mimi's world * HOPE and DESIRE

_______ BE-lie-VE * be-LIE ve * believe...the SHAMs for heart healing * mimi's world-7 _______

the DREAMs * brightness in CRYSTALLIZED white night 

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BY mimi's world - 2 * WHITE NIGHT
BY mimi's world - 7 * HOPE and DESIRE
FROM the DOOR * mimi's SALOON from far away beyond beautiful sea

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by white DREAM night * tear magic 100% ~tear magic ∞%


__ CRYSTALLIZED PEARL vs. CRYSTALLIZED ROSE __



the DREAM * tear magic 100%
*CRYSTALLIZED PEARL*





キョーコ・・・


俺はな、お前を離してなんて・・・やらねーぞ _________




「 尚。貴方一人で大丈・・夫・・・? 」


_____ バンッ


祥子さんの小言のような言葉なんて、聞いちゃいなかった。ただ・・・頭の中に思い浮かぶのは、キョーコがビーグルのヤツなんかと・・・

いや?・・・


「 フンッ・・・」

関係ねー、そんなヤツ・・・

俺が考えているヤツは、もう一人。アイツ・・・ 


_____ 敦賀蓮。


バレンタインに、キョーコが義理でも渡すだろうと思える程の不安が過ぎっていた。
上下関係、横の関係、世話になっている全ての人に、キョーコだったら渡すんじゃねーかと思っている。キョーコは・・・

義理も常識も礼儀もな・・・俺のお袋、老舗旅館の女将であるお袋から、頭を下げるとはなんぞや。と子供の頃から仕込まれてっからな。

それを一番知っているのは、子供の頃から一緒に育った俺。


朝も早よから… 普段は午前中 寝ている俺でも、予約を入れていた花屋に寄って受け取ってきた、キョーコの好きそうな寄せ集め。だがよ・・・

・・・自分でコッソリ調べた。その作ってもらった花と飾り。

両手で抱きかかえる様にして、キョーコがいる撮影スタジオの建物のロビードア前に居た。
目を瞑って大きく息を吸うと、胡蝶蘭の甘い香りが鼻をくすぐる。

フッっと一気に息を吐き出しながら目を開け、肩に担いでドアを開けた。

ロビーの受付嬢。なんか言われるかと思っていた・・・でも、俺の顔をちらっと見ただけで、ボードの楽屋振り分けと撮影スタジオの予定を書き続けていた。二度見して振り返ったけど、無視して通り過ぎた。ガードマンも俺の顔を見ても、出演者だと思っていやがる。

簡単に顔パス。

ロビーを行きかう たくさんの女社員やスタッフ。胸に抱き抱える様にして持っている ぬいぐるみ付きのチョコレート。それに、大きな紙袋を提げている人もいる。

横目でそんなヤツラを見ながらも、真っ直ぐ前だけを見ていた。あれっ!?と、俺を見て言うヤツも居るけど、振り向きもせずに今ボードで確認したスタジオに向かっていた。

簡単に顔パス、それに振り返るヤツが大勢居る中で、自分の業界の位置が確実に手に取るように解る。
・・・なのに、そんな人気のある俺なのに・・・

どうして、こんな気持ちでこの日を向かえてんだ・・・?

去年まで毎年貰っていた、唯一・・・口にするチョコレート。キョーコの手作りチョコ、今年は・・・

貰う代わりに、俺が・・・



目的は・・・

いや・・・ターゲットは、アイツ。



いつも賺しているヤツが、焦るとこ・・・見てみたいよな。 
それに、俺がなんで来たのか・・・もしも、キョーコが本当にレイノと出来てんだったら・・・

・・・アイツの前で、ばらしてやる。



フッ・・・アイツ、どんな顔すんだろ___________. . .?



スタジオドアの前で一つため息をついたと共に、重たいドアを開けた。
振り返るスタッフも、俺の顔を見慣れてる。緒方組のスタッフは、何度も見慣れている俺に何も言わない。

___________ 目の前に居る. . .

キョーコと・・・アイツが・・・


それだけを、見ていた。 _________________




・・・・・



キョーコの好きそうな、寄せ集め。



キョーコ、お前・・・

・・・レイノの何処 _____________ . . .?



いや・・・

・・・コイツ、敦賀蓮の何処がいいんだよ?


俺だけを見てるって約束したよな?
俺だけを追いかけるって約束したよな?

・・・俺だけを、考えろって・・・言ったよな ____________



キョーコと会話をしていて途中で気が付いたのは・・・ “ は、 ” コイツには違う・・・

・・・いわゆる、俺に毎年くれていたような、本命モノ・・・って事だよな。


レイノが昨日思わせぶりに言った言葉は、気にしねー。

なぜなら、耳まで真っ赤に成った今のキョーコ。
キスの一つも出来なかったとキョーコが自分で言った軽井沢での、背中がバックリ開けられた出来事にも、まだ・・・今は、あの時から全く進展してねーって証拠。


・・・じゃぁ、やっぱり

俺のターゲットは、コイツ ―――― !


敦賀蓮。お前。

お前の気持ちは、知ってんだよ。・・・男なら誰でも気付くだろ。
そのお前の気持ちを知っているから、キョーコが本命モノを、お前にあげたら・・・



・・・その前に



俺の気持ちを込めた、コレ・・・

・・・キョーコ、気付いてるのか . . . ______________



キョーコ気付けよ・・・!
どんだけ、俺と一緒に居たと思ってんだ・・・?


俺より・・・


・・・俺より・・・


俺より・・・



・・・じゃ、強行作戦・・・ 開始 ________________







やっぱりな ・ ・ ・ ・






______ 淡水、パールの・・・



・ ・ ・その意味、知ってるか?







“ 処女 ” だろ・・・? 


・・・フッ、まだ、お前キョーコ。


無垢のまま飾らない、純潔と処女。

それに、浄化の意味のクリスタル・ビーズで俺を許して欲しいとの願いと・・・

・・・その花の意味を際立たせるように、

・・・光を浴びさせる様に、

キョーコ、お前の・・・



初めては、昔から・・・変わらぬままでいて欲しいと思う。

キョーコが願ったように、俺が初めての相手に成ってやる ______________




・・・・・



_________ キス・・・


その後のキスだって、前に彼女に聞いた事があった。

“ 君さ、キスした事・・・ある? ”

その質問に、無い。と素直に答えた彼女。

目の前で見てしまった・・・彼女のファーストキスだという事は、見た瞬間に分かっていた。



どんな気持ちでいた事か・・・

バレンタインに、男が花束を持ってきて、無理やりでもキスをされて、一旦は拒否した花束を、結局受け取った彼女の気持ち。

自分には淡い期待だった彼女からの義理チョコも無かった事も、アイツの花束を受け取った事も、彼女の気持ちが唯一見えたのは、自分への誕生日のプレゼント。


でも、それは・・・誕生日のプレゼント。


バレンタインの主旨を忘れていた自分にも腹が立っていた。


全ては何も出来ないまま、そのまま彼女に、二度目は無いよ。と忠告した事で、自分の憤りを収めようと当てつけていた。

平静を装う為に自分の中で、自分への、そして彼女への怒りを納めるのに必死でいた・・・



だから俺は・・・ 君の事を・・・



どう思っているのか、再確認してしまった様に・・・
想いがどんどん募って・・・

言葉に出来ないほどの感情が、入り乱れて・・・



・・・また、自分が・・・どうにも出来ない自分が・・・

考え出したら止まらなくなっていた。




_________ 目の前で見ていた彼女のファーストキス・・・


横に置かれたままのアイツの花束。アイツ不破のやつ・・・彼女がファーストキスだって事知ってってやったのだろうと思える意味の、パールとクリスタルの飾られた愛の告白。

堂々と人目を気にせず出来るほど、アイツは何かに切羽詰まっていたんだろう・・・


・・・でも、それは、


俺への、中て付け。

それぐらい判っている。どうしたいんだ・・・?
このまま彼女をそこに残して、それにこれから演技と云う仕事をしなければ成らないのに。
お前が居なくなっても、ここに残った人たちが皆、それに彼女本人が仕事がし辛くなることぐらい、お前だって同じ業界の人間だろ ____________


_______ フン・・・


一瞬・・・自分が壊れそうだった。

自分の中で何かが狂いそうだった。でも・・・自分の立場が頭を直ぐに過ぎった。


_______ ヘ―・・・じゃぁ、女の子にとって、そんなに大事なモノなのか・・・


百瀬さんや大原さんのフォローを聞いていたら、可笑しくなった。

そんなんじゃぁね・・・彼女はさぁ・・・

愛を拒んで生きてきた根源に、もう一度元に戻りたいと告白されている象徴の様な、花束の意味ぐらい・・・女の子だったら知ってて欲しいよね、百瀬さん、大原さん・・・?

まぁ・・・男の方が知ってるものなのかなぁ・・・

大好きな人にあげたいと思って、自分で調べたりするからね・・・。




_______ でも今は、



自分の気持ちなんて二の次。彼女が義理でも俺に何も思わないのだとしても、仕事が出来なくては、俳優を目指している彼女の事を考えたら先輩として、何をどうしてあげるかなんて・・・

・・・無かった事にしてあげたい。



アイツの事なんて・・・

心を崩壊され人生を狂わせたアイツの事なんて、君の人生に存在して無かった事に出来たらいいのに。


・・・忘れて欲しい。

いや・・・忘れさせてあげればいい。



アイツの・・・
絆を求めた昔の変わらないままの想いならば・・・


俺にだって・・・
彼女がずっとずっと子供の頃の俺を思い出してきた絆がある事・・・


お互いに、彼女の事を子供の頃の絆を求めて言うなれば、お互いに恋を彼女にしたかと言ったら違うだろ ――― ・・・不破、お前。

唯、これは・・・新たに胸に込み上げた、成長してからの異性として見れる感情が引き起こしたものだとは、思っている。

アイツも、俺と同じ・・・だろうな。



悪いけど・・・彼女にも無防備さに責任があるよ。


それに気付いたのは、自分で言ったその言葉。

“ 清らガール、清キョーです。 ”



そう・・・


・・・自分で分かってるんじゃないか・・・

アイツがくれた花束の、処女性や純潔に添えられたクリスタルの・・・


仕出かした事を、浄化、無かった事にしてって事。


そう、じゃぁさ・・・最上さん・・・

その、浄化、何も無かった事にしてしまえばいいんじゃないのかな・・・?

君の人生にね・・・アイツが居なかった事に・・・
全てのアイツとの過去の事、その花の意味を浄化してしまえばいいんじゃないのかなぁ・・・

その、“ 愛している ”も、“ 絆 ”も・・・さ・・・



だから・・・



忘れさせてあげたいから、早く仕事、終らせようよ・・・


君に花を贈るのはね・・・

・・・二度目にするよ。



同じ、バラの・・・


俺からの、二度目の・・・愛を込めて . . . __________




その君と、自分の感情が蘇った番組中の事




CM 中の事だった・・・


「 最上さん・・・」


「 敦賀さん、こんばんは。お疲れ様です。 」


ADさんが、石橋さん達の方に向かって行ったのを見計らって、席を立って彼女のところに行った。

CM中だから、マイクが切れているのは分かっているけれど念の為・・・
胸のピンマイクに手を被せて、小声で話しかけた。


「 あのさ・・・ 話すけど・・・いい? 」


はい大丈夫です。と、笑顔で指でOKマークを作ってくれた彼女に、ふっと表情が緩んだ。

席に戻ろうと振り返ったら、背中で聞えた彼女の声。


「 あの・・・バラに蕾の意味も、分かってますよ。 」


下を向いて、微笑んだ・・・

やっぱり彼女は解っていたんだと思い、客席から見えない様に背中に手を回して、Good Job よく出来ました。の意味を込めて、親指をたてて合図した。


息を吐きながら、腕時計を握って思い返していた・・・

・・・あの時、アイツ不破がでっかい花束を持ってきた意味に、先を越された感が募った事。

自分の母国アメリカでは、バレンタインには、男から女の子にプレゼントをあげて告白する日だと・・・アイツの事を見てから、なんで思い出さなかったのかと、自分にも腹が立った。

不破はその事を、知ってて・・・わざわざ、バレンタインに来たのかとさえ、思っていた。


( リックだったら絶対に・・・ティナの事を忘れないよな。)

その思いも手伝って、CMが開けるまで、そのまま目を瞑っていた。



________ 8:20pm


「 は~い。お待たせしました~。 」

光さんが話し始めると、拍手も鳴り止み、全員の視線がこちらに集まっている。


「 それでは、先ほどのお話の続き・・・ お願いできますか? 」


なんやったけ~ぇ・・・そうそう、贈ったものだよな~。との石橋さん達の会話を断ち切るように言った。


「 はい、もちろんです。 ・・・あれは、バレンタインの事なんですけど・・・」


ここまで言ったとたんに、静まり返っていた客席から、ぎゃぁ~!っと雄叫びが上がったので、おっ!と、己の人気に喜びを感じる。

しからば、もう少し・・・そう思って、客席を見回して、し~っと人差し指を口元に持って行き、ウインクしながら首を傾けた。



「 そう、忘れられない あげた物がありまして、それは・・・まぁ、いわゆる・・・

・・・お礼、ですね。 」


_______ 8:40pm



「 そう、忘れられない あげた物がありまして、それは・・・まぁ、いわゆる・・・
お礼、ですね。 ・・・ 
・・・仕事仲間への。・・・ですよ。 」



ちらっと最上さんの方を見ると、肩をすくめて、うふふっ。と微笑んでいた。



「 あの時、お礼として渡したプレゼントですけど・・・ バラの花です。

  オレンジのバラと、オニソガラムと云う白い花のアレンジメントです。 」



________ あの花束に込めた意味は・・・たくさんあった。

その前の会話の中に、意味を含めていたその事。
・・・ハグして、頬キス。その事に関しての、弁解と、実は本心。でも・・・先輩として、
後輩を見ていたいと云う意味も含めた事だった。


「 そうですね、サプライズで、あげました。
  ふふっ、撮影現場のセットの中に、置いておきました。 」


________ 不破に負けない・・・

花束を贈ろうと思い立ったのは、最上さんがお箸を落として取替えに席を立った時。

その後にくれた・・・ワインゼリーの、お返し。と称して、最上さんが楽屋を出た後に注文した物。


「 オレンジのバラは、信頼。と云う花言葉です。これからも、どうぞ宜しく。との意味であげました。 ・・・そう・・・ 」


口元に手を当てて振り返り、もう一度 最上さんを見て、いい?と、隠した口元で口パクで伝えた。
うふふっ。と微笑んだからには、いいのだろう・・・。

口元に置いた手を最上さんに向けて、彼女を指した。


「 ・・・そこにいる・・・女優の京子さんにです。
でも、深い意味はありません。同じ仕事仲間として、撮影時に渡したものですから。 」



________ あの時、はっきり彼女には言った事。

なぜなら、その前に彼女に言われた事が引っかかっていたから・・・
あの時最上さんは・・・

日本人は往々にして、そういう感情表現には慣れていない。人を見てリアクションして欲しいと・・・

だから、日本人相手なら、誰にだってする訳じゃない。って事。

・・・仕事仲間だけだって、言ったんだけど・・・

でもね・・・最上さん

その前の君が言った言葉には、嘘は付いていなかったよ。___________

“ 外国人相手なら・・・“

この君が言った言葉には、俺にとって深い意味があった。


君は、俺にとって・・・ 外国人の日本人なんだよね・・・

でも誰にでもする訳じゃない。に、仕事仲間だけ。と付け加えておいた、そう仕事仲間。

よき先輩として、これからも君に・・・


オレンジのバラ・・・ 信頼を持って欲しい事。

白いオニソガラム・・・ 潔白、その花言葉のままの、意味の無いキスだと言うこと。_____



「 共演してましたからね、あの時は。 」


「 やっぱ、花っていいものなのかなぁ・・・女性には 」


司会の石橋さんたちが促すので、花言葉を含めて贈られたらどうですか?とアドバイスをした。
それに・・・香りをプレゼントすると思えばいいんですよ。と、付け足す。


________ 花が生けてある部屋に仕事の後に帰った時・・・


甘いバラの香りで包んであげて、自分の事を思い出して、また・・・

電話してくれる事が、自分への何よりのプレゼントだから。



「 それでは、お時間がきたようです。敦賀さんありがとうございました~。」

「さようなら~~~」

カメラに向かって手を振りながら、ハイ、カット。の声を待っていた。




カットがかかって直ぐにマイクを外して、スタジオを出た。最上さんが、お疲れ様でした。と声をかける為にわざわざ走って追いかけて来てくれたけど、今は先輩としての愛情を・・・

彼女のこれからの未来の夢に・・・ Good Luck

俺に向けてくれる、信頼が今は一番、大事だよね。_________



でも、君がわかってくれた一つの事・・・


「 あの・・・バラに蕾の意味も、分かってますよ。 」

二つのバラの花に対して、一つの蕾の割合で生けてもらったアレンジメントの意味は・・・


“ 当分、秘密にしておこうね。”


あのキスは、当分、二人の秘密。

でも・・・ その当分。 

その当分って・・・ 意外にすぐ、二人の秘密にしなくてもいいような関係になれたらいいとの意味も含めて、もう一つ入っていた花の意味を・・・

心にほんの少し残ればいいのにと、心の隅で願った俺は、やっぱり・・・

悪い男なのかな ___________ . . .


もう一つの花、ブッドレア・・・ “ 恋の予感 ”




まっさらな心と言うものは、実は・・・一番複雑な気持ちなのかもしれない


何かの切欠で恋にも愛にも変化するけれど、それは心で感じる感情。伝えなかったら分からない。

白だったバラ・・・

まっさらな心・・・

その全ての俺を受け止めて欲しくて、掛けた魔法 ・ ・ ・




純潔・・・

・・・パールと同じ意味のそのバラに




_______ この甘い香りと共に、いつも君を包んでいたい俺の気持ちを解って欲しくて、綺麗に咲いた満開のバラ達を持

って・・・君を送りに車に向かった。


複雑な男の心を知って欲しいと、思っている。

大人になるに連れてきっと分かってゆくのだろうと思っているけれど、それは・・・

俺が教えてあげたい・・・かな・・



車の中で教えてくれた、その時にあげたバラに挨拶をしてくれる事。

毎日の君の生活の中に、俺を思い出してくれる事。

香りに包んであげなくても・・・

・・・思い出してくれる事が、嬉しくて・・・


_______ 敦賀さん ・・・



「 ん? なぁに・・・」



_______ 最上さん ・・・



「 はい・・・ なんでしょう・・・」




星が降ってきそうに、瞬き輝く・・・

・・・新月に程近い、暗い夜




・・・両手を包み合い、お互いに・・・


白い吐息を、ふーっと掛け合うと・・・


二人で見詰め合い・・・

・・・微笑み合い


その上に重ねた両手で、もっと・・・強く包んだら・・・

・・・二人は手を開く事無く

お互いに心で感じる・ ・ ・ ・




________ 今・・・何色・・・?




二人の心の中の傷を癒しあう為には、それぞれが・・・

自分で感じる・・・

・・・その手の中の、魔法の色


心で感じた今の色が・・・

・・・自分の、隠れた気持ちだと思えるから・・・


君の手の中の色も・・・

自分の手の中の色も・・・


・・・お互いに言い合わなくて

何も言わなくても、お互いが感じている・・・

二人のそれぞれの心の中に秘めたまま・・・の・・・心の中・・・



白の、純潔。まっさらだった子供の頃の思い出と共に・・・

時間が経った、この今は・・・


黄色の嫉妬に・・・

・・・ピンクの恋に・・・

赤の愛に・・・



それと、変わらないままの関係も。

キッチンに置かれたままの、オレンジの信頼に・・・



・・・君の心と俺の心の中に感じる・・・


二人で包んだ両手の中にはね・・・


・・・たった一つだけ確かなものがあるよ


何色でも構わない・・・


その一つは、この心に痛いほど感じている


苦しくて、息が出来ないほどに・・・

切なくて、息を忘れるほどに・・・

・・・傷ついたままだったお互いの愛情の心


そして今は・・・

愛しくて、想い煩うほどに・・・

恋しくて、求めて止まないほどに・・・

・・・心の中に涙が溢れ出して来るほどに、君が好き・・・この想いを止められない



たった一つの確かな・・・

二人の・・・始まり _____________




the DREAMs * tear magic ∞%
* CRYSTALLIZED ROSE *





花の意味はそれぞれ・・・

・・・君は、どういう風にとったのだろうか ・ ・ ・ ・


・・・・目を瞑ると思い出す。

目を開けて窓の外を見上げると、新月に近い今日の夜空に浮ぶ・・・たくさんの星の煌めき。
星の光に棘を思わせる・・・

・・・自分の心に存在していた、いろいろな想いが蘇る。

両手を包み合い、お互いに・・・

二人で見詰め合い、微笑み合い

その上に重ねた両手で、もっと・・・強く包んだら・・・

・・・二人は手を開く事無く

お互いに心で感じる・ ・ ・ ・




________ 今・・・何色・・・?




二人の心の中の傷を癒しあう為には、それぞれが・・・

自分で感じる・・・
・・・その手の中の、魔法の色

心で感じた今の色が・・・
・・・自分の、隠れた気持ちだと思えるから・・・


君の手の中の色も・・・

自分の手の中の色も・・・

二人のそれぞれの心の中に秘めたまま・・・



純真は・・・

・・・これから

真実に・・・

・・・気付く


変わらぬままで・・・

二人の心が・・・

・・・埋まると・・・望んで・・・


お互いがきっと・・・

知らないまま過ごしたあの日・・・

それぞれが意味を隠して・・・

・・・そっと、自分だけの秘密にしておいた・・・心の中



星が降ってきそうに、瞬き輝く新月に程近い、暗い夜



何も言わなくても、お互いが感じている・・・心の中・・・

・・・お互いの間に、傷の様に痛いほど感じる想い



苦しくて、息が出来ないほどに・・・

切なくて、息を忘れるほどに・・・


・・・そして

愛しくて、涙を吸い取ってもらいたいほどに・・・


・・・両手に包んだお互いの魔法・・・


__________ 今・・・ 何色なのかな・・・心の中は・・・



今日は・・・

特別なのかもしれない。


眼を細めると、空に見える星はもっと瞬いているようで・・・

眼を見開いて見詰めると、空に浮ぶ星がもっと輝いているようで・・・



・・・眼を瞑ると・・・


心の中に・・・瞬き輝いて、浮んでくる

たくさんの願い事を、叶えたいと思う事も・・・

・・・君とだからなのかもしれない



上を見詰めたまま考えている君の頭の中には、何が浮かんでいるのだろうか・・・?



星に願いを・・・

・・・言わなくても、君と心が通じてくれていたらと望んだ

同じ星に同じ願いを・・・

・・・それほど、心が通じ合っていたらいいと・・・心から希んでいる ____


その未来に・・・



_______ その未来が、いつか・・・



その将来に・・・


________ その将来が、いつか・・・



その今に・・・


_________ その今が・・・




見えない未来の時に・・・
想いを馳せて、心が望んでいる、いつなのか分からないその瞬間に 

見出す事が出来てくる将来の時に・・・
胸を焦がしながらも、思考が受け止めて、思い浮かび想像し出して

その将来の瞬間が来たら・・・その瞬間が今となって

・・・その全てが見える時

思い望んだ未来に、考え希んだ将来に、そして時が過ぎて・・・

その未来と将来は今になって、この今を生きる事に、希望と望みを託してどんなに夢にまで見た事か・・・

どんなにこの時が来る事を、願って・・・

眼を細めれば、もっと瞬いていて、見詰めれば、もっと輝いていて、

・・・その星に、どんなに願いを込めてきたのだろう 




蒼い空気に包まれて


君と


包み合う


ピンクの魔法・・・




ピンクに染まる心を感じ


君と


感じ合う


蒼い魔法・・・



__________ 二つの涙の魔法 ・・・


星の瞬くこの下で、涙が溢れて来るほどに
棘が刺り傷ついて、心が締め付けられるほどに

傷ついた心を癒してくれるのは・・・涙


_______ 蒼い魔法の、変わらぬ愛・・・


幼い頃から・・・

遠く離れた場所からも、二人が空を仰いで見るように・・・

光に透かして色が変わったらと教えた

同じ空を・・・

・・・二人が見ていた _________


未来と将来を、思い描きながら・・・その空の光に願いと想いを込めて


_______ ピンクの魔法の、恋の誓い・・・


今が来て・・・

手を伸ばせば温もりを感じあえるこの距離に、二人でお互いを見詰め合うように・・・

閉ざした心を開けて光が差し込む

同じ愁いを・・・

・・・二人の涙が癒してくれる _________


心の中に溢れる涙は、いつの日か


光に透かして色が変わるように、閉ざした心から溢れ出した光に透かしたら

柔らかい温かな温もりに包まれるように

嬉しくて楽しい・・・恋に・・・

苦しくて辛い・・・愛に・・・

嬉しいけれど苦しくて、楽しいけれど辛くて、切なくて愛しくて

一つの心を育む為には、こうしてたくさんの想いを超えなくてはならないと・・・


・・・涙が溢れそうになる心


二人の間の涙の魔法が、その涙に慰めと勇気を与え・・・

その未来に . . .

その将来に . . .

その今に . . .

希望と望みに色を変えてくれると、星・・・心の棘に・・・願う・・・



_______ どうか・・・この愛しくて溢れる涙を永遠に


苦しくても辛くても・・・その愛を変わらぬまま信じたいと願う 


何度も幾度とその度に、変わる色が違う様に・・・複雑な心・・・

でも複雑な幾通りにもある想いの基を辿れば、その涙は一つの理由


・・・ ただ、そこに・・・一つだけ ___________



君との約束・・・


信頼関係が築きつつある二人の間には、言い合わなくても分かる・・・心の中の約束で、
お互いの心の中に同じ様に決まり事として言わない事も、自分には幸せに感じる。


もっと君とね・・・

深い仲になる前に、触れていたい・・・

この安らぎの時を

君の毎日に自分を思い出してくれる事が嬉しくて、早く早く・・・親交を深めたい・・・
その気持ちもあるけれど、お互いの立場があるからこそ

_________  当分秘密に・・・しておこうね・・・

当分秘密・・・
その本当の秘密の意味は、自分の花に隠した気持ちだった

・・・恋の予感


二人の間に・・・

一つの恋が始まりつつある事を予感しているのは、この信頼関係からなのかな・・・


オレンジのバラってね

信頼の他に、“ 無邪気 ”と“ 絆 ”って言葉があるんだよ ________


無邪気なままの子供の頃の絆を・・・

アイツと同じ様に求め出したら、きっと今のこの信頼関係が壊れてしまう事が怖くて伝えられない。

・・・オレンジの・・・“ 陽気 ”な君も好きだから。


バラがまだ部屋にあると言って、微笑んでくれた君の“ 笑顔 ”が大好きだよ。

笑顔を作る、オレンジ色の意味って本当だね。


毎日のバラへの挨拶に・・・

笑顔を向けてくれているのだったら・・・

君を毎日笑顔にしてあげていられるのなら、俺を思い出して笑顔を作ってくれるのだったら、
アイツの事を考えないで俺を思い出してくれて微笑むのなら、


・・・いいなと思っている。


これからもね・・・

この信頼関係の中に、一つの恋が始まって、一つの恋を・・・

世間には・・・




蕾が開いて・・・


その意味が消えた様に思えた。

蕾と花の合わさった、秘密という意味は・・・
君が部屋に飾った時には、蕾ではなくなったって事だよな。

それじゃぁ、もう秘密にしなくてもいいのかな・・・その君の俺への想いも

俺からの、この想いも・・・

・・・二人の間に秘密はもう、要らない。


バレンタインデーが二人の恋の、誕生日。


今まで、二人の間で言い合わないでいたお互いの心の中の秘密。
その秘密にしておくと云う暗黙の了解の様だった約束は、いつの頃からか・・・

お互いが同じ想いを感じ合っていて、気づいていても言い合わなくても、この約束が

・・・違う意味の約束に変わっていた ____________





「 敦賀さん。行ってらっしゃい。 」


「 行ってきます。あぁ、キョーコも後でね。 」


「 うふふっ。はい・・・。」


そう言った君の頬にキスをして玄関を開けると、社さんが待っている。
それじゃぁ、今日のスケジュールな・・・そう話し始めた社さんは、相変わらず一年も経っているのに何も変わらない。マンションのエレベーターの中で、今日のスケジュールを言い尽くした。

今日は、ホワイトデー。

そんな事もあってか、トーク番組が重なっていた。


「 いいか、蓮。トークの時は、バレンタインデーのもろもろ。お礼を言っておけよ。」

「 はい、分かってます・・・」


それでだな・・・。そう言った社さんが後に続けた言葉には、ほとんど耳を傾けていなかった。
今日が待ち遠しくて待ち遠しくて、何度と子供の様に毎日、日にちを数えた事か。


「 バレンタインデーのお礼をきちんと、必ず、心を込めてテレビで言っておくように。」


そこまでクドクド言われても・・・大丈夫、もう分かりましたから・・・と、思わず笑顔になってしまう。

_______ そう、今日は・・・


彼女には、特別にお礼をしたくて・・・

実は、ゴールデンタイムに生出演する番組がある。



・・・・・



そんな午後の大御所・某(ぼう)の部屋。ボウはボウでも、某であって坊ではない。

あの、ニワトリの坊がキョーコだったのは・・・
・・・秘密。なんて、隠しておいても、一緒に住み始めたら直ぐに判ってしまった。


「 まぁ~敦賀さん。今日は一段とお綺麗でいらして~。あら~、すみません。男の方に綺麗だなんて言ったら、失礼かしら? それはそうと、バレンタインにはたくさんの方から、頂いた物もおありかと・・・あら、まぁそう、そうに決まってますわねぇ・・・」


どうでもいいけど、一人でよ~く喋べりまくる大御所・某さん。

でも、そんな事は全く気に成らないほど、今日は心もウキウキ。早く早く~!と時間の過ぎるのが遅く感じるほどだった。


「 はい、そうですね。たくさんの方から頂き物や、ファンレターなど。大変感謝しております。これからも、応援を・・・どうぞ、宜しくお願いします。 」


ちらっと壁際の社さんを見れば、親指を立てて微笑んでくれている。よし、大丈夫。と一安心。無難な答えに、これからも・・・と付け足したのが、事務所的にOKらしい。


______ るるるっ、るるるる~るる・・・わ~わ~わ~~~・・・・

「 それでは、また明日。 今日は敦賀蓮さんでした。 」


流れる曲と共に、バイバイすれば、ハイカット―。・・・その声と同時に、

蓮。次、急いで。と社さんに急かされる。某さんにお辞儀をすれば、わたくし、ヨン様とかお綺麗な貴方のような方、大好きなんですのよ~。と言われましても・・・貴方は多分、80ぐらい・・・観客席に一応手を振って、某さんにも、ありがとうございます。と、そそくさと お辞儀してスタジオを後にした。





「 蓮、早く・・・時間、間に合わなかったら・・・」


「 はい。すみません。急ぎましょう。 あぁ、でも運転は速度、守りますよ。 」



もし間に合わなかったら、次はいつになるか分からない・・・
でも、ここで事故ったり警察に捕まったりしたら元も子も無いので、それだけはシッカリしようと肝に命じる。



そして、着いた先に・・・



「 キョーコ、ごめん。・・・I ‘m sorry・・・お待たせ。」

・・・パスポート、持ってきた? ____________________




・・・・・




カモミールティのあの日から一年が経とうとした、俺の誕生日・・・

ずっと実は手が出せないでいた俺って、やっぱり恋愛オンチ&へタレだったかも知れない・・・

何度もご飯を作りに来てくれて、何回も心を許し合って、幾夜も一緒に居たのに
二回目以上のキスもしてたのに・・・

・・・一年後の誕生日に君の方から、どうぞ。と言われて。

でもさ・・・

君だって、清らガール、清キョーって言ったじゃないか。生涯、純潔を守り抜くって。

君に触れる事が許される、その瞬間に・・・ドロドロとした汚い感情でいたくない
_____ 何より、自分のそんなエゴイズムで君を混乱させるのは、あまりに可哀そうで・・・

そう思っていたのに・・・

まぁ、すでにドロドロした感情ではなかったけどね。あの時は。


それに、貴島が確か言ってたな。・・・誰にそんな誓いたてたの?って。
それもまぁ、二度目は無いよ。とは、俺との間の約束だったから俺だったらいいのか・・・。


不破の花束・・・ 愛していると、愛の絆と、懺悔と、だから初めての相手に。

悪いけど俺が同じ様に思っていた事。全部貰っちゃったんだよね。・・・不破。



その数日後のバレンタインデー

いつの頃からか、お互いの約束の意味が違ってきていた・・・この一年の間。

いつの間にか変わっていた、その約束とは・・・

・・・二人の間にはもう決まっていた事 _______________




バレンタインデー xxxx

その日に・・・婚約した。



君が入れてくれた、カモミールティの・・・カミツレの花言葉。

“ 親交を深めたい ” 

そのまま、親交を深めて・・・


_______ “ 外国人相手なら・・・“

この君が言った言葉には、俺にとって深い意味があった。
君は、俺にとって・・・ 外国人の日本人なんだとは、この一年の間に先に君が気づいた事。

なんで気づいたのかは、秘密。と言う・・・

でもいいです。それで・・・

君がずっと、その手の中に持っていてくれた蒼い魔法の変わらぬ愛と、両手を握って掛けたピンクの魔法の恋の誓い。ずっとこれからも、その魔法を信頼して・・・

君が信じ続けてくれる様に・・・その魔法に信頼を持っていたら、信じるものは気が付いた。

・・・蒼い魔法を掛けた妖精と、ピンクの魔法を掛けた自分が同じ人だと云う答えに。


それは、外国人相手。と言った俺の言葉からだったのかも知れない。

頭と勘のいいこの子には、うぅん?とちょっと捻ったら、答えに辿り着いたのかもしれない。

でも・・・今はまだ、秘密にしたい。

君に自分が込めた意味の、2つの咲いたバラに1つの蕾の・・・


・・・当分、秘密にしたい事はね・・・


久遠ヒズリです。って事を、まだ、まだ、世間には・・・当分秘密にして下さいね。

二人の間の約束・・・




・・・・・



「 キョーコ、ごめん。・・・I ‘m sorry・・・お待たせ。」

某トークの後・・・スタジオから程近い、赤坂の・・・アメリカ大使館。
予約制なので時間に遅れるわけに行かなかった。社長とキョーコ二人がもう待っていた。

「 パスポート、持ってきた?」

ゲートで身分照明を確認されて、二人で手を繋ぎ、社長と共に中に入って行った・・・



マリッジライセンスの申請を終えると、その中で裁判官に誓いの言葉を言い渡される。
二人のウィットネスが必要で、その誓いの言葉の証人には社長とアメリカ大使に頼んだ。

「 では、どうぞ・・・」

自分が先にサインをしてペンを渡すと、その万年筆でサインをした君の名前。
自分の本名と君の本名。・・・Kyoko Hizuri いいんじゃない?カタカナの名前だしね。

「 日本語で書いたら、全部、カタカナだね。キョーコ・ヒズリさん。 」

微笑みながらそう言って紙を見ていたらインクの上に、ぽたっと落ちた君の涙・・・


「 悲しいの・・・? それとも、嬉しいの・・・? 」


返事の無いままの君を胸に抱きしめて、頭を撫でてあげると思い返される・・・蒼い石を唇に付けたまま考えていた車の中で考え事をしていて、蒼い桔梗の花と同じ色だって言った時。

今は・・・

君が涙を流しても、この胸の中で自分の心で・・・全部、全部、吸い取ってあげる。

もうね、ずっとずっと前に言ったよ。この腕の中で君を抱いて・・・

“ コーンは、羽だって生えている。ちゃんと大人になって、空だって飛んでいる。”

これからは・・・

君が俺を闇から出してくれたお守りになってくれた様に、俺が君を守ってあげるから。



社長と大使がサインをしてくれている間、ずっと泣いていた君の涙を胸に感じていた。
温かい・・と思った。温かいと思った事は何度あった事だろう。






二人の間の約束・・・

君の前でだけは、本当の自分で居られる日が・・・

・・・そう、今夜からは・・・君の夫。



_______ バレンタインデー xxxx


“ 親交を深めたい ” その言葉のまま、親交を深めて・・・

バレンタインデー に、“ こんやく ” も、 “ やくそく ”も・・・

そして・・・


“ しんらい ”も・・・


これからは、夫婦としての信頼関係を深めて. . . ______________


______ キョーコの秘密・・・


秘密。なんて言ってたけれど、うぅん?と、こちらもちょっと頭を捻ったら、ナニガナシカに実はすでに・・・思い当たっていた。


二人で見ていた“ 食いしん坊、バンザイ ”・・・


ボウはボウでも、こちらのボウは、ニワトリの坊くんの名前・・・と・・・?

な~んで嫌いなものを坊が調理して分からなくするって趣旨を考えたら、なぁ~る。と一人で頷いた。


“ くいしんぼう バンザイ ”

“ 食いしん坊 バンザイ ”

“ 食い… 辛抱 バンザイ ”


( なるほろな~・・・。我慢して食べろって事か~。)

と、なにがしかの答えに行き着いた時、坊君がナニガシカほくそえんでいる様に見えたのにも、着ぐるみなのに・・・と思ったら、ふっと思い返した・・・


・・・嘉月の演技で悩んでいた時、ニワトリの坊君と話していた事。_________


あまりに自分が恥ずかしかった、恋を今まで経験した事が無い。と話していた時の事。

( 最上さん・・・いや、今日からは妻のキョーコだけど・・・)


「ふふっ」


俺の妻。なんていい響き~。と思ったら頬が緩んでしまう・・・とは、置いといて・・・
彼女に恋をしていたと坊君… いや本人に言われた時、バンザイしていた坊の姿を思い返していた。


( あぁ~なるほど。Victory のV で、バンザイだ・・・)

“ 食い… 辛抱…バンザイ ”

辛抱して食べたら、バンザイ・・・ いわゆる、我慢して何事も克服したら、その先に・・・


・・・勝利 VICTORY が訪れる。


そんな番組の企画名趣旨を考えながら、テレビをガン見していたけれど、自分のCMに成って
恋をした事が無い。も思い出していて、坊が彼女だったらどうしようとか・・・もう恥ずかしさ山盛りで、気分は・・・テンテコ舞い。ってやつだったので消したテレビ。


_______ あの自分のCM撮影の時・・・


彼女の声が聴きたいと思っていた。

貴島に送られてきたデコメの…大好きは、鯛焼きに対してで貴島にではないと・・・

・・・はっきり、君の声で聞きたいと思っていた。



_______ その時に見上げた夜空・・・


星も瞬く明るい街の中。でもね・・・

雲ひとつ無い空で、雲行きが怪しい ________  とは・・・


貴島に大好きと送った君が、不破と一緒の車に居たのを目撃して、その夜に釈明の留守電を俺にかけた。

聞いた声・・・君の声が聞きたいと思っていたのに・・・

・・・君からの、I ‘m sorry だった。



あのテレビ局。タレントクロークに張り出されている楽屋表。

・・・やっぱ気まぐれロック。

“ 京子様 ” その名前を見つけた時には、怒りで横目で通り過ぎたけれど、信頼していたから聞いた、君からのI ‘m sorry ・・・

次の日に俺と一緒の部屋に帰ってくるまで、一人で考えていたけれど
何処にも ぶつける先の無い 込み上げる感情に・・・実は忘れていた事だった。

我慢をして自分を押さえ込んだあの時。

我慢をすれば、いつか・・・勝利 VICTORY が待っていた。


不破にも貴島にも誰にも負けない、自分の揺ぎ無い自信は君との繋がり。
両手を包んで勇気をくれた君に、もらった勇気を出して・・・こうして勝利が訪れた。


_____ 大好きな君が、傍に居て・・・

繋いだ手の中にあるのは、一つの愛


このお互いの手の中にある愛の色は・・・

・・・何色にも変化する。_______


これからの、未来を二人で築いて行くと・・・


時には、情熱的な深紅(クリムゾン)に

時には、冴え渡る澄青(クリアブルー)に

時には、美しいとは言い難い色に・・・


誰にも気づかれないままひっそりと、姿を変えているその蝶は・・・


この腕の中で君を抱いて言った・・・

“ コーンは、羽だって生えている。ちゃんと大人になって、空だって飛んでいる。”

姿を変えて生きる俺を受け止めて、羽を目撃した。

芸能界(御伽の国)で自由に飛ぶ、役者の俺・・・ “ 妖精 ”と名を変えて・・・


時には、役者の敦賀蓮で

時には、妖精のコーンで

時には、本来の自分の久遠ヒズリで


二人の手の中にある、一つの愛は・・・こうして色を変え続けて、きっと

・・・クリスタルのように硬い絆に

夫婦としての、信頼関係を深めて・・・


_______ この心の中の空には、雲ひとつ無い・・・

その空に飛び立つ、勇気を・・・二人で手を取り合って、この二人の手の中に感じる・・・


・・・一つだけの愛 _____








__________ 6:35pm



「 おはようございます。よろしくお願いします・・・敦賀蓮です。 」

ゴールデンタイムの今日の生放送の会場・控え室に着いた。

鏡をちょっと覗いたら、6:55pmからの放送だったので、すぐに時間は来た。



「 さぁ、キョーコ。いい? 行くよ・・・」



手を繋いだまま、ふぅーっと二人で息を大きく吐き、微笑みあったらドアを一緒に開けて・・・
眩いフラッシュがたくさん俺たちに向けられて・・・


・・・敦賀蓮・京子電撃入籍の生放送会見の会場に入った。




・・・・・



______ 6:35pmから始まった、この物語・・・

この後は、どうぞ貴方の・・・想像にお任せいたします _________








*HAPPY PRESENTs* dream by WHITE NIGHT tear magic... by DREAMs

...Fin
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HOPE and DESIRE * NOVEL CONTENs
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mimi's world from Ren Tsuruga and Chuehonn Hizuri
Love Letter from RT and CH

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