両方差し出された ブルーに白いリボンの掛かった2つの箱。
これに マジ? マジReal と差し出されて、ド笑いしていた。



『 どちらがいいか? なんて・・・
  いいえ、両方どうぞ。 』


先にあけた小さな方のブルーの箱。
中には思ったとおり、ベルベットの箱が入っていて・・・

ニコニコしている夫を見ていた。

あぁ~、やっぱ? 小さい方が先だね~っ!なんて、喜んでいる。
その中は、私の指の幅と同じ大きさの ハートのダイヤ。

そのダイヤに、私は・・・


『 ん~・・ Simple is bestが . . .
  でも、ちょ~豪速球ストレート 』


Too much too straight。と言った私。シンプルなデザインを好む私は、ハートか~・・・ でも可愛い~・・・
びみょ~・・・ と、値段は高いのはもちろん分かっている、それに私の指は細すぎてサイズが無いオーダーメイド。もちろん一粒ダイヤは彼がジュエリーデザイナーと相談して、立爪にリングの素材にカットされクラリティから選んで創るとは、ベルベットの箱の色がオーダーメイド品用の色だったから分かる。

いろんな役をしてきての私が、いろんな物を見て着けてきているから、驚きは別に無く・・・


『 やっぱり 喜ばないね。 
  好きじゃない?・・・』


俺の事も、そのダイヤも?そんな事を言い出す彼は・・・
でも、よく分からないけれどニッコニコで、間接照明の彼の部屋のバルコニーだった。
ラグを敷き、ソファを置いてリビングみたいに使っていて、キャンドルやアロマが好きな夫のバルコニーは、キャンドルが幾つも並んでいた。

バルコニーの隅には、植木鉢に入った2mぐらいの木があって、その側に2人掛けのブランコも置いてあった。
が、イエェ~ィひゅっひゅ~っと言えるほど揺らせば後ろの壁にぶつかる為、ぎっこぎっことユラユラ乗りぐらいしかできない。
その側にステンレス製の簡易暖炉か?囲炉裏風でもガスで蒼い小さな炎が、砂に絵を描くと絵の通りに火かつく、おもろい暖炉が置いてあった。


『 じゃぁ、大きなつづら・・・
  おばあさんは、大きなつづらを選びます?
  ・・・・ だったっけ? 』


子供の頃は日本で育った彼は、ぼぉや~よい子だ かねだしな~ の替え歌を歌えた小学生で、それではなく、ねんねしな~の昔話のテレビは ねんねする幼い坊や時代からよく見ていた。

ブランコに裸足で歩いて行って、尻だけ半乗せ、ギッコと揺らしつつ こちらを見ていた。

ソファに掛けられたブランケットのカバーが、彼が立ったせいでビュンと風でめくれ、キャンドルに入るっ!と怒っていた私。ポリエステルは直ぐにジュジッと溶けるっ!と衣装を手がけていた傍ら、生地の事はた~いぶ詳しい私。

ブランケットをクッション代わりに丸め、ラグに座り込んで押さえ込んでいた。

白いリボンを解きながら、大きなつづらは何でしょう?

こちらのブランドの箱系は、今まで幼馴染もよくプレゼントにくれていたし、幼馴染も夫も自分のシルバーアクセサリーをたくさん持っているので、いろんな大きさの箱も知っていた。

この大きさの箱は、小物系だよな~~~

そう思える大きさの箱に、蓋を取った。
白い薄紙がもりもりと、薄紙しか見えない。フムフム・・・今まで見たことある、ブルーの皮のパウチじゃない。
そう思いつつ、薄紙をガサっと開ければ、さらに蓋の様にご丁寧に作られた薄紙が出てきてぴゅっと取った。


『 あ~・・ 』


これか~~・・・ 
持ってはなかったが、ブルーのブランドイメージ小箱を象った、クリスタル製ボックスが出てきた。

透明のクリスタルはキャンドルの明かりにキラキラしていても、その中にブルーのパウチの色が見えていた。

あ~、何?アクセサリー?

宝石のついてないシルバー系や金のジュエリー系は、ベルベット箱ではなくパウチに入れられているので、そっちかい。と思いながら重めのクリスタルの蓋を開けた。



この日は冬・・・

私の誕生日に数日ずれた バレンタインの前の日。



バレンタインにプロポーズ。こちらは誕生日プレゼントか・・・


まだまだ仕事もりもり睡眠平均30分以内の私が、時間を寄せ集めて作った1泊でも、21時間滞在ってな時だった。彼も仕事のスケジュールを詰め詰め、そしてムリムリ休んじゃえってスケジュールだった。

お誕生日もバレンタインも。
なんて・・・5日も滞在できない、しかも私の仕事現場はこの時、NYと東京の両間。
私が、東京から来ていた時で・・・

クリスタルのボックス型ケースの中に、4つのブルーパウチと1つのブルー巾着と・・・
真ん中にもう1つ、指輪のベルベット箱が入った大きさよりも小さいブルー小箱


あ~~、Perfumeか・・・

このブランドの一番小さいブルー小箱は、香水だって事ぐらい香水好きの私は知っていた。


『 そうだな~・・・
  どれから開けてもいいけど 』


ブランコから降りてきてラグに直座りの私の真横に座った彼が、尻が冷えるとケツでケツを押しつつ丸めたブランケットにぐいぐい座ってきていた。


『 どれが好きかな?・・・
  って、考えててね・・・ 』


1つのパウチの中は、仕切りになって2つに分かれている事は知っているけれど・・・

1つは、ピアスがたくさん入っていて・・・ シルバーのものにゴールドに、イエロープラチナに
ゴールドとダイヤ 涙の形のピンクダイヤに 誕生石のアメジストはメレブラックダイヤに囲まれてハートの形になっていて 見たことの無い乳白色のオパールが混じったレアダイヤ

他のパウチには、それらと全部合わせてお揃いの・・・

涙型のピンクダイヤのペンダントやら ペンダントだけと数個入れられていた物に
ネックレスかロングネックレスだけが合わせられた物が数個入っていたパウチ・・・
メレダイヤでハートが並んだブレスレットやバングルが合わせられていた物に・・・

一番上の巾着は・・・


『 これを開ける時、下の箱もどうぞ 』


小箱の中はもちろん Perfumeが入っていて・・・
持ってるよね って、私の好きな香りをよく知っていた人だから

Perfumeの蓋の上に、シンプルな小さめのダイヤが横一列にぐるっと並んだプラチナの指輪が乗っていた。


『 ねぇ、怖いおばあさん?
  おばあさんは、大きなつづら・・・』


厳しいダメ出しの鬼監督? ウィンクされて巾着の紐を両方に引っ張った彼が はいどうぞ。と巾着の中身を見せずに渡した。

覗くとその中に、ダイヤの並んだプラチナのブレスレットが入っていた。


『 こっちはね・・・
  お揃いで創れるものだったから? 』


だって・・・ と話し出して来たのは、香水のボトル。
私が一番好きで、よく選ぶ香りを覚えていて・・・

普段使いに少しつける香水


『 だって・・・普段から
  指輪をして欲しいと思ったら
  Perfumeと同じがいいかな?って
  それにさ・・・こっちじゃ・・・

  普段は、邪魔じゃない? ・・かね? 』


大きな一粒ダイヤの婚約指輪は、着けて生活するにはちょっとな~・・・と思うもの。
シンプルが好きな私が好むものなら、こっちかと考えて、それでも・・・


『 こっちも同じ、キャラット数。 
  両方 Exactryに同じだよ・・・ 』


ハートの方は、クラリティが2つ落ちてるから、その形にできんじゃん?ってデザイナーに言っててさ、そうじゃなくてクラリティの高いって見せてもらったのが、少し小さくて・・・
そのキャラット数に~?・・・ってね・・・
だーめ、指が隠れそうな~・・・って言いながら、ピンクやブラックやいろいろ見せてもらい、ふと 黒か君には?と思えどエンゲージ用ではない。と数人に纏まって言われ続け~? 思いつくのはTリングかクロスか・・
いろいろ考えて、粒サイズとクラリティの同じ物は?って聞きだしてね・・・

これも創ってもらって・・・ 

20真ん中の女の子は、絶対ハートっ!って貰えるもんなら貰いたいと豪語する、若い女の子たちにも言われて~・・・ じゃぁ、これも・・・ってなって~? う~んって考えて・・・?
ピンクダイヤが欲しいキャラットより大きすぎて~ティア・ドロップだったから~?ドロップって言ったら、君の持っているアクアマリンのブルーのドロップピアス? 似合ってるよな~・・って考えて、4つだったら~お花~?って言っても3つだし~、大きさもそろってないってのもあったから、ついでに粒揃いダイヤも大き目がちょうど3つでこうしてもらい~? ブラックはメレだけだから、デザインリング?じゃ・・・ババくさっ!て思い?誕生石と入れてもらい~? 

ハートのダイヤカットでブレスレット? 

それは高すぎっ!と思えど、そんなにあるわけないっ!って怒られ~? このハートのメレダイヤブレスと~?

シルバーやゴールドのは、おまけ?
これ好きそう?これも?んじゃ、これもかな?って考えてたら、この数に・・・・



これを全部私に、旅行バッグに着替えと共に入れて持って帰れと言うか?


クリスタルはX-rayに通らないので、見せねばならぬ。
および、荷物チェックイン。ちょ~途中の寄り道程度の1泊なので、はっきり言って温泉1泊感覚荷物だけの肩掛けバッグ。

こんな金額・・・

怖くて持って歩けるわけ無いっ!


『 いや? 大丈夫かな?君なら?
  って考えて?の・・・普段から札束持ち? 』


確かに・・・ついこないだ、100万の札束を数個入れたお稽古バッグ、網棚に載せたまま寝てしまった私。
それより金額がアホの様に違いすぎるっ!とガラスのテーブルをぺちぺち叩いて怒り出しても・・・


『 このクリスタルのボックスさ
  ジュエリー用じゃないけれど・・・
  この中に海賊の様に、入れたら楽しくない? 』


なんだよ。衝動買いだよ。悪いかっ!
どうやって渡そうか考えて、銀食器用の大きな紙袋にベルベット小箱入りのブルーボックスを全部いれたんじゃ~・・・? いんや?って考えてっ!グッチにエルメスにヴィトンにプラダにヴァレンシアーガに・・ それじゃってマークジェイか~ ヴィヴィアンとか~ ちょっと違う・・・ なんて、ジュエリーボックスだけ見に行ってたのにっ!

ムカッとしながら すっと立ち上がり部屋の中に戻った彼に、返事をどうしようかとうつむいて考えていた。


私はこの時夫が、この会社のお偉い上部の最上部?と知り合いで、デザイナーから何からは、仕事で知り合い仲良くしている人達だと知らなかった。


『 だからね・・・
  おめでとう。 』


かな?まずは・・・


そう言った彼が ブルーに白の・・・ 同じ色の大きなつづらサイズより、一回り大きな直径と同じ厚みの物を目の前のローテーブルに私の頭の上から目の前に下ろしてきた。

ブルーはマジパンだろう

誕生日ケーキは ブルーと白で箱のイメージで、ブランドのロゴ部分に私の名前が入って、数字の形のキャンドルが乗せられていた。


『 Quarter century. . . 一年前
  その中で、何年知ってる? 』


ブランドの名前の間に & という文字が入るのだけれど・・・
& を真ん中に、2と4の 24のキャンドルが & 挟んでいて


『 俺たち知り合って7年だよね・・・
  夏になったら8年になるけどね。 』


私たちの学校は、日本の学期と違い8月の真ん中から始まっていた。


『 2&4 Two and Four さぁ来年は?
  2+5は? 7 なな?
  限界の数字と同じ・・・ 』


『 なに?25歳、限界だって言いたいの? 』


確かに、自分で25歳はオバサン!って、16歳の頃に言った覚えがある。


8年か・・・

もう7を超えたら、人は・・・ 数える範囲の大きさが分からなくなる数字

大きな意味を、彼の言葉の中に感じていて


“ 数え切れないほど どれぐらいか分からないほど ”


そんな意味を込めているんじゃないかと、考えていて・・・

お気に入りのガラスとステンレスのエスプレッソカップに、エスプレッソが湯気を上げても、バルコニーの風が湯気を見えなくさせていた。


『 ショートカプチーノのダブルが好きだけど
  このケーキが、甘いかと思って・・・ 』


Simple is best . . . そう言いながら、エスプレッソと一緒にナイフとフォークも持ってきて


『 俺もまだ見てないんだよね。 』


何の事?と聞けば、ケーキの味も知らなければ、中がどうなっているのかも知らない。って笑いながら言っていた・・・

このケーキは、今朝 ホテルのシェフに電話したら、いいよ。お安い御用って言ってくれ、いつ?って聞かれたから 今日 って言ったら・・ 愕いてたけど、電話の向こうでもう、早くしろと指図を始めてくれて・・・

ランチ前の忙しい時間に悪かったかな?

なんて・・・ 両親を招いた 星が愕くほど着いているホテルのエグゼクティブシェフに掛け、セレブウエディングケーキも手がける数名のパティシエを呼び集めてくれたって・・・

何時に取りに来い!って言われた時間に遅れることなく、セスナで取りに行ってきたって。

心の中が何か動きそうで、動かなくて・・・


切って切って~!の前に、ふ~~ってMake a wish?
そう言う彼に、ナイフを渡されて・・・

入れてくれたエスプレッソをかき混ぜてくれている、そのかき混ぜ方が微妙に難易度高し、たらったらっと数滴クリームを垂らしたら・・・

流動したエスプレッソに、白い線が動き始めて


ハート?

ハートの形の様でも・・・



蝶ちょ?

蝶の様で・・・・



違う・・

Infinity だ・・・

8年の8 無限の形



Infinityは、魔法の様に黒の中に白い線で魔法の様に、一度現れたら・・・
くるくるって回り続けて、コーヒーの中に溶けて消えた。


『 make a wish 願い事をどうぞ。 』


_____ カチッ カチッ

2と4のキャンドルに、ライターで火を点けようとしたライター
私がジュネーブに仕事だった時、街角の小さなお店で偶然見つけたライター・・・

Swatchのライターは、透明なプラスチックで中が見えて、Zippoライターと同じ大きさでも、火をつけると中で、小さなLEDがピカッピカッて、蓋を閉めるまで点滅している物。

赤と緑のクリスマスカラーの光・・・

これをあげたかった人が、居た。

彼は基本、タバコを吸わないけれど、学生時代の愛用シルバーZippoがどこか行った~、それ頂戴? 欲しい欲しいっって駄々を捏ねる坊やだった。
数個まとめ大人買いしたのでどれがいい?って、種類の違うそれぞれを見せたけど、私の一番お気に入りを持っていったものだった。

透明なプラスチックのこのライターを見て・・・
思い出していたのは、私と同じ誕生日の親友が持ってた、1ドルライターケース。

透明なプラスチックのそのカバー。

“ 初めての共同作業 ”

そういわれた事も・・・

“ お前とは、結婚しない ”

そういった事も、思い出していた。



あ~、まだ大切にしてくれてる。

そう思いながら見ていたら
火を2と4のキャンドルに点しながら、何か言っていて・・・


... You will get marry with me . . .


そりゃ、お前の願い事だろが・・・
私の誕生日ケーキに、自分の願いを唱えてどうする?と、その小声独り言に注意する前に
唇を重ねられて

同じ様に・・・


『 結婚してください 』


って、日本語ではっきりと言われていた。


『 どうか、おばあさんになっても
  おじいさんの側にいて・・・ 』


大きなつづらを貰って帰ったおばあさんの方でも、おじいさんと生涯をずっと一緒にいたって、思い出して・・・
英語も日本語も半々の私達には、日本語で言い難い事を英語で話し、英語で言い辛い事を日本語で話す癖がついていたけれど・・・


『 Will you marry me. . .? 』


両方の言葉できちんと言ってくれて・・・



『 Love  ・・愛って 分からない
  俺にも、愛ってなんだろう?・・だよ。
  ただ・・
  一緒にいたいって ずっと・・・
  これからも、きっと思うと、思うだけで・・・ 』


それじゃ、ダメ?・・・


何を今願ってもいいから、ふ~して。早くっ! って、急にフォークを構えた手で、指していたから
なんだよ、照れ隠しか?って思いながら、ふっって2つのキャンドルを吹き消した。

よし。って言いながら、キャンドルをケーキから抜き取った彼は・・・


『 来年は、25 その次は26 』


それで?と聞き返したら・・・


『 俺の願いは・・・
  俺の42歳の誕生日にこれを使う事? 』


来年の誕生日は、52の時に使う事、んで、62 72 82 92・・・
だから、キャンドルが熔けないうちに、さっさとしてっって思ってたのっ。

ん~なに、長生き、欲張りじいさんだ。の私の言葉に

そうだ怖いおばあさんではなく、欲深ばあさんだっ!と思い出した彼は・・・


『 ちょ~似合ってる・・・』
  
  
笑いながら ぼそっとそう言っていて、ウェディングケーキの様に、ナイフを持った手に手を
自然に重ねられていて・・・

どこから切ろうか躊躇っていた私の手を、ケーキの真上に持ち上げたら、
ケーキの長さ以上ある細く長いブレッド用の包丁で、真ん中をズバッっとおもむろに切断していた。


『 じわじわ殺すより、一気に殺せ 』


躊躇って中途半端にグチャグチャになるよりも、ずばっと綺麗に切っていった方が見た目が美味しそうだって事は、確かに躊躇って痛いまま死ねないよりも、殺す時は一刀両断に潔く殺されたい。

なんて・・・

“ ちょ~似合ってる ” そうぼそっと言った言葉の意味は、私にとっても同じだと思えるほど、とてもよくわかる気持ちで居た。


ちょ~ お似合いのカップル って意味だけれど

私たちは とても・・・

自分の人生を 自分に流れる“時”という時間を 自分がどう使うかに
とても Stoic ストイック 
自分の心すら、思う気持ちや 自然に沸く感情までが 許せないほど自分に厳しい時もある

だから? ・・・なのだろうか・・・

夢には、とても Greedy 
欲深く 欲張りに、いつも自分の感情を抑えて、自分を動かしている。
でもそれには・・・

中途半端に出番を減らされるより、ズバッとクビになりたい。

じわっとウヤムヤにされつついる彼の今の仕事に、彼の心は、感情をかき乱されながら仕事をするなら
スッキリ自分を首にしろって・・・

私が指揮を務める仕事には、一刀両断の厳しい鬼と言われていた。
でも、それは、むやみに情けをかけるのではなく、力がないとも言わないかわり、自分で合わない仕事だったと自分で気づいて大きくなって欲しいからだった。

私はその方が、その人の為に成り向上心を持ってくれると、思いやりを掛けるならの一つの方法として考えている。

泣き言も愚痴も言わないこの人が、態度や表情や口調に時々瞬間的にふっと出してしまう事
彼の友達といる時には、絶対見せない強がりが、私の前だけ いつも心まで素直に透明で・・・
そのぐらい私にだって分かっている事だと、自分があった生殺し経験に強く思っていた。

だから?・・・

・・・だよね . . .



嫌いなら、ずばっと切れって事で

好きなら、ずばっと受け入れろって事で



でも私・・・

誰とも、結婚をする事を考えてない。


結婚したい って思う、男たちが幼稚な様に感じていて・・・
感情のコントロール任せに、人に押し付ける人との付き合いを避けたいほど、自分の人生に踏み込まれるのが、何よりも嫌だとストレスを感じていた。


返事をしなければならないのか・・・?

今夜は無理でも、明日発つ時には、返事が欲しいんだろうと、ケーキを半分に開きながら考えていた。


2人で切ったケーキの中は・・・

チョコレートケーキだった。


『 あぁ・・ 私チョコレートケーキ
  ちょ~~~ 苦手・・・。 』


チョコレート系はホワイトチョコならいけるけど、だったら食べなくていい って思うアレルギー持ち。
言ってなかった?アレルギーの大まかな種類?と聞けば、知ってる って言うじゃんか。


『 大丈夫? はい 
  口を開けて・・・ 』


いや~~ だめだろ。私は息が詰まってここでこの場で、ぶくっと膨れてモンスター化し死にます。おばあさんになれません、人殺しめ~・・・
と言っている間に、私の手ごと動かして私のフォークで一口掬うと、それを自分の口にぱくっと入れていた。

モグモグというか、お口の中で蕩けたのだろう・・・

すっと消えたスポンジにとろっと溶けたって感じっ!と甘くなく かなり苦味がちょ~美味しいって言っている。

ちゅ って唇を付けられたら、またすぐに ちゅって


『 やめてっ!死なずとも
  顔も身体も膨張するっ!
  かゆくなる~~・・・ 』


ケーキを食べたその口で、私の口をなめるな。と紙ナプキンでごしごししながら怒っていたけれど・・・・
彼の口から移った味と香りに、ぺろっと自分の唇をなめてみた。


『 ウんマっ!なんだこりゃ
  チョコじゃない・・・コーヒー? 』


見た目チョコだと思っていたのは、エスプレッソちょ~焙煎深炒り、ほのかにマリブリキュールココナッツ香る
アイリッシュクリームの味のマジパンに・・・
大人デザートカクテル風の、お子様厳禁ケーキだった。


『 やっば~い。 アメリカで初めて
  この変な色のケーキが美味しいと思えた。 』


『 俺も・・・ 』


日本のケーキが大好きで、アメリカのケーキくそ食らえっ!って言っていた彼。
絵の具かっ! どぎついカラフルな物は、食べ物じゃないと言っていたぐらい。

見た目がヤバ・・。マジパンを剥がしてが よかろうと箱を開けた始めっから思っていた。っていう彼と
小皿、要らないね。って言いながら、二人でそのままフォークを刺してばくばくシェア・ホール食い。

マジパン?じゃ無いのか?

マジ?・・ なんて、日本オヤジギャグ連盟 第一次審査突破!と言いつつ

魔法の様に解け、口の中で液体のリキュールに変わる、本物の世界1だろう・・・
有名パティシエクルーが作ってくれた、ブルーのケーキ。

このシェフの見習いとしてクルーチームのエリート・グループにいたシェフたちは、皆様ただいま世界で名が知られているパティシエ様方に成り、お一方に至っては伝説の方に成られている。

もう、このチームが集まって、ただ1つだけのケーキを作ってくれるか・・・

そんな事は、もうありえないし無理。って夫が断言して言える位の、すごいすっごい すっご~~いっ!美味しいケーキだった。


モカクリームが大好きな彼。

チョコレートケーキは別に・・・
チョコレート味クリームなら、チョコレートを食べる。

マーブルケーキは単品の味で、ケーキではなくローフのパン類

そんな風にいう彼は、この時も・・・


『 学校駅前のさ、カフェあったじゃん 』


うんうん、あそこね。まるいマークのデパート横のちょ~上に細長い雑居ビルの2階。
路地入った奥のゲーセンに、100円1回勝負によく行ってた姿を、UFOキャッチャーしながら見かけたもんだ。

私服になっていた彼が、ふつ~に灰皿を置いてスト2対戦の姿は、始めたばかりか勝ち続けているか、灰皿の吸殻量で判別していた私だった。夕方ケーキバイキングのあるこのカフェに、時間のある時は1か月分の糖分補給とご褒美に寄り道していた。
電車で通っていた子には、地下鉄入り口もばらばら 線もばらばらだったけれど、駅前ってな言葉は皆 徒歩15分ぐらいの少し離れたJR駅の事を言っていた。


『 あそこのね、ケーキでモカクリーム食べた?
  俺、チョコレートだって思って食べたから・・・
  なんだ?こりゃ? こんなに美味しいものがっ!?
  日本、すげ~~~って、初めて感動した。 』


そう、俺、ケーキバイキング立ち入り禁止、お店に出された人。と笑っている。
モカケーキだけ食い尽くす、ショートケーキだけ食い尽くす、チーズケーキだけ食い尽くす輩族が我校にいるらしいと噂になった、夫のグループの事だった。
それまで日本の薄ぼけた色の小さなケーキは、ケーキでない。と思っていた彼。
当時 はやっていた?ドラマ・・・ 日本語で見た事は無いが、学校で回し見をしていたビデオがあった。
TwinPeaks 女の子が花束の様にビニールシートに包まれて殺されていた。から始まるドラマ。

その中に出てきた、山積みのドーナツにチェリーパイ

私は当時すでに身体の関係が始まっていた幼馴染のお誕生日に、カスタードクリーム・タルト&スポンジも入っていますな サワーチェリーパイを日本にしちゃ特大サイズ20人前、アメリカ人にしては4人前ってな日本のオーブンサイズ ぎりぎりの大きさパイを焼いて持ってきていた。

私たちのグループ友達と数人で5分ぐらいのミスドに出向き、ドーナツまで買いに行き、お昼休みのカフェテリアの長いテーブルに、ドラマと同じ様に並べながら、きっと日本の子供じゃ珍しかったかな?
ポットラック 持ち寄りパーティをお昼休みにしたもんだ。もちろん先生方も、な~に?ってよって来て、夫のグループも食べる~!と松屋や吉牛にマックのお持ち帰り片手に、コークをズズ~っと飲みながら入ってきていた。

放課後は、皆それぞれ仕事や習い事のスケジュール優先で・・・

私たちは誰かの誕生日パーティと言うと、お昼休みのカフェテリアを思い出す。


『 そうだな・・・ Youのチェリーパイと
  そのモカケーキだけかな・・・
  この世にこんな旨い物が!って感動したの 』


あれか~・・・ どう作ったのか覚えちゃ無いが、子供の頃からお菓子作りが大好きだった。
  
ケーキをバクついていた手がふっと二人とも同時に止まると、同じ様にエスプレッソカップを持ち上げて、同時に飲んでいた。
冬のバルコニーでは、日本よりはいい気候であってもやはり20度ぐらいの外では、肌寒いし小さなカップが冷めるのも早かった。

ステンレスに耐熱ガラスのエスプレッソカップに、拘りがあって・・・


『 あっち行く? 』


その目線がブランコの方で、ステンレスのソーサーごとエスプレッソカップを2つ片手に器用に持った彼が、片手を差し出して立ち上がった。

ブランコにどうぞ。と手を差し出した彼が、直径1ヤードのおもろい暖炉の砂を均すと、今まで火の点いていた砂の上は熱く ステンレスのソーサーごと砂の上に置きブランコに一緒に座った。


『 Quarter Century Contract . . . 』


25年契約の稀なイメージの仕事。
そんな契約が欲しいと思う事・・・ 私の仕事の中では今までに無く、彼の仕事中にも無いもの。
欲しいとどんなに願っても、届かない様なスターであり続けられそうな夢の様な契約だった。


『 君の人生? 
  ・・・あと、1年で終わる 』


それが、死か・・・

実際の私は死を覚悟しても、続けたいと思う事を止められないでいた。


『 人生の25年契約切れ。
  25歳になるまでのあと1年
  25歳になったら・・・ 

  新たな人生を、契約しませんか? 』


片手を握手するように向けられていていても、私は腕を組んでいた。
視線を彼に向けることなく、私の事を考えていてくれた時間・・・

プレゼントの山と ケーキを見つめていた。


『 ごめんね・・・ 今は何も言えない。 』


何も言わずにスッと立ち上がった彼が、クッション代わりに丸めたブランケットを取り上げて、バフバフと振っていて・・・
私は目を瞑った。


『 だから、何も持って帰らないから・・・』


いいよ・・・


そんな声がすぐ側で聞こえた様な気がして、彼が横に座ったブランコが動き出していた。
ふわっとブランケットを膝に掛けられる感覚に目を開けて、二人に掛かったブランケットの中で手を繋がれても、ぎゅっと握り返せなかった。

指を絡めて来られても、絡め返すのは失礼だろうと、プロポーズの返事に思う。

いわゆる、No の返事・・・


自分の心の中では、もう一人の方に・・・ 背中を無意識に抱きしめた事を、目を瞑って思い出していた。


『 私、まだ考え中・・・
  他にも、プロポーズをされていても・・・』


来年は25 その次は26・・・ 
ずっと29まで言った彼に、どうなろうとも、私の誕生日を毎年祝うつもりで、待っているのかと考えていた。


あいつ?・・・

小声で聞こえる声に、顔を覗き込まれても、目線を避けてプイッとそっぽを向いた。
繋いでいた手が頭に乗せられて、頭を肩にふわっと抱き寄せられ、私の頭に頭を乗せた彼が、暖炉の上に置かれていたガラスのエスプレッソカップを取り私の膝の上に置いた。

ブランコの上で、彼があぐらをかき始めたから、揺れて・・・

私は咄嗟に、エスプレッソカップを両手で押さえていた。


『 よし 』


頭を抱いたままそう言った彼に、なに?と聞きながら、両手の中のカップの丁度いい温度加減に、カップを口にもっていった。


『 人としての反応、ノーマル。 』


はい?そう思いながら、ずずっと全部飲み干したら、出された手に空になったカップを乗せた。


『 感情を失うのは・・・
  コントロールできなくなっただけだよね
  咄嗟の運動神経反応は、異常なし。
  人間としての反応が正常ならば、
  コントロールできる時が来るのは、直ぐかな? 』


そう遠くない未来? 砂の上に置きっぱなしのソーサーを暖炉の端に置いた彼は、視線をそのまま私に向けることなく、二人のカップを重ねてソーサーの上に置いていた。


『 きっとアイツも・・・ 俺も
  限界の7まで、あと1年待てるかな? 』


俺からのMake a wish. . .

小声でそう聞こえて・・・


 The time will come. . . wishing would be the faith
 your heart may on beside approximately one’s felt


ふっっ・・て、側にあったキャンドルを彼が吹き消したら、甘いムスクの香りが燻されて・・・
テイラーのホワイトダイヤモンドのアロマ香りが煙に変わり、風が煙の香りを吹き飛ばすまで、私たちの周りを包んでいた。

彼の言葉が日本語じゃなかった事・・・

ポーカーフェイスのまま冷静を装っていると、感じていた。


“ 男の気持ちも、少し分かってくれますように・・・ ”


彼の言葉は自分自身にだけじゃなく、私にプロポーズの言葉を向ける 男達全員からの言葉と思えということかと。



だったら・・・

私が頂戴って言うまで・・・

彼の気持ちが変わらないか、その時間経過を試してもいいんだろうか・・・



はっきり言って私は結婚する気は無い。

自分の時間を拘束されてたまるか その想いが強く、結婚自体が嫌だった。

だったら、結婚だけをしたい男たちなら、違う女の子と結婚すりゃいいだろ。
もう一度はっきり言いたい。

私よりファンがアホのように桁違いにいる彼らは、女の子の方からグイグイ押し寄せて来てるじゃないか。



ズバッと指を差して、言いたい。

ムカッとズドッとあ~~・・・ と・・・

いろんな感情が目まぐるしく回っていた。



ちょっと勘違いさせる・・・

そんな言い方だったかもしれない



だけだけど・・・













* Far away beyond . . .most beautiful in the
BLUE MARBLE -XUL *





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mimi's world from Ren Tsuruga and Chuehonn Hizuri
Love Letter from RT and CH

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